守護者
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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現在のハードボイルドシーンでは、西のマイクル・コナリー:ボッシュシリーズ、東のグレッグ・ルッカ:アティカス・コディアックシリーズが双璧だ、とボッシュシリーズの訳者あとがきで両方の翻訳家古沢嘉通氏が書いていたので、ボッシュシリーズに匹敵するハードボイルドにありつけると喜び勇んで「守護者」からはじめ、「奪回者」「暗殺者」と読みすすめました・・・がしかし、残念ながら古沢氏の推薦だと言っても正直ボッシュシリーズと比較するのは、いろんな意味でまずいと思います。ボッシュシリーズのレビューを見て頂ければそれは直ぐに分かります。 比較はこれくらいにして、内容についてコメントを・・・ まずアティカス・コーディアック三部作は、ボディガードという職業が新鮮だったので、結構楽しめます。また、大きい話の構成も(ボディガードという職種の新鮮さからだと思うが)魅力は十分あると思います。ただ、残念なことに、ポカが多い。折角話の展開が面白くなってきたな〜と思ったら、登場人物の誰かがリアリティがない行動を取る、もしくはそのシーンを挿入しても、箸休めとして後の展開に役立つのか???と?が発してしまうことが何度もありました。ここら辺りがまだ小説としての若さか?と見逃しつつクライマックスを期待して何とか読み進めるのだが、、、残念!クライマックスがクライマックスにならないまま、、、 | ||||
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初めてボディーガードが主人公の小説を読みましたが、依頼人を警護していく中での心の揺れ動き方、そしてその方法や警察、FBIとの力関係、近接格闘の表現力など、どれも詳しく書かれており引き込まれるように読むことができました。 また、妊娠中絶という答えのない問題をとてもうまく男女の関係や様々な人物に語らせていて、アメリカの実情とともに考えさせられました。個性的なキャラクターの数々もこの小説のストーリーを盛り上げています。 悲しいラストですが、これを主人公アティカス・コディアックたちがどう受け止め成長していくのか、次回作を読まずにはいられないと思います。 | ||||
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本書は、グレッグ・ルッカが26才で書き上げ、’96年に発表されたデビュー長編であると共に、番外編を含めて7作続き、“世界最強のハードボイルド”という惹句が付けられた、プロのボディーガード(パーソナル・セキュリティ・エージェント)、<アティカス・コディアック>シリーズの第1弾である。’97年度、PWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)が主催するシェイマス賞の最優秀新人賞にノミネートされた。 評論家の北上次郎はかつて現在刊行中の翻訳ミステリーものの中で、マイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>シリーズを東の横綱、本シリーズを西の横綱という番付をしている。<ハリー・ボッシュ>シリーズの長編全部と本シリーズの4作目までの訳出が古沢嘉通であるところは興味深い。 本書で初登場する‘わたし’ことコディアックは28才。183センチ、86キロ。淡い茶色の瞳で眼鏡をかけ、左耳にふたつのフープピアスをはめている。陸軍の要人保護訓練を終了し、陸軍憲兵隊犯罪捜査部に勤務、除隊して3年になり、ニューヨークで個人を保護するフリーランスのプロのボディーガードである。 ストーリーは、恋人の中絶手術に付き添った‘わたし’が中絶反対派の過激派グループから脅迫状を受けているクリニックの女性院長に、自分と16才の娘を守って欲しいと依頼されるところから始まる。間近に迫った中絶合法化賛成派と反対派双方が集う「共通基盤作成会議」に向けて、‘わたし’は3人の仲間を集めて24時間体制の警護をおこなう。しかし、警護12日目の朝、院長の自宅で娘が外部から何者かに狙撃され懸命の蘇生措置にもかかわらず命を落とす。中絶反対派の過激派グループの仕業か・・・。 執拗な脅迫はなおも続き、「会議」当日。今度は過激派の手による爆弾騒ぎが起こる。やがて暴力の矛先は院長のみならず‘わたし’にも向けられる。 とにかく、いつ、何が起こるかわからない緊迫のシーンの連続に読者は目が離せない。そして事件の実行犯が判明したラスト、複数の命を失う悲惨なやるせない結果に‘わたし’は打ちのめされる。 プロ魂に燃え、タフに着実に警護の腕を振るいながらも、意外に繊細でナイーヴな一面を持つ、等身大の青年ヒーローの登場である。 | ||||
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本書がアスィテカス・コディアック・シリーズの第一作というのは読み終わるまで知りませんでした。私が本書に関心を持ったのは背景としてアメリカの妊娠中絶反対派の過激な活動を扱っていたからでした。聖書の世界を現実のこととして受け止めているキリスト教原理主義者の過激な言動は、日本にまで届いてくるほどです。彼らはダーウィンの進化論を否定し、遺伝子の研究者に嫌がらせをするという話を以前リチャード・ドーキンスの著書で読みました。大多数の日本人には到底理解できない彼らの精神構造がどのようなものか?フィクションとして表現されていますが、当たらずとも遠からずいったところなのでしょう。 今回登場する団体は特定のクリニックに集団で押し寄せプラカードや赤いペンキの入った赤ん坊の人形を受診者に投げつける、嫌がらせ。絶え間なく送りつけられる、見るに耐えない内容の脅迫。日本でやれば犯罪的なこれらの行為がアメリカでは認められているというのが驚きです。しかし直接行動に出る彼らを扇動し、罪の意識を希薄にさせ、自らが有名になろうとする団体のリーダーは、吐き気のするくらいよく描けていました。 しかし、作者はこれらの団体の問題を描きながら、最終的には個人の逸脱行動に落とし込んだのは、やはり作者も彼らから嫌がらせを受けるのが嫌だったんだろうな、と感じました。丁寧にも本編の前に、「実際の反妊娠中絶合法化グループを描写する意図のものではなく…それは純粋に偶然の所産である。」記していることでもよく理解できます。 | ||||
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