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人間の証明
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人間の証明の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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母親の子供に対する情愛を描いた作品。おもろいんだがちょっと時代背景が古すぎたかな( ノД`)…今度は森村誠一の最近の作品を読んで判断したいと思います( ̄▽ ̄;) | ||||
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何も言うことのない名作です。この文庫本の新装版では、横溝正史が解説を書かれており、それだけでも買う価値があるというもの。 | ||||
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泣けるかどうかは別として、あっという間に読める作品でした。 さすがに最後の頁には... 読んで損はない小説かなぁと思います。 面白かった。 | ||||
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ミステリー部分はたいへん面白いです。 いろんな「小物」が効果的に使われたり、いろんな角度から解決の糸口をつかんだり、最後まで飽きさせません。 そして西条八十の詩もジョニー・ヘイワードの哀しさも胸にじわりと迫ります。 なのでミステリー部分に☆3つ。 しかしその部分が静かに展開するのに対して、作品中にしつこく出てくる男の欲望臭がすごくて閉口しました。 私はこの作品が書かれた頃に生まれていますが…ちょっと理解しづらいものがありました。 刑事と被害者以外の男はほとんどが、女とみれば「犯す」「貪る」「処女か?」 夫婦間でも夫は妻にギラギラとした欲望をみなぎらせていますし、途中出てくる行方不明になった妻を心配する旦那も妻について思い浮かべるほとんどが肉体のことばかりで…妻の人間性とかについて描写は?と思うことが多々ありました。 あと結婚の決まった女友達に「エリートに嫁ぐなんてレッテルに惑わされた身売り、売春と同じだ」「一度や二度許したってどうってことねえだろう」と言う男とか。 ミステリーに淫靡さはあっていいと思いますが、これほどまでモロに来ると生臭さに「もういいよ」という気になります。 実際の男性もそう思ってるのかもしれないけれど、こんなの平気で書いているのが名作なのかなあと思いました。 「そういう時代だ」という人もいるでしょうが、同時代でもこんな風じゃない文学はいっぱいあります。 そういえば中学生の時「人間の証明」を図書館で借りようとして、パラパラと読んで「なにこれ男の人汚い」と思って棚に戻した記憶がありました。 読み終えてからそのことを思い出しました。 | ||||
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なんか微妙だった。他のレビューにあるような心情には全く理解が持てなかった。ミステリーとしてはとても面白いです。群像劇で主人公が何人もいて、話がサクサク展開します。調べると1976年の作品らしいです。もしこれから読む方がいたら、これは昭和の作品って意識を持った方がいいです。星4つ。 | ||||
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キンドル入手して2冊目、 最初、「人間の条件」のつもりで読んでいましたが、途中でそれでないことに気がつきました。 私は81歳、2ヶ月かかって読み終わりました。理解力が劣っているので登場人物の人間関係に混乱していました。 推理小説は滅多に読みませんが、これを読むうちに文中に引き入れられました。 このストーリーにこれだけもの人物が要るかな? なんて生意気なことを考えています。 | ||||
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黒人刺殺事件と失踪事件が直接繋がるわけではなかったり、 終盤の展開はいくらなんでもやりすぎだろうと不満がないわけではないが、 そういった点を吹き飛ばすほどの人間ドラマはまさに圧巻的 瀕死の重傷を負いながらもホテルの屋上を目指した男の理由、そしてラストの犯人とのやりとりは 心に迫ってくるものがあった ただああいう展開にしたかったのなら、二人目の殺人はいらなかった気がしないでもない まあ、それでもこの作品は社会派ミステリを代表するレベルといってもおかしくはない一冊だろう | ||||
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昭和52年、東京の高層ビルの展望レストランで一人の黒人ジョニー・ヘイワードが殺された。彼が残した言葉「ストウハ」と「キスミー」。そこから棟居刑事は西條八十の詩になぞらえた悲劇的な事件を紐解いていく。 ジョー山中が亡くなったのをきっかけに読了。 このストーリーの登場人物は追われるものも追うものも、誰もが家族や昭和という時代の被害者だ。 そういうものに対する憎悪やそれでも家族や人間を信じたいという葛藤の中でそれぞれの登場人物が動いていく。 いくつかの事件が並行して進んでいき、それはそれで面白いが、全ては棟居刑事が容疑者八杉恭子の人間性に賭けるというラストの為の壮大な布石の様に思えた。 棟居刑事のあの有名な「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね...」の詩の朗読。それに応えて落ちる八杉が語る真相。ジョニーが刺された場所から高層ホテルまで向かった本当の理由...。このラストシーンをipodで購入した「人間の証明のテーマ」を聞きながら読んだ私は、職場の休憩時間なのに号泣した。。。 人の醜さ、憎悪、そしてその中に隠れながらも小さく光っている愛、人を信じる心を描いた昭和の最高傑作。 映画も原作も文句なく素晴らしい。 | ||||
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森村誠一さんの他の本は読んだことは無くどうも堅いイメージが あり気後れしていたのですが、この本は読んで良かった…! 読者を飽きさせないストーリーの構成力、意外?にも富んだ美しい情景描写、 そして何よりこの作品に対しての作者の並々ならぬ情熱を感じます。 タイトル通りの「人としてなんたるか」の作者の筋の通ったまっすぐな思いに読後、爽快感さえ感じました。いいお話でした。 私は子供の頃この映画のCMをいやというほど見た世代ですが、 同じ世代で未読の方にぜひ読んで欲しいです。 | ||||
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すべては自分本位、そして欲によって起こされること… ちなみにこの事件の一部に関しては 棟居警部にも関連があります。 ただし、よく読んでいないとその驚くべく事実は 逃してしまうので、お気をつけて。 すべては一人の自己保身から始まったのです。 それがなければ、すべての事件も起こらなかったのです。 そしていたずらに人も殺されることもなかったのです。 ですが、事件は起こってしまいました。 そこには多くの涙も流されました… 特にある人の死の真相は あまりに読む人に重い影を落とすでしょう。 もしもその人に優しささえあれば、 その栄誉に寄りかかることを拒否をする意思があれば… でも残念なことに人弱いもの。 楽なほうへと流れてしまうものです。 ただし、この作品の結末は あまりにも強すぎましたね。 最後の数行のそれと相成って。 暗いお話です。 人の醜さを否が応でも 見せ付けられるので読む際には覚悟の程を。 | ||||
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酷かもしれませんが、成功した恵めれた方の作品なので、思いきった感想を書かせていただきます。親子の愛について、大変なスケールで書かれた作品なのは、分かりますが、どうゆうわけだか、私は感動できませんでした。理由は至極簡単です。リアリテイーが乏しいのと、人物の描き方ー平たく言うと、松本清張氏のようなデツサン力がないので、心に伝わってこないのです。 | ||||
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文学と映像の融和への挑戦。今では当たり前だが当時は斬新であった。当時の角川氏が、いかに先見の明があったかを端的に示すあとがきに感激した。大衆を仕掛けに嵌める男の力技、色気、閃きというものはこういうものなのだ。日本がバブルに突入しようとしていた輝いていた時代の話。帽子、熊、詩集、と謎解きのアイテム、点と点が線につながり、事件解決に導かれる。印象的な帽子の形をしたホテルとは、かつてのホテルニュージャパンを想定していたのだろう。今はもうない。今、その面影を求めるのであればニューオータニだろう。裏の紀尾井ホール側に小さな公園があるのを思い出し、イメージに近いなと想像した。当時、大人はまだ戦争の記憶を引きずっていた。戦争の苦しみを忘れるために、経済成長の延長線上に幸福があると信じていた。そういう時代はもう終わった。最後、各々の登場人物は、過去を思い出しながら人としての良心を取り戻す。殺される2人の外国人。一人は母親に殺され、もう一人はニューヨークで理不尽に殺される。ただ、2人が人生の幕引きを自分で悟りながら相手を恨むでもなく死んでいく描写に、この小説の斬新さがあったのだろう。この時代の人たちは自分の気持ちに素直だ。シラを切ってもウソはつかない。インターネットの情報の薄さに慣れきった今の若い人にこそ読んでもらいたい。文化を切り開く人間の想いと情熱。多くの人に愛された小説は、軽快な中にも骨太の精神が宿っている。文化は作り手のみならず、読み手も一緒に育てていくものだ。今でも充分に耐えうる読んで楽しい一流のエンターテイメントである。 | ||||
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ストーリー展開に引き込まれました。 人と人のつながりを考えさせられ、切なさも残るストーリーでしたが良かったです。 これをきっかけに森村作品をいくつかまとめ買いしてしまいました。 | ||||
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母子の愛情、人の欲望、主人公の過去等、見どころはたくさんあります 最後にそれらがパズルのピースがはまるように話が繋がっていく様はすばらしいの一言です。 ストーリーは基本的に静かに進んでいくのでしんみりと読みたい方にオススメです。 | ||||
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つくづく森村誠一は松本清張に焦がれていたと確認が、この作品では強く感じる(以下ネタバレに近い記述あり) 秀逸なのは誰しも心に抱く普遍的な母親への恋慕を西条八十の詩によって柱に据えた事だ。むしろオリジナリティとしての評価はここの留まるのかもしれない。 しかし幾度も重ねて読み込む作品ではない事は痛感させられる。なぜならジョニーヘイワードが行き先として告げる『霧積=キスミー』は作品中ではそこが象徴された母との濃い記憶の場所であるとの記述が少ない。そのために、彼がまた母とともに思い出の霧積に行くのが希望であったかは全く触れられていない。 ここで連想するのは松本清張『砂の器』でのカメダ=亀嵩のミスリードである。そのままこれはキスミー=霧積につながるし、米兵に陵辱され死に至った棟居刑事の父親のくだりは穿った見方をすると、これまた清張の『黒地の絵』あたりを想起させる。 この作品の魅力は他に、複数の人間が織りなす交錯劇であるが、ここはむしろ母親への恋慕に一直線に進むことを潔しとしなかった作者の工夫であり、それは功を奏し作品に深みをとリズムを与えている。また私個人としてはラストの犯人断定のプロセスの議論は、あっていいと思うし、ミステリー仕立てに留まることでこの作品の個性にも寄与していると思う。 この作品で感じるのは著者のまだ租借仕切れていない松本清張への想いと書くのは飛躍だろうか。 | ||||
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30年前の名作という事でレビューの評価は高かったですが、 ハッキリ言っておもしろくありませんでした。 親子愛で泣けるとのレビューが多いですが、 全く感情が揺らぐ事がありませんでした。 謎解きのストーリーとしてもテンポが悪く、 この本の良さが理解できませんでした。 | ||||
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30年前の名作という事でレビューの評価は高かったですが、 ハッキリ言っておもしろくありませんでした。 親子愛で泣けるとのレビューが多いですが、 全く感情が揺らぐ事がありませんでした。 謎解きのストーリーとしてもテンポが悪く、 この本の良さが理解できませんでした。 | ||||
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角川文庫というひとつのブランドが昔あり、読んだ。こどもにとっては非常に分厚い内容であったが、沖縄問題からニューヨークと場面展開が広がり、かなりかっこいい小説であった。推理小説のような展開もまたよし。その後、映画を見る。なかなかよくできている。 小説としての完成度の高さがあり、想像や跳びこまれた運転手の言い草など、映画では表せない細かい描写がある。映画の原作本をよく事が多くなったが、いかに映画は時間の制約があるため止むをえないが、端折ってストーリーを展開させるという感じが否めない。小説の手法、読み方もなんとなくこの本から学んだように思う。子供は童話や漫画から影響を受け、おとぎ話で話が展開することを楽しんでいたが、初めて現実の社会は面白いと感じさせてくれた。 | ||||
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1970年代の小説なので、いろいろ今とは違う。けれどこの時代の小説やサスペンスって本当にレベルが高かったのでは?と思わせる作品。 まだ戦争や貧困の記憶がいろいろな人に残っている時代だからだろうか。 意味の解らないものではなく、情緒も心の深淵もつたわるが、それを比較的ドライな筆調で進めていくのが、森村誠一のいいところだと思う。 今まで読んできた小説の多くが、くどいけれど、伝わってくるものは少ない作品が多かったことに気づかされた。 テーマも良い。素晴らしい作品だった。 | ||||
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この本を読むのに遅すぎることはありません。むしろ年を取ってから読むことをおすすめします。なんの情報も入れなく読むのがいいですね。読む前には、よくあるお涙頂戴モノだろうと思ってましたが、違いました。いや泣きますが、これはそんな読者を見下した小説じゃありません。感動させようとして書いたのでは感動しません。一つ一つの言葉が良心をついてくる作品です。いい本とは読み終わったあとに良心が癒されるものだと思います。※著者があとがきで同時テロのことに言及していたので調べてみたら、まだご存命なんですね。(2010年5月30日現在) | ||||
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