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喜劇悲奇劇



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喜劇悲奇劇の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

ちょっとやり過ぎ?

『しあわせの書』、『生者と死者』でそれぞれ小説の形態を使って離れ業を演じた泡坂妻夫が今回選んだのが回文。それも章題が全て回文、登場人物、ことさら被害者の名前が全て回文。
序章と終章の題がそれぞれの逆さ言葉になっており、おまけに物語の最初と最後の1行も回文という徹底振りだがやはりこういう遊びに凝ると物語の結構が疎かになってしまうのは無理もないのか。ちょっと残念。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

回文ミステリ

奇術師の集まる客船ウコン号で起こる奇妙な連続殺人事件。
著者自身が奇術師なのもあり、奇術の情景が良く描かれたミステリです。
また、言葉遊びを用いて回文を散りばめているのが面白いです。
これは、とても泡坂作品らしい作品だと感じました。

背景はちょっと重めな話を扱ってたのですが、
呑んだくれのダメ奇術師と若くて美人の弟子のコンビや
回文遊びなどが相まってユーモアな作品に仕上がっていると思います。

見出しを簡単に抜き出すだけでも
期待を抱き、危険劇、どこまで真(まこと)
と言った具合に回文尽くしです。

奇術と回文を巧く用いた作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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