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高山殺人行1/2の女



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高山殺人行1/2の女の評価: 4.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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No.1:
(4pt)

旅先、出張先で缶ビール片手にどうぞ

先に読んだデミルの『ゴールド・コースト』が芳醇なワインなら、こちらはスーパーで売られている1缶100円前後の缶チューハイといった所。誰でも気軽に飲める分、味に深みがない。

ストーリーは不倫相手が嫁さんを殺し、そのアリバイ作りのために愛人である主人公が東京から飛騨高山の別荘まで嫁さんになりすまして周囲の人々に印象付けながらアリバイ工作を助けるといったもので、その道中に島田氏ならではの幻想味が適度に調合されている。
しかし、構成が単純なため、真相は簡単に解った。

ただ、謎のオートバイ乗りは、ただ道中で知り合ったからって―しかも、主人公に案外痛い目に遭わされている―、命を助けるまでの事をするかなぁ?それも他人様の別荘の窓を壊すほど。ここら辺がやはり出張中のサラリーマンが車中で読み終わる程度のライトさを意識しているのだろうな。
すなわち缶ビール(もしくは缶チューハイ)・ミステリである。まあ、たまにはこういうのもいいか。

Tetchy
WHOKS60S

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