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(短編集)

独白するユニバーサル横メルカトル



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独白するユニバーサル横メルカトルの評価: 6.18/10点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.18pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

長年の積読本であったが、このミス30周年 キング・オブ・キングス第10位にランクされたんで、重い腰を上げて読んで見る事に。予想通りのグロさと、ミステリーとは分類しないで欲しい内容に当初は苦しんだ。しかし読了後感じたのは、各篇とも皮肉なオチが多いのに、単純にハッピーエンドともバッドエンドとも言えない所は凄いな、と言う事。不快なだけでは終わらないが、救いがある訳でも無い。恐らくグロや鬼畜系の皮を剥ぐと、割とストレートで単純なプロットなので、それが読み易くて受け入れ易い理由かな、と思う。その装飾と文章が天才的。

なおひろ
R1UV05YV
No.4:
(7pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

どれも味のある平山ワールド満載のSFやホラーを収録した短編集!お気に入りは「Ωの聖餐」、「オペラントの肖像」、「卵男」。

ジャム
RXFFIEA1
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

この本のすべての話がどれも異形であり圧倒された。中でもオペラントの肖像は格別によかった。
表題作もネタは良かったけどミステリではなかったので、なぜ日本推理作家協会賞をとれたのか疑問である。
ほどよくグロく満足できた。

chess
I0EWM141
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

平山さんを知る切っ掛けになった本

これまた題名がたまらない。短篇集なので読みやすい。他の作品を読んだわけではないが平山入門といったところか。ジャンルも確立されており、その他多くの作品が出ているだけあって粗さがない分非常に読みやすい。フアンであれば物足らなさを感じるような気がするが、十分印象にこびり着いて爪でガリガリ引っ掻いたところで平山印が一向に消えないものとなった。

sashia
WX5QMNDA
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

この世界観は凄い・・・

表題の「独白する…」はタイトルが一品。
また、語り部が地図と言うとんでもない設定。

このミス1位かつ推理作家賞を受賞をしておりますが、
ミステリとは違う作品だと思いました。
では何であるか?と言うと答え辛い。
乱歩を読んだ時の感覚を思い出した気もしますが、
もう、こう言うジャンル。と言った独特な雰囲気を楽しみました。

短編集に収録されているその他の作品は、
暴力的でグロく、気持ち悪さと痛さを錯覚してしまう文体が健在。
これは著者の持ち味で強烈な印象です。
その土台の上で摩訶不思議な世界を覗き楽しみました。

どれも強烈な印象ですが、とくに
「Ωの聖餐」「怪物のような顔の女と時計のような頭の男」
この2作は設定から結末まで巧く構成されていて、
個人的にインパクト高で唸りました。

egut
T4OQ1KM0

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