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キャンプをしたいだけなのに



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【この小説が収録されている参考書籍】
キャンプをしたいだけなのに (TO文庫 さ 5-1)

キャンプをしたいだけなのにの評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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(8pt)

キャンプをしたいだけなのにの感想

タイトルから連想して、気軽にサクッと読めそうな携帯小説的な印象で手に取りました。ですがその気軽さはありつつも、物語の内容は予想を良い意味で裏切られる面白い作品でした。良い意味での「B級映画」的な味わいがありつつ、人間ドラマとしてもきちんとした読後感が残る一冊。手ごろなホラー作品として人に薦めやすい点も評価したく、好み補正込みで☆8(☆7+好み)です。

物語は人付き合いが苦手な主人公が一人でソロキャンプを楽しもうとしたところ幽霊に遭遇する、という展開から始まります。ただし主人公は幽霊にまったく興味がなく、淡々とドライな対応を続けながらキャンプを楽しむ。その姿がユーモラスで印象的です。しかし「そもそもなぜ幽霊がいるのか?」という疑問をきっかけに、物語は徐々にサバイバルホラーの様相を帯びていきます。

本作は、ソロキャンプという題材と主人公の現代的な性格設定を取り入れた純粋なサバイバルホラー作品です。展開自体はホラーのお約束に沿ったもので、真相の意外性やトリックを語るタイプの作品ではありません。ミステリー的な構成や大掛かりな仕掛けがあるわけではないのですが、小道具やささやかなエピソードが積み重なり、それらが自然につながっていく感覚がとても心地よいです。文章も非常に読みやすく、定番の展開の中に本作ならではの味や魅力がきちんと感じられる点が好印象でした。
ホラーとしての冷酷さ、それと対比となる登場人物の成長を描く人間ドラマの温かさも心地よい。そして読後感が良いため人に薦めたくなるホラー作品と思った次第です。

何を期待して読むかによって評価が分かれそうな作品ではありますが、気軽に現代調のB級ホラー映画的な作品を楽しみたい方には、素直におすすめです。

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