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復活の歩み: リンカーン弁護士



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復活の歩み: リンカーン弁護士の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Aランク
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

久しぶりの力が入った法廷サスペンス!

リンカーン弁護士シリーズの第7作。ハラーの調査員としてボッシュも大活躍する、読み応えある法廷サスペンスである。
冤罪を訴える囚人の力強い味方との評判を得たハラーのもとには助けを求める手紙が殺到し、ハラーの調査員としてそれを選別していたボッシュはルシンダ・サンズという女性からの手紙に目をとめた。元夫である保安官補を射殺した罪に問われたルシンダは一貫して犯行を否認していたものの、発射残渣検査で陽性だったため裁判を避ける「不抗争の答弁」を選択して服役していたのだった。しかし凶器の銃が発見されていないなど不審な点があり、冤罪を確信したハラーとボッシュは調査を始めた。すると、何者かがボッシュとハラーの家に侵入し、警告を発してきた…。
結論が出ている裁判をひっくり返すためにハラーのチームが繰り出す法廷戦術は多彩かつ緻密で唸らされるのだが、それ以上に検察側の防御は固く、その壁を突破するためにハラーは捨て身の作戦を連発する。有罪か無罪か、静かなドンデン返しが繰り広げられる法廷シーンは実に力強い。日本とは全く異なる法廷の様相が極めてエキサイティングで最後まで面白く読める。さらにコナリー・ファンには見逃せないボッシュの健康状態のエピソードも印象的。ハラーのみならずボッシュ、ボッシュの娘・マディも、まだまだ主役を勤めそうである。
リンカーン弁護士シリーズ、ボッシュ・シリーズのファンには必読。法廷ミステリーのファンにも絶対のオススメだ。

iisan
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