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夜に啼く森



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夜に啼く森

夜に啼く森の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
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No.1:
(7pt)

D.D.とフローラのコンビにキンバリーが加わる豪華メンバーで

ボストン市警の部長刑事「D.D.ウォレン」シリーズでは11作目、監禁事件からの生還者「フローラ」とのタッグでは4作目。かつてフローラを監禁したジェイコブの過去が再び露わになり、FBI捜査官・キンバリーと組んでアパラチア山中の町に隠されてきた闇を暴いていくサスペンス・ミステリーである。
ジョージア州北部、アパラチア山中で発見された遺骨は、8年前にフローラを誘拐監禁したジェイコブが15年前に誘拐した最初の被害者と判明した。事件を担当することになったキンバリー特別捜査官は、地元の保安官事務所と組んだ捜査本部にジェイコブの被害者でサバイバーのフローラとD.D.を呼び寄せた。さらにフローラの友達でコンピュータ・アナリストのキースも加わり事件の真相を探り始めるのだが、すぐに新たな遺骨が3体分見つかり、事件は異なる様相を見せ始めた…。
D.D.とキンバリーのベテラン捜査官の細い糸を手繰るような綿密な捜査、フローラとキースの直感と信念に突き動かされた行動が相まって、山中の観光地で隠されてきたみにくい秘密が露わになるプロセスはダイナミックで面白い。さらに、子供の頃の傷が原因で口を聞けない10代の少女「わたし」が事件のキーポイントとして独自性を発揮しているのも味がある。巨悪の背景がやや弱い点を除けば読み応え十分なサスペンス・ミステリーである。
シリーズ愛読者はもちろん、サイバイバーもののファンにもオススメしたい。

iisan
927253Y1

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