狐には向かない職業
- には向かない (12)
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「動物たちの村を舞台にした謎解きミステリ」というあらすじに惹かれて購入したものの、肝心の「動物であること」がまるで活かされていない内容でがっかり。 カラスが空を飛んだりフクロウが夜行性だったりは確かにするけどただそれだけ。それぞれの動物ならではの習性や行動が見られたりはほぼなく(あっても通り一遍でおざなりなものばかり)、それが動機やトリックに関連していたりということも特になく、ただただ見た目が動物だというだけ。 カフェがあり新聞社があり警察があり製材所があり本屋があり、そこで「ただ見た目が動物というだけ」の動物が普通の人間同様に働いている。人間の生活と何も変わらない。動物であることの面白さや楽しさが完全に消されてしまってる。 では謎解き部分が面白いのかといえば、そちらもかなりがっかり。週イチで放送される二時間サスペンスレベルで凡作も凡作。 二重にがっかりさせられて残念でした。 | ||||
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夏期休暇の一日。サクサク読める物語はないかと探していたら本書を見つけました。 動物たちが暮らす小さな村、シェイディ・ホロウが舞台。警察署長のクマが毎日釣りばかりしている平和な村で、背中にナイフを突き立てられたヒキガエルのズンフの遺体が発見されます。ズンフは世捨て人のように暮らしていて、殺されるような動機も見つけられず捜査は行き詰まります。 主人公は、<シェイディ・ホロウ・ヘラルド>紙の記者、キツネのヴェラ。(編集長は、スカンクのBW(笑))彼女は村で唯一の書店を切り盛りするカラスのレノーアの力を借りてこの殺人?事件の捜査にあたります。他にも多くの動物たちが登場します。コーヒーショップのヘラジカのジョー、富裕なビーバーのビーバーベルト一族(ここだけ、"西海岸私立探偵小説"のイフェクトが見えました)、そこで働く経理マン、ネズミのハワード、村の小悪党・アライグマのレフティ他、犯人は一体誰?動機は? 捜査の鍵となるポイントを書き出すレノーアにはミステリを理解する作者たちの思いが憑依していて、特に三番目のポイント、"ライヘンバッハの滝"には思わずニンマリしてしまいました。 しかしながら、パズラーとしては何とか伏線を刈り取って、まあ普通の出来だと思います。 ヴェラを抱え上げてすっくと立つヒグマの警察副署長・オーヴィルの姿が何とも言えずクールでした(笑)。 □「狐には向かない職業 "Shady Hollow"」(ジュノー・ブラック 早川書房) 2023/9/8 | ||||
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