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最後の審判



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【この小説が収録されている参考書籍】
最後の審判 (小学館文庫 ヘ 2-4)

最後の審判の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

燃え尽きた、決してあきらめない男

胸アツ法廷ミステリー「トム・マクマートリー」シリーズの第4作にして完結編。シリーズの最後を飾るにふさわしい激情的なロマンチック・サスペンスである。
トムの宿敵である凶悪な殺人鬼ボーン・ウィーラーが仲間である殺し屋マニーの手引きで脱獄した。自分を監獄に送り込んだトムへの復讐の念に燃えるボーンは、トムが苦しむ姿を見たいがために、トムが愛する者たちを次々と襲い、トムを追い詰めてゆく。末期がんでいよいよ死期が迫っているトムだったが、愛する人々を守るために、命を削ってボーンに立ち向かうのだった…。
決してあきらめない男の最後なら、これしかないだろうという胸アツの物語で、第一作の時点ですでにがんに侵されていたトムが最後の気力を振り絞って戦う姿がこれでもかというぐらいに熱く、雄々しく、気高く描かれている。その分、ミステリー的な深さはなく、単調な勧善懲悪ものなのが惜しい。
シリーズのファンは必読。法廷ミステリー、現代的なヒーロー物語のファンにもオススメしたい。
本シリーズはこれで完結だが、トムの熱血を受け継ぐ弁護士ボーが主役の新シリーズが始まっているという。期待したい。

iisan
927253Y1

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