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忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件



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忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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(7pt)

忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件の感想

シリーズ3作目。本作も面白かったです。
シリーズの特徴は怪異が存在する事を前提とし、何が、何故起きるのか?をミステリ模様で展開されるのが面白いシリーズ。
本作の怪異は『崩れ顔の女』という、顔を見たら失明し死に至る怪異。一般に有名な『口裂け女』に近いイメージを設定して読書が怪異を想像しやすくしている点がよく、非現実的なオカルトものなのに読み易かったのが好感です。

シリーズ3作目にして、共通キャラクターである那々木悠志郎の最初の事件が舞台。
シリーズものとして大事な過去編を扱った物語。作品の良し悪しでシリーズの今後が決まるとも言われそうな設定ですが、見事に面白い物語が描かれており個人的に満足でした。単純に過去の回想を描くのではなく、作中作を用いて描かれる過去は、作品内の読み手と読者がシンクロして徐々に怪異に飲まれつつ、また明かされていく展開。これはオカルトとミステリの見事な融合だと思いました。

シリーズものとして、怪異だけでなく登場人物の那々木悠志郎と他キャラクターの人物設定に深みが増しています。
過去エピソードで登場したあのキャラは今後の作品に登場するのかなと、そういう楽しみも増えました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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