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魔の山



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魔の山

魔の山の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

作者(主人公ではなく)が万能すぎて白ける

懸賞金ハンター「コルター・ショウ」シリーズの第2弾。ショウが単身、山の中に孤立したカルト教団の研修施設に潜入し、教祖の悪辣なたくらみを暴くアクション・サスペンスである。
悪の集団の秘密を暴き、カルトに囚われた人々を救出するとともにサバイバリストだった父に教え込まれたスキルをフルに発揮してピンチを乗り切り、無事に帰ってくるというスーパーヒーローもののパターン。背景となるのがワシントン州の奥の山地という点ではC.J.ボックスのジョー・ピケット・シリーズを思い起こさせるが、あれほど自然の雄大さや美しさに依拠した作品ではない。自然環境はあくまでもショウのサバイバル能力を引き立てるための舞台と言える。ストーリー展開もどんでん返しも、ディーヴァー作品ならこう来るだろうという想定の範囲内で収まってしまっている。ストーリーのポイント・転換点があまりにもヒーローに都合よく進むのもちょっと白々しい印象である。
ディーヴァーのファンなら読んで損はないだろうが、ディーヴァー作品が初めてという方にはオススメしない、ぜひリンカーン・ライム・シリーズから読み始めていただきたい。

iisan
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