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潮首岬に郭公の鳴く



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潮首岬に郭公の鳴くの評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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No.2:
(5pt)

潮首岬に郭公の鳴くの感想

北海道函館市を舞台とした本格ミステリ。潮首岬も実在する場所。
ただしトラベルミステリの様な観光紹介ではなく、この場所の環境や生活する人々の地域柄を強く感じる作品。

率直な感想として終盤までの9割ぐらいは地味で辛い読書でした。
登場人物が多くて把握し辛い。一族の親子やら兄弟姉妹やらで苗字が同じ。苗字が違う人でも職業が医者で同じ傾向。個々に奇抜な特徴がない為、初読で人物の把握が困難でした。
松尾芭蕉の俳句の見立て殺人や雪の足跡問題など本格ミステリ要素は好みですが演出なく地味。作品雰囲気としては物語終盤まで地道な聞き込み捜査が続きます。人物の把握が辛かった為、徐々に手がかりが得られていそうなんだけど、さっぱり繋がりが分らず物語に入り込めませんでした。ここまでの気分は☆3ぐらい。

ただ終盤は目が覚めるように面白かったです。
事件の真相が明らかになった所で、トリックの面白さや人間関係の絡みの構築、設定の妙を楽しみました。
90年代前後のような古い雰囲気だったのが、古き良きミステリを現代風にアレンジした良さを感じました。

なので、もう少し読書中もワクワクして先が気になるような演出や刺激となるエンタメ要素があれば良かったと思う次第。
現場の図解も真相解説時にあるなら、なんで事件発見時に提示しないのだろう。見立て現場や、足跡の場とか、図で先に提示すればアクセントとなるし読者も把握しやすかったのに。という具合でして、真相が良かっただけに、それまでの辛い読書が残念に思いました。

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egut
T4OQ1KM0
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(8pt)

潮首岬に郭公の鳴くの感想


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氣學師
S90TRJAH

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