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蝶のいた庭



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【この小説が収録されている参考書籍】
蝶のいた庭 (創元推理文庫)

蝶のいた庭の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

まさに「イヤミス」

アメリカの新人作家のデビュー作。セールストークの「究極のサスペンス!」というより、ホラー作品である。
美しい庭に閉じ込められ、背中に蝶の刺青を入れられていた若い女性たちが救出された。被害者中でも仲間の信頼を集めていたマヤという女性が、FBI捜査官の事情聴取に答えて語った事件の全貌は、歴戦の捜査官をも驚愕させるものだった。しかも、マヤは容易には正体を明かさず、ひょっとして共犯者ではないかという疑念をもたれるのだった。
まさにグロテスクでおぞましい物語。犯人は「庭師」という男で、マヤたちは最後には救出されると分かっているので、ミステリー的な要素は弱く、監禁にまつわるおぞましさで読者を引っ張るホラー作品である。監禁物ミステリーと思って読むと失望するだろう。
ミステリーファンよりホラーファンにオススメ。

iisan
927253Y1

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