■スポンサードリンク


(短編集)

殺人出産



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
殺人出産
殺人出産 (講談社文庫)

殺人出産の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

村田ワールド全開

命や恋愛観に関する短編4作品、なんて言い方はできそうもなく、血なまぐさい異色な世界観のお話です。

表題作の「殺人出産」は、10人子供を産んだ「産み人」は誰か1人を自由に殺めることを認められ、この殺意のおかげで人口を維持できていると「殺人」を肯定的に捉えた世界を描いています。「産み人」でない人が殺人を犯すと「産刑」に処され、永遠に子供を産み続けなくてはなりません。奪った命を自らの命を絶つことで償うのではなく、新たな命を生み出すことで償うというのです。
この作品は意外にもSFの要素が強いです。ほとんどの女性は避妊手術を受けており、性行為は快楽のみのためであって生殖行為とは乖離して考えられています。また、男性であっても人工子宮を使って帝王切開で子供を産むことができます。
どんな発想からこの作品を作り上げられるのか、凄いなあとしか言いようがありません。著者の独壇場についていけないかと思いきや、すぐに馴染むことができこの世界観に浸っていました。

「殺人出産」のみだったら10点満点なんですが、「トリプル」という作品はどうも理解不能でツッコミどころが多く、読んでいて苦痛を感じたので評価減。気色悪さに吐き気を催されました。
若者の間で性別関係なしに3人で付き合うことが主流になったという設定の物語ですが、興味を持った方は是非。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.1:
(8pt)

殺人出産の感想

短編集の表題作、殺人出産の感想をば。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

スチーブン
AD2904SR

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!