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暗幕のゲルニカ



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暗幕のゲルニカ
暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカの評価: 7.00/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

暗幕のゲルニカの感想

パブロ・ピカソのゲルニカを題材にした話。
史実の中にフィクションを混ぜ込んだ歴史小説を読んでいる感覚。
美しい文章はさすがと思いつつも、
読み物としては個人的には今一つ抑揚に欠け作品に入り込めませんでした。
作者のアートに対する思い入れの深さはひしひしと伝わってくるので、
今までそれほど興味が無かったピカソですが、
久しぶりにどこかの美術館に行きたい気持ちにさせられました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

暗幕のゲルニカの感想

好みのジャンルなのですが、相性が悪かったみたいです。
率直な感想としては歴史の教科書を読んでいる気分でした。

前作の『楽園のカンヴァス』がとても面白く、美術ミステリが苦手な人へも薦めたくなる本でした。その為、本作も期待していた所もあります。比較するのもなんですが、前作は美術の世界を知らない人でも手を差し伸べて導いてくれるガイド的な物語でしたが、本作は美術やピカソに興味・予備知識がある人が大学の講義で教授に教わっているようなスタンスを受けました。登場人物達に感情が入らず、何というか場の設定を眺めている感覚です。前作と雰囲気も構成も似ているのに大分違う。。。不思議。敷居が高い美術ミステリでした。

扱う作品は「ゲルニカ」。ゲルニカと言えば戦争。戦争がテーマなのでその重苦しさも好みの分かれ所です。
とはいえ、ピカソとドラの話や戦争背景を含めたゲルニカを学ぶという意味では教養作品として分かりやすく楽しめました。前作同様、過去と現在を繰り返す構成や、タイトルとなった「暗幕のゲルニカ」の序盤と最後の扱いはバシッと鮮やかに決まって印象に残りました。

egut
T4OQ1KM0

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