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孤狼の血



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【この小説が収録されている参考書籍】
孤狼の血
孤狼の血 (角川文庫)

孤狼の血の評価: 8.39/10点 レビュー 18件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.39pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)
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警察小説というよりほとんどヤクザ小説

昭和から平成に移り変わろうとしている時代の広島を舞台に、暴力団同士の抗争と、全面戦争を阻止すべく奔走する警察の姿を描いた作品。

警察小説というよりはヤクザ小説です。
それは警察の話よりもヤクザ絡みの話の方が多いから……ではなく、物語の中心となる刑事の大上がほとんどヤクザだからです(笑)
それも単に口調や態度がヤクザ顔負けというだけでなく、実際に懇意にしているヤクザが多数いて情報はもちろん上前まで貰っていたり、目的のためには手段を選ばず違法捜査のオンパレード、彼の行為が公になったら懲戒免職どころか実刑を食らうレベルです。そんな大上は比喩や誇張抜きに、警察組織に籍を置いているという形の一種のヤクザと言うべきでしょう。

ただそんな大上の型破りの行動やキャラクターが非常に魅力的な作品でした。
大上はヤクザはヤクザでも、筋が通って情の深い「いいヤクザ」です。
(もちろん現実のヤクザにはいいも悪いもありませんが、極道映画と同じくこれはあくまでフィクションですので。
現実世界にそれこそ、大上のように筋が通っていない警察に籍を置いているヤクザも多数いるかもしれないですね……)


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(6pt)

孤狼の血の感想

昭和63年を背景にした警察ミステリ小説。
まだミステリとしては煮詰め方が甘い様な気がする。伏線がわかり易いため、最後の謎解きとも言うべき場面が生かされていない。
この作者の小説を読むのは初めてだったが、しばらく追いかけてみたい。

ジョニ黒
CU5PBIFL

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