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本格推理6 悪意の天使たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
本格推理〈6〉悪意の天使たち (光文社文庫)

本格推理6 悪意の天使たちの評価: 1.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点1.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

コミケで売ってください

とうとうシリーズのどん底を見た。今回は全く印象に残らなかった。
小説である以上、物語を読んだ時の何かが心に残っていいものだが、それが無かった。13編もあって1編もそういったものがないというのも困り物。

最も全く記憶に残らないものがあったわけではない。「不思議と出会った夏」、「うちのかみさんの言うことには2」とかトリックが印象に残ったものもある。
しかし今回各作品に共通するのが推理クイズの域を脱していないこと。自分の創造したトリックに酔って、どうだ、すごいだろと云わんばかりである。似たような設定、似たような展開の連続で辟易した。だいたい吹雪の山荘がそうそうあるものではない。
あと鼻につくのが、シリーズ探偵とも云うべき人物を立てている事。正にミステリ作家になれるもんだと高をくくっているような横暴ぶりである。上にも書いた「うちのかみさんの言うことには2」なんて「1」が掲載されていないにもかかわらず「2」と題している辺り、片腹痛い。
また自分の創出した探偵をアナグラムで紹介した作品が2編ぐらいあったが、マスターベーション以外何物でもない。

もはやこれは一般に売るべき本ではなくコミケで売る同人誌に過ぎないのではないか。

Tetchy
WHOKS60S

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