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(短編集)

真実はベッドの中に(相互確証破壊)



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【この小説が収録されている参考書籍】
相互確証破壊
真実はベッドの中に (双葉文庫)

真実はベッドの中に(相互確証破壊)の評価: 5.50/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

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(4pt)

相互確証破壊の感想

セックス×ミステリと言うコンセプトで作られた6作の短編集。
これは商品キャッチとしてはとても強いなと思いながら、どんな話を読めるのかと期待でした。

セックス物で思いつくのは、ハードボイルドの男女の関係や、女スパイ、くノ一等、ミステリと混ざると結構真面目な本が思いつきます。信頼関係を得て情報を得たり、裸の傷を調べたりと、行為に関係した何かによる刺激を期待してしまう所でしたが、本書は記憶のそれらと違い、半分は単純なエロ構成で、それが本当に必要なのか?と、読み進めるにつれて疑問を感じてしまったのが正直な気持ちでした。

官能部分も真面目というか固いというか、いやらしい湿り気ではなく、カラッとしていて妙なちぐはぐを感じた次第。
「おうっ」「ひゃうっ」「じゅん」と言った表現がすごく印象に残ったのですが、エロくて興奮とは違い、不思議な表現で覚めてまったというかクスっときたというか、表現が毎回同じなのは狙っているのかとか、余計な考えが浮かんでしまいました。

なんだか煮え切らない読書でしたが、『カントリーロード』は傑作の部類。
本書のセックス×ミステリ、男女の関係、短編での構成が見事に決まり面白かったです。
あと『見下ろす部屋』は、エロの必要性は感じませんでしたが良かったです。

短編集の短編の並びが、うまく落ち着いていると感じました。
作者らしい作品、表題、後半に真打、ラスト綺麗に終わる。並びが初出順ではなかったので、考えられていると思いました。

表題にもなっている『相互確証破壊』の結末については、思う所をネタバレに書いてみます。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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