多数の死者を出したビル火災以来、歌舞伎町は史上空前の冬の時代から抜け出せずにいた。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

ドラマ「相棒」のノベライズで人気を博す著者の、デビュー作となった第2回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作品が新装版で登場! パチスロメーカー「ダッシュ電子」で企画開発をしていた東俊哉。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

わけありの25億円をめぐる、25人の悪党たちによる強奪戦。

広重は幕府に暗殺された?若い浮世絵学者津田良平が“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。

「『このミス』大賞の枠を超えてすごい作品」（吉野仁・書評家）と、全選考委員が驚愕したデビュー作がついに文庫化！　貧困、因習、いじめ、閉塞感をぶち破る、『このミス』大賞史上最大の衝撃作です。

ペットショップになんで探偵の依頼なわけ!?場所柄やってくる近所のキャバ嬢や地元のヤクザなど、厄介な常連客から持ちこまれる数々のトラブル。

第1回『このミス』大賞優秀賞受賞作！ 湘南の海にうごめく国際的陰謀！ 青春を疾走するダイビングミステリー 話題作揃いの『このミス』大賞シリーズ中、最も異彩を放つ語り口と瑞々しい文章で選考委員を魅了した優秀賞受賞作。

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。

フィレンツェで絵画修復技術を学び、ミケランジェロの天井画の修復工事にも参加経験を持つ主人公・御倉瞬介が巻き込まれる、名画に関わる不可解な事件。

一枚の絵が「もし贋物なら、見た瞬間、苦味を感じ、本物なら甘みをおぼえる」という天才美術コンサルタント・神永美有が、短大の美術講師・佐々木昭友と二人で鑑定にまつわる五つの難題に挑戦。

銀座の花師・佐月恭壱のもう一つの顔は絵画修復師。

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。

人気球団オリオールズの投手・沢村。

折原祐一郎は画才を期待されて芸大を受験するが果たせず、パリの私塾で学んだ後に小樽で絵画塾を手伝っていた。

第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラーを待望の文庫化。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。

大学に助手として勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。

ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。

爆弾テロ予告事件が起こった東京ビッグシティマラソン。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

『相棒』ファン必読!『相棒-劇場版-』のスピンオフ小説として、完全オリジナルストーリーで発売、ベストセラーとなった『鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~』(宝島社文庫)の第2弾の登場です!マンションで起こった警察官によるストーカー殺人事件。

故郷を捨て、過去を消し、ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は、コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う。

第4回ミステリーズ! 新人賞受賞作の「夜の床屋」をはじめ、四季折々の「日常の謎」に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作短編集全7編。

会員制高級ステーキハウスの雇われ店長、久慈良彦は、オーナーの立浪琢郎から「妻と寝ただろう」と銃をつきつけられた。

17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。

原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家による文庫化最新作! 零と純は、腐乱した死体の片付けなどを行なう特殊清掃屋。

死刑制度が廃止された近未来の日本。

中央区日本橋。男性の“損壊"遺体が発見された。

新宿・アンダーグラウンドを克明に描いた気鋭のデビュー作!おれは誰も信じない。女も、同胞も、親さえも…。

中堅調査会社が併設する探偵養成所に、決して笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

「今から三時間後にあなたたちは全員死にます。

前代未聞の篭城事件が発生。現場は警視庁十一階の会議室。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

杉下右京のもとに届けられた1通の封筒。

―誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。

池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十カ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。

ストーカー容疑をかけられたことから会社をクビになり、引きこもりの生活を続けていた青野恵介は、ひょんなことから“秘密結社"に就職することになる。

岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「

埼玉県草加市で男児の変死体が見つかった。

映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。

ボクサー崩れの酒井は、恩人・津村のパチンコ店で働く釘師。

遊蕩無頼の大学生活を終えた梨田雅之は、就職を機に大阪で新生活を始める。

衝撃だった。ここまで悲惨な状況だとは思ってもみなかった。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

都内で猟奇的殺人事件発生。連続するいずれの事件現場にも不可解な記号が残っていた。

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。