「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。

CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。

あのアツい男・遠藤が出社拒否に!? 人のいい彼が遂に、折れた……。

遠藤慶太は30歳。大航ツーリスト成田空港所に赴任して二年目を迎えた。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

「三年坂で転んでね」―帝大生の兄が怪死する直前に残した言葉を手掛かりに、東京の坂を巡る実之。

高校生・向井広幸は、公園で戸浦という男と知り合う。

水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。

レイプ・スキャンダルで引退したお笑い芸人・笠原雄二。今は孤独に生きる彼を、元相方の立川誠が五年ぶりに訪ねてくる。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

岸川昇は、リストラにあい失業中。偶然再会した中学の同級生、真嶋は「武蔵野連合」のナンバー2になっていた。

警視庁捜査三課のベテラン刑事・萩尾秀一はなぜ真犯人は別にいると思ったのか?浅草署留置係の小西逸男が最後の最後に見た光景とは?警視庁通訳捜査官の城正臣と保安課の上月が切り込む犯罪の全貌とは?そして、残酷な犯人への怒りを自制する所轄刑事課の吉川圭一。

暑い夏休みの朝、高校2年の戸川春一は同級生・岩沢訓子が、稲城大橋から飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる。

東京の裏社会に自らの王国を築いた「武蔵野連合」、真嶋貴士。後ろ盾のヤクザに歯向かい東京を牛耳る企みは大抗争の末、破綻。

脇坂修は、思いを寄せていた従妹・朝子を寝取られた怒りから、父親を殴り殺した。

「初めまして、お父さん」。

ちょっとおかしな新シリーズ始動! いまや事業認定された超能力で、所長の増山ほか、能力も見た目も凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!

日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。

生放送中のバラエティ番組で、お笑い芸人が予定外のネタを始めた。スポンサーを中傷する内容に、騒然とする現場。

警察庁警備局警備企画課の情報分析室「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補に下った新たなミッション。

女子高教師の高梨龍平は、夏休みに家出した生徒の行方を追っていた。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑤子は、虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創りだす。

宗介とは半年前、街で偶然再会を果たした。

妻子に逃げられたダメ男・松橋吾郎は、ただいま低額宿泊所の施設長。

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

第54回江戸川乱歩賞受賞作 昭和21年、帰らなかった誘拐児。悲劇はそこから始まった――。

探偵の私は、名古屋から上京していた実業家から、娘を捜してほしいとの依頼を受ける。

カラマーゾフ事件から十三年後。

第54回江戸川乱歩賞受賞作 乱歩賞史上、最もロマン溢れるミステリー! ドクターヘリの機長・槇村は、墜落した取材ヘリを救出。

小森谷芭子29歳、江口綾香41歳。ふたりにはそれぞれ暗い過去があった。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

美しきDJ鞠家は、かつて自分の男根を切り落とした男、倉臼に再会する。

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

「しばらくの間でいい。

自由こそが全てに勝ると考える井掘哲也。誰からも命令されないと泥棒になったが、運悪く刑務所暮らし。

心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨。父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇った。

謹慎中の探偵、アル中のフリーライター、引退したお笑い芸人…最新サスペンス作品集。

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。

家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。

誰かボブを助けて―行きつけのバーで知らない女の書き付けを見た私は、深酒の勢いからボブを探して地下のクラブへ向かう(「幸福なボブ」)。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。