人と怪異を繋ぐ骨董蒐集家、女の貌が変わる人骨壺、淡水が溢れ続ける謎の石、自死を誘う皮表紙の本… 隻腕の見鬼・千早とオカルト嫌いな県庁生安課・大野木が、日常を脅かす怪異に挑む。

建物で起こる怪異を解くため、営繕屋は死者に思いを巡らせる。 これぞ怪談文芸の最高峰! 怖ろしくも美しい。

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている(「奥庭より)」。

「これを、漆喰に混ぜて塗れ」 依頼主から左官に渡されたのは小さな白磁の壺。 仕事は「ある家」の外壁の塗り直し。

オカルト関連のフリーライターをしている曽根崎慎司は、警察でも手に負えない名状しがたい難事件を取り扱う「怪異の掃除人」。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

雨の日には、読まないでください。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

いつの時代も「家族」は、やさしく、あたたかく、いびつで、おそろしい。

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。

時間がないです、私、殺されます――錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。

わたしは今すぐ逃げなければならない。 あいつらから、この森から。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東氏は、男性カメラマンから相談を受けていた。

母親の遺品整理のため田舎を訪れた男が、農道ですれ違った般若の面をつけた女―記憶と時間が不穏に交錯する「面」。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

「永遠の命はほしい？」 巨大な版図を誇るラーマ国。

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。

瀬戸内にある波鳥町。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。

その家には、何かある。

数多の世界を越えて、また会いましょう。異能の道具が導く魂の旅。

顔なき女は燃やす。人を家を男を。

恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

ホラー作家・那々木悠志郎、最大の危機!ループから抜け出せるのか!? 一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。

「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。

生きながら、地獄に堕ちるということ――。恐るべき新シリーズ始動! 失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。

ホラー界をリードする作家らの代表作ばかりを収録したオールタイムベスト 『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

事件を解かず、隠蔽せよ。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

伊織と青目の「あの日々」と、妖奇庵のみんながここに。待望の完結巻! 東京下町にひっそり建つ妖奇庵。

別格の恐怖。封印された三角屋敷の恐怖を再び――。

札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。

ある事情から仕事を辞めた久瀬宗子は、お世話になった人の紹介で『古物商　阿弥陀堂』に面接を受けに来た。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

東京の地下には地獄が眠っている。進化し続ける異才が放つ新時代のホラー。

高校時代の初恋の相手・小夜子のルームメイトが、突然部屋を訪ねてきた。

学校の旧校舎には取り壊そうとすると祟りがあるという怪奇な噂が絶えない。

小松左京ファン必読! 選りすぐりの恐怖小説集第2弾。

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。

高槻と尚哉に新たな魔の手が迫る!? 凸凹コンビの民俗学ミステリ第9弾! 4月。

マグロ包丁の人斬り、滝に流れ着く首々。日本列島異変あり。

事件の鍵は犯人が残した「死蝋」。

その物語は、人を殺す――。

琴子が挑む”さえづち”の祟りとは――比嘉姉妹シリーズ初の中篇集! 長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。

その家に嫁いだ花嫁は、必ず死ぬ。 「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。

美貌の青年茶道家・洗足伊織は、妖怪のDNAを持つ異質な存在。

怖いほどの美貌だった。白牡丹が肩に咲く和装に身を包んだその少年は、西條皓と名乗った。

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 「考えうる、最大級の恐怖を」。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

人呼びの204号室に誘われるな。這入ったが最後、命は無い。