慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。

探偵・鯉城は「失恋から自らに火をつけた男」には他に楽な自死手段があったことを知る。

倒幕を志す坂本龍馬の仲介で薩摩藩と長州藩は協約を結ばんとしていたが、一件の凶事が締結を阻む。

犯人は誰? 探偵こそ誰? 時は明治、那珂川二坊は文学で名をなさんとす。

古より超常の力を継承する国家公務員“陰陽師”が、妖から人知れず人倫を守護する玲和の世。

美麗で変人な本草学者と同心見習いのバディが、江戸の難事件を解き明かす! 江戸は浅草の札差店で、10人もの奉公人が同時に亡くなった。

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。

小樽にある高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉の火事にまつわる騒動から一年。その事件を機に、警察を辞め、私立探偵となった磯貝公太。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

ライヘンバッハの滝でモリアーティ教授と戦ったシャーロック・ホームズは、兄マイクロフトの助けを借りて日本へ向かった。

２人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。

奇蹟 VS 探偵! ロジックは、カルトの信仰に勝つことができるのか? 病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。

武器はチェロ。 潜入先は音楽教室。

「犯人役を演じてもらいたい」と、メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

シャーロック・ホームズは探偵業を引退し、ロンドンを離れて一人で養蜂を行っていた。

『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

「自分が死んだら、すぐに遺体を解剖して欲しい――」そんな遺言を託して亡くなった父。その胃壁からは、謎の暗号が見つかった。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

民俗学が、世界に名高い浮世絵師の秘密に迫る――! 世界に名高い浮世絵師ながら、正体が謎に包まれている東洲斎写楽――。

案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。

突如、姿を消した憑依作家・雨宮縁。担当編集者・真壁らが必死に探すも、その所在は杳として知れなかった。

第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉作品。

分からんのか? つまり、犬神家状態ってわけだよ。

「あたし、まえはサーカスにいたの」 大正14年。

大正8年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに「三人書房」という古本屋を開く。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

独立記念日を迎え、祝賀ムードのシンフルの湿地で爆発事故が発生。

何者かに腹部を刺された五十嵐夏帆が大阪の三品病院に緊急搬送された。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

〈ビブリア古書堂〉シリーズ著者がおくる文豪×怪異×ミステリー! 舞台は昭和初頭の神楽坂。

アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。 彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。

戦乱の時代。常人離れした体躯と武勇を持つが、実際は心優しき乙女の小梅。

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。

悪徳銘探偵メルカトル鮎に持ち込まれた「命を狙われているかもしれない」という有名作家からの調査依頼。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

「ここで始めたい、もう一度」。星がつないだ、心ふるえる大人の青春物語。

平家落人伝説の地に住む老漫画家と姪の気象予報士。

一一八六年。

舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。

超常現象渦巻く悪魔崇拝の館で幕を明ける、霊能力者連続殺人事件! 異才・手代木正太郎の筆が暴れる、ゴシックホラー×本格ミステリ! “妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師・グリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷・涜神館。

エラリー・クイーン国名シリーズ〈プラス〉最終巻、57年ぶり新訳で登場! エラリー・クイーン国名シリーズ〈プラス〉最終巻は、ニューヨーク中心部にある日本風邸宅が舞台。

文豪をモチーフにしたカレーメニューが好評の、神保町「喫茶ソウセキ」。

悪を罰したい――その感情は正義か。

12万部突破『殺した夫が帰ってきました』の著者が贈る、ハートウォーミング・ストーリー! 「あなたにぴったりの眼鏡を作ります」眼の異変で大学野球部を辞めたばかりの岸谷奏多は、米国でオプトメトリストとして勤務していた眼鏡屋視鮮堂を営む天宮玲央と奇妙な同居生活を

頭の怪我によって恐怖を感じなくなり、連邦保安官を退任したベン。彼はかつての上司から行方不明の娘を捜索するよう依頼される。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。

「私の目を、最後まで見つめていて」 そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。

乱歩の未完の傑作が完結! 犯人・密室・謎の記号の正体とその向こう側 江戸川乱歩のいわくつきの未完作「悪霊」 デビュー百年を越え、いま明かされる、犯人・蔵の密室・謎の記号の正体。

あの北山猛邦が真正面から「館」に挑む正統派新本格ミステリ! 「本格ミステリの神」と謳われる作家・天神人(てんじん・ひとし)が統べる館、「月灯館(げっとうかん)」。

昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。