モノノ怪 鬼
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短編を書くのに体力が尽きたのかな? さすがに身内でこれだけ『モノノ怪』が連続して出現するのは、 ちょっと過食気味でお腹いっぱい。 ラストの鬼御前の感動に繋げようと思うと、あれだけの物語の 長さが必要だったのかと思うけど、モノノ怪は二体ぐらいでも 充分じゃないかな、と思った。 色んな苦難を乗り越える「苦難」を全部モノノ怪に乗せれば 波乱万丈を表現するのには手っ取り早いかもだけど、読者と してはコッテリしすぎと感じてしまう。 特に父娘3人全員と云うのが濃ゆい。 本筋が充分面白いので、モノノ怪に思えたけど人間の妄執の 範囲内だった。って云うフェイントを一つぐらい入れても 良かったと思う。 なんと云うか、やっぱり、薬売りの存在、そっちのけで 面白かった。怪奇時代劇で楽しんで、時々ゲスト出演の薬売りで ミーハーに盛り上がって、みたいな。 一冊で二度おいしい小説です。 メインの視点を鬼御前に置いて、主軸の物語に謎の存在の薬売りが 時々フラっと出て来る。と読むか、 薬売りの軌跡に視点を置いて、儚い人間の営みにそれでも連鎖して 生まれ続けるモノノ怪を、どう云う感情で追い続けて祓い続けてい るのかな、と、考察を入れながら読むかで、全く違った感想を 持てるので、そういった面からもお得な一冊。 | ||||
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第一印象から始めるとすれば『時代劇や歴史に親しんでいないと難しく感じる小説』でした。 知っているモノノ怪シリーズは、薬売りが現場の人々を巻き込みながら妖の正体を突き止める推理モノでしたが、この小説シリーズはどっちかというと「薬売りが第三者目線として今を生きる人々を眺めて、時に助言を与えて、最終的に妖を祓う」に近いかなぁと印象を受けました。 良く言えば、まだ人間社会に馴染んでいない時期なので薬売りなりに人間に関わろうとしていると解釈出来る、 悪く言えば、展開を期待しながら読むと予想以上に難しく感じるうえ妖の正体がイマイチ分からないまま終わってしまう。(短編だからゆえでしょうか…) 授業で習った程度に加えて漫画やゲームで軽く触れたことがあるぐらいのため、メインの登場人物に続けて武将の名前や土地の名前が次々と飛び込んでくる文字の並びに序盤は状況の整理がしづらかったことか! とりあえず戦国時代で色んな武将が城を構えてる中、この山にはこういう人々が暮らしているんだよと大まかに情報を削りながらでようやく。 短編というページ数が限られているだからでしょうか、山が云々、戦が云々、と進んでいく会話を眺めるうちに妖が生まれたきっかけがどの登場人物から発生したのかよく分かってないまま薬売りがいつの間にか剣を抜いた!で「えっ形は分かったけど真と理は…ええと…」で… 人間ではないモノノ怪だからこそ、人間目線では理解できないまま真相は藪の中にひっそりとというのが実は正しかったりと。 欲を言えば、できれば物語に関わらない武将や戦の状況はざっくりとしメインの登場人物の名前も分かりやすくしてほしいなぁ…と。 | ||||
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「まんが『えぐい』日本昔話」の感が大いにある「薬売り」シリーズのオリジナル小説 主役の声優絡みで大いにケチかついた感はあるものの作品自体は素晴らしいので またアニメシリーズは(元の声優で)やってほしい所ではあります。 で、 アニメ版の傾向として わりと罪なき『女』に対して 愚かな『男ども』が執着することによる割とえぐい悲劇(まぁ、モノノ怪版『化猫』で「いや女性の側もたいがいやで…」としめているわけだが) というフレームで進行しているけれども、小説版の2巻は若干その傾向が薄いように感じる 比較的アニメ版に近い感じがあるのは第2話かなぁと | ||||
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