歌人探偵定家 百人一首推理抄



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    初公開日(参考)2024年06月
    分類

    長編小説

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    歌人探偵定家: 百人一首推理抄

    2024年06月12日 歌人探偵定家: 百人一首推理抄

    一一八六年。平家一門の生き残りであり、亡き平頼盛の長男・保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には紫式部の和歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな」が書かれた札が針で打たれ、野次馬達はその惨状から鬼の仕業だと恐れていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛する青年歌人・藤原定家は「屍に添えて和歌を汚す者は許せん」と憤慨。保盛を相棒に、事件解決に乗り出す! 『百人一首』に選出された和歌には、秘密があった――若き西行が遭遇した密室からの人間消失、和歌の見立て殺人、女房の連続怪死。定家が和歌の絡んだ五つの謎を解く、豪華絢爛な連作集。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    歌人探偵定家 百人一首推理抄の総合評価:7.00/10点レビュー 2件。Cランク


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    No.1:
    (8pt)

    歌人探偵定家 百人一首推理抄の感想


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    氣學師
    S90TRJAH
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    No.1:
    (3pt)

    楽しく読めたがやや物足りない

    恐る恐る読み始めたのだが、なかなか面白かった。定家を探偵役に和歌が絡んだミステリというのはケレン味があり、思いつきそうでなかなか思いつかない、思いついてもなかなか書けない設定だと思う。作者に拍手である。
     個人的には、当時の生活に対する蘊蓄がとても興味深かった。しっかり調べてあるし、それがうまく物語に溶け込んでいて感心した。和歌が絡むということについては、作品によってばらつきがある感じがしたが、連作を最後まで読んで「なるほど」と思わせてくれたのはよかった。それでも、和歌についてはもうひとつ掘り下げてほしいような気持ちもあった。なんといっても定家を出してくるくらいなのだから、もっとびっくりさせてほしいというのが本音である。
     肝心のミステリとしては、さまざまな趣向の事件を取り揃えてくる作者のサービス精神と頑張りは感じたけれど、肝心のトリックのところで「ちょっと小粒かな」と思わないでもなかった。ただ、それが鎌倉時代の文物と自然に組み合わさっていくのは見事で、そのあたりが見せどころなんだなと楽しく読めたので、それはそれで良いのだと思う。連作の中では、西行のエピソードが一番印象に残り、物語としての結末も含め「お見事」と思った。他の短編の中には「そんなの可能?」って首を傾げるようなものもあったけれど。
     一番不満だったのは探偵役の造形で、エキセントリックな探偵役という、ホームズあたりから始まった典型をあまりにすんなりなぞっているようで、正直それだけは興醒めであまり感情移入ができず魅力的に感じられなかったのが悔しい。やたら出てくる「っ」とか。ワトソン役も含めて、本当にわかりやすく、安心してよめるものではあるのだが。
     全体としてはとても楽しい読書になった。ぜひ「百人一首」完成まで読みたいものである。
    歌人探偵定家: 百人一首推理抄Amazon書評・レビュー:歌人探偵定家: 百人一首推理抄より
    4488029043



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