賊徒、暁に千里を奔る



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初公開日(参考)2024年11月
分類

長編小説

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賊徒、暁に千里を奔る

2024年11月29日 賊徒、暁に千里を奔る

古の大盗賊が起こした事件の真相とは? スタイリッシュ歴史ミステリ。 鎌倉時代、都でつつましく暮らす老侍。その正体は、かつて都中の人々に恐れられた大盗賊・小殿だった。足を洗った彼に興味を持ち、話を聞きに来た下級貴族の橘成季と仏師運慶、少年僧侶明けの明星の三人に、小殿はかつてある貴族の屋敷から真珠を盗んだ話を語る。客人三人は不可能と思える盗みを成功させた手口の謎解きに挑むのだが……。後鳥羽院、慈円、大姫ら鎌倉時代の重要人物たちが彩る、伝説の大盗賊をめぐる歴史ミステリ。(「BOOK」データベースより)




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賊徒、暁に千里を奔るの総合評価:7.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(4pt)

面白かった

最初はアニメの一休さんでも見ているような感覚(すみません)で読み進めていたのですが、最後の最後に、「そう来たか...」と。

史実と創作の絡め具合が本当に見事で、そこに加えて読者参加型のミステリー黄金ルールを徹底しており、とにかく読んでいて楽しい。時々、このトリックはあの推理作家のアレでは?と推測してハズレたり。

しかも、これまでの作品の登場人物もカメオ出演されることから、全作品において毎回物語のスタイルや趣きが異なっていても、通して登場人物にブレがなく、愛着が湧いてくる。

英国ミステリーが大好きな私ですが、こんなに娯楽性に長けたミステリー作家が日本にもいることがとても嬉しい。

ただ、星をひとつ減らした理由は、人の心を失い、結果、己の業の深さに身を沈める主人公が、一体何を経て人のこころを取り戻せるまでに至ったのか、軽く触れられてはいるものの、私には説得力がなく...主人公の人間力があまり見えてこなかったです。

綾辻さんが好きで、歴史も好きな方はきっと気にいると思う。(ダメでしたらごめんなさい)
賊徒、暁に千里を奔るAmazon書評・レビュー:賊徒、暁に千里を奔るより
4041146577
No.1:
(3pt)

登場人物と謎解き

時代が鎌倉初期ということで登場人物の名前がその時代での有名な人で歴史好きには面白いかも。また、謎解き内容が有り得ないことだけど、それなりには楽しめる。
賊徒、暁に千里を奔るAmazon書評・レビュー:賊徒、暁に千里を奔るより
4041146577



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