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ミステリーツアー
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五人のミステリー作家によるミステリ本の書評集。 会員制読者クラブ〈Mephisto Readers Club (MRC)〉の有料会員向けに、2023年3月28日から2023年12月26日にわたってLINEで配信された「ミステリーツアー」に加筆修正、書籍化した一冊。 読書人のハートに響く、素敵な写真を載せた函(はこ)入りの単行本です。 水先案内人を務める五人のミステリー作家は、青崎有吾(あおさき ゆうご)、阿津川辰海(あつかわ たつみ)、伊吹亜門(いぶき あもん)、似鳥 鶏(にたどり けい)、真下みこと(ました みこと)の面々。 一人につき十五本の書評が掲載されてます。書評の文章は、一本あたり一頁ちょっとと、短めであります。 各人の書評から、ほんのちょっと、つまみ食いさせていただきましょう。 【 青崎有吾 】 ★ 取り上げた作品───アンソニー・ホロヴィッツ『ナイフをひねれば』(創元推理文庫) ★ 書評文より 《いやいやいや‥‥‥。『モリアーティ』もほめてあげてよ‼️‼️ わかりますか、このファン心理。なんかさ、悔しいよ。いや嬉しいんですけどね‥‥‥。『ダ・ヴィンチ・コード』より前に『天使と悪魔』を読んでいたダン・ブラウン ファンもきっとこんな気持ちだったと思う。》p.046 【 阿津川辰海 】 ★ 取り上げた作品───小野不由美『過ぎる十七の春』(角川文庫) ★ 書評文より 《そして‥‥‥いやぁ、これも素晴らしい作品ですね。ホラーミステリー × 青春小説の燦然(さんぜん)たる果実。超自然的な存在のルールを巡る謎解きと、怪異の恐ろしさ、そして十七歳の男たちの成長小説としての骨組みの強靭(きょうじん)さ。全て兼ね備えていて、だからこそめちゃくちゃ面白くて、怖い。今夜はあんまり、眠れないかも。》p.071 【 伊吹亜門 】 ★ 取り上げた作品───エラリイ・クイーン『第八の日』(ハヤカワ・ミステリ文庫) ★ 書評文より 《水も漏らさぬガチガチのロジックで詰めた物語の最後に、この世の理(ことわり)では説明し得ない怪異を一瞬だけ覗(のぞ)かせて幕を引く趣向のミステリがある。本作はその逆だ。蜃気楼(しんきろう)が如(ごと)き砂漠の夢物語の最後で、読者はいきなり現実に引き戻される。この衝撃は、なかなか余所(よそ)では味わえないだろう。是非ご一読を。皆さんも慄然(りつぜん)として下さい。》p.155 【 似鳥 鶏 】 ★ 取り上げた作品───辻堂ゆめ『あの日の交換日記』(中公文庫) ★ 書評文より 《本作はあえてそういう構成をとっていながら、全七話(❗)きっちり毎回、読者を騙(だま)しきります。警戒して耳をこっちに向けたネコみたいになっている読者を相手に、高いハードルを軽々と越えていきます。辻堂ゆめ、恐るべし‥‥‥の一冊です。》p.187 ~ 188 【 真下みこと 】 ★ 取り上げた作品───くわがき あゆ『レモンと殺人鬼』(宝島社) ★ 書評文より 《(前略)読者は気づかないうちに高い場所に連れて行かれて、予想外の場所で落ち続け、嬉しい悲鳴を上げることになるのである。 後半、登場人物たちの思惑が絡まり合うように繋(つな)がり、疑い深い人でも絶対に騙されると断言できるほどの怒濤(どとう)の展開が始まる。これでもかというくらい何度もひっくり返される展開に、登場人物と一緒に翻弄されること間違いなしで、とにかく騙されたいという人におすすめの一作である。》p.256 「なんか面白いミステリー、ないかなあ」と探している方におすすめしたいブックガイド本。 難を言えば、分量や中身と比べて値段が高く感じられたところ。この値段であれば、もう二人か三人、上の五人と同じレベルの、若手かつ粋(いき)のいいミステリー作家がいて欲しかったなと‥‥て、欲張りすぎか⁉️ | ||||
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