2011年、夏――ダム建設工事の掘削作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が同時に発見された。

直木賞作家の真骨頂! 笑って泣ける人間讃歌。

富士山麓のイチゴ農家を舞台に描く、<日本の家族>の明るい未来図!感動長編

ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。

小学五年生の夏休みは、秘密の夏だった。

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。

中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。

広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

島に現れた巨大カマキリと連続自殺事件を結ぶ「鍵」とは? 荻原版「ジュラシック・パーク」ともいえるサスペンス長編。

倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。

ここは女たちの地上の楽園?! シングルだけど、〝一人〟じゃない。

人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。

失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。

取り壊しが決まった団地に暮らす祖父を訪ねた六年生の杏奈。そこはかつてドラマ『たんぽぽ団地のひみつ』のロケ地だった。

二度目の原発事故でどん底に落ちた社会―。

人と人の組み合わせの数だけ、物語がある―― 読めば心が軽くなる傑作集! バーテンダーの僕は、骨折で入院した先の看護師の彼女に恋をした。

「カジュアル・フライデー」に翻

隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は、理事長の思いつきで、相互交流を開始する。

リストラの憂き目に遭いつつ、転職口が見つかりホッとしていた中年男・青葉一成。

5歳の男児が神森で行方不明になった。同じ一週間、4人の男女も森に迷い込んでいた。

牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。

離婚した杉村三郎は私立探偵事務所を設立。

フィリップ・マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と、ダイナマイト・ボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。

高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。

霊長類研究センター。猿のバースディに言語習得実験を行っている。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

「しばらくの間でいい。

フィリップ・マーロウに憧れる私は、むろん私立探偵である。が、やむなく、失踪したペットの捜索を請け負うこともある。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

迷惑、顰蹙、無理難題。人生、困ってからが面白い! 奥田英朗の蔵出し短編集! 貴重な対談2本も収録。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島！？生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。

横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。

想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている! 児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。

レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを営む花菱家は、元は大衆演劇の役者一家。

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。

悩める人々の前に現れた彼女は、魔女 成績不振に苦しむスポーツ選手、 息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、 同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

家裁調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプらしい。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。

不覚にも涙するノンストップユーモアクライムストーリー。

廃病院に集まった十二人の少年少女。彼らの目的は「安楽死」をすること。

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。

さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。

直木賞受賞、第一作 待望の書き下ろし長編 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。

事故で母親を亡くし、児童福祉施設に引き取られた志場崎安那は、赤毛のアンに憧れ、明るく生きていた。

息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。

塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。

生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。