半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。

2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。

加害者と被害者は紙一重。

一九七四年生まれの二人の「陽子」。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まった―。

『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。

離婚の危機を乗り越えた岩見家だったが、娘・花奈のお受験や、夫・俊平の実家のある町田への引っ越し話を巡って、夫婦仲はぎくしゃくしている。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。

本が売れず極貧一人暮らし。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

沙織が地元の結婚相談所で紹介された男・杉下はハンサムで真面目、収入も十分だ。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は 従姉妹の蒲生美智留に命を救われた。

二人の幼児が自宅に置き去りにされ、一人が餓死するという事件が発生した。

君の罪は許されない。 だがぼくはまた会いに来る。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

猫のまりもさんと出逢ったのは「運命」だった。

県警内部、全員敵!? 千葉県警の警察官が殺された。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

義母の葬式で男は思い出す。22年前に、義母の起こした事故のこと。

願いを叶えると噂される一枚の鏡。持ち主に訪れる愛憎に塗れた運命の行く末とは。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

フリーの校正者・興梠に届いた自費出版小説『縄紋黙示録』の校正紙。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。

会わなければ、よかった。知らなければ、よかった。

「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。

東京グランド・バレエ団の創立十五周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役に抜擢される。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

君臨する男。寵愛される女たち。

悩める人々の前に現れた彼女は、魔女 成績不振に苦しむスポーツ選手、 息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、 同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。

呪われし1999年7月生まれ―― 東京郊外で発見された15人の遺体。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

遺影専門の写真館「鏡影館」。

「憎きあいつを殺したのは……私!?」二十年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。

鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

39年前、西田啓子はリンチ殺人の舞台となった連合赤軍の山岳ベースから脱走した。

長老との結婚を拒んで舌を抜かれた女。武装集団によって拉致された女子高生たち。

中学時代、駅伝で全国大会を目指していた圭祐は、あと少しのところで出場を逃した。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。