華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。

“対男用”のモテ服好みなOL早希と、豪華な衣装部屋をもつ人気タレントのだりあは、幼稚園以来の幼なじみ。

長谷川初実（ハツ）は、陸上部に所属する高校1年生。

幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女・夕子。

同情は美しい? それとも卑しい? 優しくたって、美人だって、幸せになるのは一苦労。第6回大江健三郎賞受賞作。

恋愛しないとだめですか?賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。

結婚という言葉を使わずに、言いたいことを言うのは難しい。

学校生活&受験勉強からドロップアウトすることを決めた高校生、朝子。

黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。

なんて小さな都だろう。 私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来る――。

「命をかけてた恋が、終わっちゃったの! 」失恋して自殺未遂したと噂される女友達。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。

おしゃれして、好きなインテリアで部屋を飾って、(ブラックだけど)アパレル勤務 みきは憧れの〈女子的生活〉を謳歌していたが、ある日、マンションの部屋の前に不審な男が。

一つ年上の幼馴染、千種と付き合う十七歳の遠馬は、父と父の女の琴子と暮らしていた。

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。

僕はこの世界に左足から登場した―。圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。

第153回芥川賞受賞作 「早う死にたか」 毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。

女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤井。

いつになったら、私は自由になれるのだろう。恋愛小説の最高傑作。

「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。

法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子に、衝撃の過去を告白される。

三年間もセックスレスじゃなかったら―大人の恋愛と官能の世界。

娘の緑子を連れて大阪から上京してきた、「わたし」の姉でありホステスの巻子。

転校した中学で、クラスメイトとは距離をおく多感な少女・七緒と出会った雪子。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生・冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

「お前んち、いっつもええ匂いするのう。」そう言った転校生のコジマケンが気になる緑は、まだ初恋を知らない十四歳。

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。

筑波に住む中学三年生の黒江は、研究者をしている母との二人暮らし。両親の離婚以来、家庭に居場所を見つけられずにいた。

巨大な妄想力の持ち主。主人公のひねくれた学生生活が描かれた、笑撃のデビュー作。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。

あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。

島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。

直木賞受賞第一作! すれ違う大人の恋愛を繊細に描く、全六篇の作品集。

仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子。

顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。

「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。