闇に包まれた都会の夜には犯罪という罠が待ち受けている。今夜もどこからか脅迫者たちの足音が聞えてくる…。

浅草の映画館で、妊娠3か月の女性の死体が発見された。死因は青酸死。

2度の受験に失敗し、浪人生活を送る木村昌彦。

「彼女を殺したやつが誰だろうと、必ずこの手で殺してやる」―殺された恋人の復讐を誓う男の非情さを描いたハードボイルド・タッチの表題作「夜が待っている」をはじめ、日中戦争時の上海を舞台にした詩情漂うスパイ小説「赤いハトが死んだ」、障害者施設の取材を最後に失踪し

日本最南端の小さな駅で警視庁の刑事が殺された! 日本最南端の駅・鹿児島県の西大山駅のホームで男の死体が発見された。

家族をテーマに描いた6篇を収録。

兇器、アリバイ、動機―完璧な条件で行なわれる完全殺人。しかし、やがて訪れる時効の向う側には…。

運河の見える駅で恋人は殺された――十津川警部たちが悲劇の恨みを晴らす! 十津川警部と東海道をめぐる殺人事件簿! 傑作短編集。

十津川警部、謎の女『ミスM』を追う! 魅惑の特急が行き交った北陸本線。

鑑識技官・新美格の趣味は、通勤電車で乗客を観察しスケッチすることだった。

ベテラン新聞記者の田島は自社の紙面で「七歳の子供が自殺…」という妙な記事を発見した。

特急おおぞら、急行宗谷、青函連絡船―― 北海道のミステリー満載! 白い雪に、真っ赤な血……それが事件の始まりだった。

慶長三年、太閤が薨去した。それは軍師格、黒田官兵衛(如水)にとって好機到来にほかならなかった。

毒を持つ女性ほど妖しい魅力がある。彼女の周辺にはいつも男が群がっていた。

新宿西口の高層ビルに事務所を構える私立探偵・左文字進。ある日、友人の矢部警部が拳銃で撃たれ入院した。

サラリーマンの秋山は恋人の明子に結婚を申し込むが「半年待って」と告げられる。

赤坂のホテルで映画俳優の宿泊する部屋に侵入したホテル荒し。

フリーカメラマンの木村敦は、沖縄に貢献したとして藍綬褒章を受章した故緒方秀郎が「陸軍中野学校」出身であることに関心を抱く。

女優・中村美矢子は、土佐中村への一人旅の車窓から、河原で男が襲われる現場を目撃する。

ポルシェ911Sに乗る唐木は、途方もない計画をもっていた。狙いは東京競馬場で行なわれるダービーの売上げ金20億円だ。

新大阪17時05分発、天橋立行きの特急「文殊1号」が、途中の大江駅を発車してすぐ爆発を起こし、脱線転覆した。

都内で、会社社長とクラブホステスが相次いで殺害された。

元大臣の小西が、連続少女殺人容疑で逮捕された。愛人の手紙が、小西のアリバイを崩す証拠となった。

宝石店の女社長・小田冴子が失踪した。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

「ベストセラーを出しませんか」売れない作家・三浦に、出版社の社長から執筆の依頼が来る。

中央線で通勤する本間は、同じ電車で通う若いサラリーマン中村と親しくなった。

十津川警部の妻・直子がゴールデンレトリーバーを飼い始め、愛犬家の会に入会した。

指名手配の強盗殺人犯を追っていた捜査一課の山崎刑事が何者かに腹を刺されて殺害された。

「オール読物」推理小説新人賞受賞作の表題作や記念すべきデビュー作を収録した、文庫オリジナル傑作集。

飛騨高山の旅館の美人女将・夕子が心臓発作で急死したと聞き、十津川警部はうなだれた。

寝台特急「サンライズエクスプレス」取材中のカメラマン木下は、乗り合わせたみゆきと名乗る美女と親しく言葉を交わす。

加賀友禅についての資料を集めに金沢を訪れた男が、かつてこの地を一緒に旅し、翻弄された女性に思いを馳せる(「鳥瞰図」)。

裏切りをテーマに描いた八篇を収録。

警視庁の本多捜査一課長宛てに、三田村刑事が道後温泉の老舗ホテルの娘を殺したと告発する手紙が届いた。

芦花公園の近くでジョギング中のルポライターが殺された。数日後、今度はその恋人が車にはねられた。

東京駅に到着したひかり号のグリーン車洗面台に大金が入った財布と名刺入れ、高級腕時計が忘れられていた。

上野に到着した青森発上り急行「津軽」の車内で絞殺死体が見つかった。

特急スーパー北斗で札幌に通う関口透は、 車内で出会った鎌谷理佐子に興味をいだき、彼女を尾行した。

十津川警部に「殺人ゲームがしたい」と謎の電話がはいる。

徐福マニアの社長が殺された。秦の始皇帝の命を受け、不老長寿の薬を求めて旅立った徐福。

K省官僚の合田仙一が、深夜帰宅途中に襲撃され、意識不明の重体に。

帰宅途中の十津川は、女性が車で猫を轢くのを目撃した。

都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装をまとった男の死体が発見された。被害者は死ぬ前に能を舞ったらしい。

六本木のクラブホステス・広瀬ゆかりが刺殺体で発見され、現場近くの駐車場では、警視庁十津川班・片山明の死体が!? 捜査の結果、片山による無理心中とみられたが、部下の無実を信じる十津川は、片山の故郷・福井県小浜に飛んだ。

祇園祭で賑わう京都の料亭旅館で起きた連続不審死。

「とき403号」で、60代とみられる男性の刺殺体が発見された。

東京の路上で、暴走族あがりのグループに因縁をつけられた青年が、はずみで一人を刺し殺してしまった。

新潟県小出と福島県会津を結ぶ急行「奥只見」の停車駅、浦佐、会津若松、入広瀬で三人の男が死んだ。

函館本線の線路際で、警視庁を定年退職した川島が、絞殺死体となって発見された。一方、東京では川島の自宅に空巣が入る。

「ミステリーの女王」と呼ばれた女。

この世には勝者と敗者しかいない。

首相逮捕が迫る時ーー 法相の娘が失踪した!? 謎のメッセージを追う十津川警部は、 2つのアルプスが見える町、長野県飯島へ！ 時の法務大臣の愛娘が姿を消し、「君は飯島町を知っているか？」という謎の言葉が残された。

警視庁の日下刑事は、身分を明かさず書道教室に通っていた。

「日本国民全員を誘拐した。身代金五千億円を用意しろ」―前代未聞の要求が首相に突き付けられた。

警視庁捜査一課の北条早苗が旅先の「ひだ3号」の車内で毒殺事件に遭遇。