寝台急行「天の川」殺人事件
- 十津川警部シリーズ (466)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
寝台急行「天の川」殺人事件の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西村京太郎先生らしい作品で懐しい寝台列車を思いだす作品でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1986年1月に刊行された西村京太郎氏の103冊目の必読の力作です。十津川警部シリーズの定番のシチュエーションと言えば、地方で起きた殺人事件の被害者が東京の人間なので地元警察との合同捜査という形になって互いに協力しながら事件解決を目指すというのがお決まりのパターンですが、今回は著者がきっと唯一と言っていいかも知れない気がする他県警と対立する困難な状況を演出されましたね。まあ本当に常套的なストーリーだけでは満足せずに敢えて困難な道に挑む著者の姿勢には真剣に尊敬の念を抱かされますね。 十津川警部の妻・直子のジョギング仲間のルポライターが毒殺され、数日後にその恋人が車に轢き逃げされる事件が起きる。さらに横浜でクラブのホステスの女が白骨死体で見つかり、十津川警部はルポライターと恋人が旅をして書き上げた消えゆく寝台列車の取材ルポの原稿が事件のカギを握ると確信するのだが、神奈川県警はホステスの女と関係のある男の一人を犯人と断定して逮捕に踏み切るのだった。 珍しく十津川警部の妻・直子さんが冒頭に死体の発見者の立場で登場しますが、最初だけでその後はさっぱり出番がなかったですね。今回はいつもなら十津川警部がやってのける殺人容疑者のアリバイ崩しを他県警の警部にやらせて(まあ呆気ない程に簡単な謎解きですが)、対する十津川警部がその推理を疑うという丸で真逆の展開なのが愉快でしたね。中盤での読み所は十津川警部と亀井刑事が限定復活した寝台急行「天の川」に乗ってルポ原稿と矛盾する点を必死に探す場面で、列車の特徴をミステリーの手掛かりにしてみせる趣向はさすがに著者が鉄道推理の達人であるのが肯ける天晴れなお見事さでしたね。そして終盤では犯人の特定が非常に困難でルポライターに毒をすすめる程の親しい結び付きを持つのが誰なのかを追って十津川警部はもう尋常ではない程に四苦八苦させられるのですね。本作もまた薄手の本であっさりと読み終えられましたが、本当に素晴らしい読書の楽しみが得られた充実の一冊でしたので、全てのミステリーファンに向けて自信を持ってぜひ一読される事をお勧めしたいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あるライタ-の遺稿をめぐり、殺人が。 原因は、遺稿の内容がアリバイ成立に関わっている と推理した十津川警部。 犯人を絞り、決定打とするため罠をかける。 恐ろしく地道な捜査の連続。 優秀な刑事ほど、やることは地味。 悪いことはできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上野発,秋田行きの寝台特急天の川がなくなる直前の事件。 取材に行った記者が原稿の〆切前に殺される。 原稿が後から出て来て,怪しい。 関係者が次々殺され,真犯人はいずこ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|