「殺人容疑者と親友になれ」退職した古馴染みの元刑事種谷が、“俺”のところに厄介な依頼を持ち込んできた。

ちょっとした行き違いからガキに腹を刺されて入院した“俺”は、見舞いにきた自称「霊能力者」こと濱谷のオバチャンの依頼で、女子高生の家庭調査を引き受けるハメに。

学校では問題児扱いだが映画が大好きな中学生、翔一と知り合い意気投合した(俺)。

ちんぴらに袋叩きにされて、“俺”は入院した。そこで偶然、病院の付添婦をしている昔の恋人と再会。

みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが、めった打ちにされて殺された。

「お願い。助けて」。

ある夜「俺」のところに、結婚詐欺にまつわる依頼が舞い込んだ。詐欺を仕組んだのは、元一流商社マンの伊野田という男だという。

いつものバーで、いつものように酒を呑んでいた「俺」は、見知らぬ女から、電話で奇妙な依頼を受けた。

札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。

ごくありふれた浮気調査のはずだった。私立探偵・畝原の許へ現れた女は、夫の浮気現場の撮影を依頼してきた。

女子高生の素行調査を引き受けた私立探偵畝原は、その行動に驚愕した。

私立探偵・畝原の受けた依頼は、些細なマンションの苦情だった。

過去を隠し、人目を避けて山奥で暮らす榊原健三の許に、かつての暴力団仲間が現れた。

私立探偵・畝原は、足許に突然縋りついてきた少女に驚きを隠せなかった。彼女は血塗れで、体中が傷ついていたのだ―。

タフでもなければクールでもない。しかし、そうなろうとあがいている少年の物語。

ススキノで探偵をする〈俺〉は、相棒である高田の後輩から、失踪した恋人・麗子の捜索を頼まれる。

抗いきれぬ宿命ならば、恐れるものは何もない。男は再び札幌へ戻った。

八年前、卑劣な罠で新聞記者を追われた畝原は、以来探偵として一人娘の冴香を養ってきた。

心の奥底に咲く花―罪を背負いし生きる者は、その姿を追い求めるのか。私立探偵・畝原シリーズ、待望の最新刊。

ヨーロッパの原子力発電所の事故による放射能汚染食品が、検査をすり抜けて日本国内に輸入されていた。

俺は松井省吾。北海道で最も偏差値の低い、道央学院国際グローバル大学（通称・グロ大）の１年生だ。

知り合いのスナックママ、ミーナから、旅行中の飼い猫の世話を頼まれた“俺”は、餌やりに訪れたマンションで、変わり果てた姿となった彼女を発見する。

建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

17歳の家出娘を捜して欲しい―更正施設で薬物中毒患者の世話をする佐久間公に、女性実業家からの依頼が舞い込む。

街の片隅のラーメン屋『龍庵』に、出前持ちとして雇われた「おいちゃん」。

暴力団の幹部が刺殺された！　唯一の目撃証言が街中に与えたショックとは！？　（「くるみ観音」）　北海道来内別（きないべつ）市は、原始林のなかに突如出現したピンク街。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

能登半島の岬で記憶喪失の男が発見された。一方、東京新宿では爆弾テロ事件が発生。

松本茂樹が死んだ。スピード違反でパトカーに追跡され首都高速から墜落したのだ。

娘が被害者となった傷害事件の裁

吹雪のススキノで、道北の小さな町の町長が銃撃された。暗殺か、怨恨か、はたまた痴情の縺れか……。

闇に葬られた殺し屋“百舌”事件。東都ヘラルド新聞社の残間の元に、事の真相を解明する原稿の依頼が舞い込む。

麻薬密売組織のボスから逃げだした愛人のはつみは、女性刑事明日香に保護されていた。

中国人ばかりを狙った惨殺事件が続けて発生した。手がかりは、死体の脇の下に残された刺青だけ。

新宿に北の国から謎の男が現れる。獣のような野性的な肉体は、特別な訓練を積んだことを物語っていた。

暴力団組長の子供ばかりを狙った猟奇殺人が発生。警察庁の上層部は内部犯行説を疑い、極秘に犯人を葬ろうとした。

「刑事を辞めるか、人間を辞めるか」 新宿署の一匹狼刑事・佐江は法を捨て、日本最大の暴力団最高幹部・延井は、面子を捨てた。

「極道は身代金とるには最高の獲物やで」。大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。

無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。

大阪府警捜査一課”黒マメ”コンビvs稀代の知能犯。圧巻の警察ミステリ! 三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生。

ルポ・ライターの失踪、怪文書、東京都知事狙撃事件…。

本書は沢崎シリーズの、第二期のスタートを告げる作品。

400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

日頃から反目し合う二つの警察署、中央署と南支署。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

西暦2023年、東京。犯罪組織は多国籍化し、凶悪を極めていた。

過去と決別すべく“地獄島”を壊滅させ、釜山に潜伏していた水原は、殺人事件に巻き込まれるが、危ういところを上海から来た女警官・白理に救われる。

「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。

24年間音信不通だった父が亡くなった。

フリーの観光ガイド佐抜克郎は、外務省関係者から東南アジアの小国“ベサール”の王子を捜してほしいと依頼を受ける。

本名はもちろん、素性も不明な孤高のボディガード・キリ。今回の対象は十七歳の少女・森野さやか。

人をおだてさせたら天下一品。探偵の法間はどんな気むずかしい相手も気持ちよくさせてしまう、魔法の舌の持ち主だ。

直木賞作家の本領発揮、ユーモア全開の警察小説 大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。