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Tetchy さんのレビュー一覧
Tetchyさんのページへレビュー数142件
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う~ん、冒頭の逮捕劇を読んだ瞬間は、傑作の匂いを感じたんだが、最終的には今一つ突き抜けないという気持ちで一杯だ。確かに、なんやかんやあったせいで集中力に欠けたのもあるが、登場人物各々に魅力をさほど感じなかったのも事実。それに文体も三人称と一人称とが混在し、文豪らしくない。
あと、どうもこれはミステリではないような気がする。心を病んだ1人の青年の破滅を描いた普通小説のように読めたのだが。 |
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トレヴェニアン。
この作家の名を久々に見つけて、しかもこの作品が我々の前に再び御目見えすると聞いて、期待して読んだのだが…。 期待が過ぎたのだろうか…。 まず文章が読みにくい。いや、文章が読みにくいのは『シブミ』や『アイガー・サンクション』で経験済みであるから、それは些細な瑕疵に過ぎない。やはり内容が魅力的ではなかったということか。 「冒険小説の」トレヴェニアンに関しては8ツ星だが、「サイコスリラーの」トレヴェニアンは上の評価が精一杯。 |
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前作『813』を読んだのが、何と10ヶ月前!!ほとんど内容の方は忘れてしまっていて、何が何やらさっぱり判らなかった。『813』で残された謎が次々と明らかにされていっているんだろうけれど、もう謎自体、忘却の彼方へ押しやられて、ただ文字の流れを見るのみになってしまった。
こんな読書はいけないのだろうけれど、他の作者の本を読むときは物語世界に入っていけるのだから、これはやはり作者のせいだろう。 |
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モーリス・ルブランの諸作品は大体にして導入部分がどちらかといえば魅力的なため、ついつい期待してしまう。いや正確に云えば「今度こそは!?」という手応えを感じさせるのだが、そのためだろうか、どうも読後感は尻すぼみの感がして至極残念である。
今回もそう。 延々と続く、ジェスチャーの大きいロジックの捏ね繰り回しがどうしても読書への意欲を減少させ、欠伸を伴い、終いには苦痛をもたらす。 そして今回も…。 |
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評価は3点だが、これは全く以って正当な評価ではない。私事に於いて煩わしい事があり過ぎて、読書に没頭出来なかったために、こうならざるを得なかった。ほとんど失語症である。文字と情景とが乖離して、ストーリーが、プロットが流れ込んで来ないのだ。
ただそれでも内容は冗長すぎるきらいがあるとは感じた。だが前述のような理由から全然サスペンスとして盛り上がらないのだ。だが収穫はあった。そう、G・K・チェスタトンのあの名言が。 |
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内容的にはリュパンの息子(らしき男)が出てきていつもよりも好奇心が沸いたが…。まあ、犯人の判明の仕方が実にフランス的だったとだけ書いておこう。
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これははっきり云って駄作でしょう。金を出して読むまでの無いミステリだった。
この物語のキーとなるリン殺害の真相とリップの正体は予想通りで、全体的に地味なトーンで興趣をそそられなかった。『ロウフィールド館の惨劇』のように日常の何気ない障害の連続がユーニスの狂気を徐々に発動させたような説得力に全く欠けていた。 さらに、翻訳のぎこちなさ。小泉喜美子の訳とは思えないほどの直訳文体だった。日本語になっていなくて理解に苦しむ文が多々あり、非常に不愉快だった。 |
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内容の方はほとんど覚えていない。
ヴィクトール=リュパンの真相は驚きを最早もたらさず、リュパン1人に詰め込みすぎだろう…という諦観めいた感慨を受けた。 |
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また何も後に残らない物語を読んでしまった。
備忘録という意味で粗筋を書くと、錬金術を編み出した老人の死後、その手法を探りに上手く遺族(ここでは孫娘二人と姉の夫)に取り入った犯人たちの周りで起こる数々の事件をラウールことリュパンが見事解き明かすというもの。 しかし、バール・イ・ヴァ荘とその庭園を舞台に物語が繰り広げられるなら、見取図ぐらい必要だぞ!本統に何も残らなかった。 |
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久々のレナード。期待がその分籠もっていたためか、小味な印象が…。
レナードの最たる特徴は一癖も二癖も、また更に三癖もある連中が錯綜し合い、共鳴し合い、またまた反転し合い、全くどういう風に収束していくのか皆目見当がつかない点にあるのだが、今回は宗教というテーマ1本に絞ったためか、宗教についての衒学小説になってしまったきらいがあり、エンターテインメント性に欠けた。 次回に期待しよう。 |
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ラジオ・ドラマの脚本を集めた異色短編集。従って地の文が無く、登場人物同士の会話だけで成り立っているため、読み易く、テンポも良い。が、しかしもはやそれまで。各々のプロットは興趣をそそるものではなかった。
結論するに、全く以って本書はカーマニアのコレクターズ・アイテムに過ぎないのだ。カーにはもっと面白い話があると私は睨んでいるのだが、それに出遭えるのはいつの日だろうか? |
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また、単なるコレクターズ・アイテムに堕してしまった…。
自分の想像力が欠如しているためか、どうも読んでて情景が浮かばない。いやストーリーに関してはまあまあ頭の中で描けるのだが、室内の調度類のレイアウト・構成など、また東西南北の方向など、ちんぷんかんぷんだ。だから室内の描写を読み取るのに余計な時間がかかってしまい、全体を捉えられない。 まあ、こんなことはお話が面白ければ些細な問題なので、通常は俎上にも上らないのだけれど。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
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確かに犯人は解らなかった。カー特有の怪奇趣味が横溢してもいる。秘密の通路も今回は多めに見よう。
が、しかしそれら全てをもってしても、こちらの知的好奇心をそそらなかった。 実際、昨今は本格ミステリを読んで世界が止まる感覚、いや驚愕を味わった記憶が無い。でも欲しているんだ、あの感触を再び。 初期の作品だから円熟味は無いとは云え、メイルジャア失踪のトリックの真相は荒唐無稽すぎる。俳優は万能じゃないんだぜ。 |
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この一冊で話が完結するものだと思っていただけに、この結末は肩透かしを食らった感がある。結局、最初に提示された謎は何一つ解明される事なく、欲求不満が残ってしまった。
しかし、ルノルマン=ルパンの設定は食傷気味。読者の興味を繋ぎ留めておく為か、はたまた下世話なサービス精神の産物か。 ともかく『続813』に期待しよう。 |
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題名はあくまで主題ではない。唯一の救いは最後に解決編があったことか。
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リュパンはえげつない。勝手すぎる。信念がない。そんな事ばかり目に付いた。
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今までのリュパン物でストーリーを一貫して理解できた。だけどトリックや翻訳が悪くて、×。
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最後の水晶の栓の隠し場所のトリックがなければ絶対に駄作。しかし、日本語が堅苦しいなぁ。
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99%の確率でストーリーを忘れてしまうだろう。終いには何も残らないのでは?と思った。
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