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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数504

全504件 261~280 14/26ページ

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No.244:
(8pt)

江戸川乱歩傑作選の感想

探偵小説の巨人、江戸川乱歩の傑作短編集。個人的には「人間椅子」と「屋根裏の散歩者」の怪しい世界が良かった。
江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
江戸川乱歩江戸川乱歩傑作選 についてのレビュー
No.243:
(7pt)

時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNINGの感想

安藤シリーズ第2弾!静かな戦慄を呼ぶ「記憶の果て」と対を成す傑作!
時の鳥籠(上) (講談社文庫)
浦賀和宏時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNING についてのレビュー
No.242: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黄昏の囁きの感想

「囁きシリーズ」第3弾!兄伸一の謎の転落死の裏には15年前の「おじぞうさまがわらった」に隠された罪があった?当時の同級生たちにも次々魔の手が迫るなか、弟翔二と兄と親交があった占部が事件の謎に迫る!前作と比べるとこちらはホラーというよりミステリ色が強かったですね。術中には嵌るいまいと思って読んでましたが、まんまと嵌められました(笑)
黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人黄昏の囁き についてのレビュー
No.241: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室殺人ゲーム王手飛車取りの感想

ネット上で出会った5人それぞれが実際に計画し実行した殺人を問題とし、互いに推理しあう「リアル殺人ゲーム」開幕!「葉桜」とは違った意味で驚けた歌野本格の新たな代表作!新本格誕生時から温めていたアイデアだというが、今やこんなことが実際に行われていてもおかしくない時代になってしまったのが怖いところか。
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム王手飛車取り についてのレビュー
No.240: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

メビウスの殺人の感想

シリーズ第3弾。我孫子さんのユーモアがたっぷり。
メビウスの殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸メビウスの殺人 についてのレビュー
No.239:
(5pt)

三姉妹探偵団4 怪奇篇の感想

シリーズ第4作!長女綾子が家庭教師として雇われた先は、日給1万飯付きの雪の山荘!しかし、そこで待ち受けていたのは3姉妹絶対絶命のピンチの連続だった!次女夕里子と国友刑事の仲が今までになく急接近するラブロマンス?も愉しめる佳作!あと、夕里子の親友の敦子ちゃんも意外な活躍ぶりを見せています(笑)
三姉妹探偵団(4) (講談社文庫)
赤川次郎三姉妹探偵団4 怪奇篇 についてのレビュー
No.238: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

僕を殺した女の感想

「僕」こと「篠井有一」は、朝目覚めるとなんと「女」になっていた!しかも、時は覚醒前の5年後になっていたのだからさあ大変! これは最初は良くあるSFものかと思って読んでいたんですが、きちんと論理的に女になった理由、5年後になった理由、そして自分と同じ顔の「篠井有一」が現れた理由が多重ドンでん返しの末に明かされる本格ミステリになっており、その緻密さに息を巻きました!「記憶喪失」モノミステリーは数あれどここまでSFに頼らずに科学的に解明してみせた作品は他にはないでしょう!これは、おすすめです!
僕を殺した女 (新潮文庫)
北川歩実僕を殺した女 についてのレビュー
No.237:
(8pt)

夏期限定トロピカルパフェ事件の感想

小市民シリーズ第2弾。日常の謎で、ここまで本格ミステリとしての魅力が溢れる作品は他に例がない。「2007 本格ミステリベスト10」で4位に選ばれたのも頷ける満足度。
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤穂信夏期限定トロピカルパフェ事件 についてのレビュー
No.236: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

今はもうないの感想

正直、騙されました!シリーズ最高傑作の呼び声の高さも頷けるミステリィとしての騙しのテクニックが秀逸の傑作!
今はもうない―SWITCH BACK (講談社文庫)
森博嗣今はもうない についてのレビュー
No.235: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

幽女の如き怨むものの感想

3年ぶりの刀城シリーズ長編第6作の舞台は「遊郭」!戦前、戦中、戦後と3度身投げする花魁たち。彼女たちを身投げさせたのは郭に昔から伝わる「幽女」の仕業なのか?第一部は初代緋桜の壮絶な花魁としての日々がリアルに描かれる一つの小説として愉しめ、第二部、第三部では次第にミステリ小説として変貌していき、最後の第四部でこれまで隠されていた思わずあっとする一つの真実が明かされこの壮大な花魁物語の悲しくも切ない真相が一気に明らかにされます!小説として怪談として本格ミステリとして一級品!鳥肌立ちました!
幽女の如き怨むもの (講談社文庫)
三津田信三幽女の如き怨むもの についてのレビュー
No.234:
(8pt)

木製の王子の感想

分刻みの緻密なアリバイトリック!麻耶の徹底的なロジック主義が全面に押し出された傑作!
木製の王子 (講談社文庫)
麻耶雄嵩木製の王子 についてのレビュー
No.233: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

「向日葵」の時と同じくまたまた道尾さんにまんまとしてやられましたね!(笑)過去に傷を負った5人の男女が一つ屋根の下で共同生活を送ることになり、彼らはやがて自分たちの人生を再生させるため人生を賭けた「ペテン」を仕掛ける・・・という物語なんですが、いやはやその裏に隠された「あの仕掛け」には脱帽するとともに彼らがそれによって見事再生していくという構成はやはり道尾さんならではで感動しました!
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.232:
(7pt)

告白の感想

2年前に映画化もされて話題になった湊かなえさんのデビュー作ですが、遅ればせながらようやく読みました(笑)先生の幼い娘がクラスメートのAとBに殺され、彼らに復讐していくという話ですが語り手が「先生」から始まって「クラスメイト」、「犯人の母親」、「犯人A」、「B」と移りそれぞれのバックグラウンドが明かされていく様が流れるように読めて、予想よりは結構楽しめました(笑)映画もまだみてないので、この機会にぜひ観てみたいですね。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー
No.231:
(6pt)

かいぶつのまちの感想

元羅針盤メンバーの瑠美が母校の演劇部に提供した「かいぶつのまち」。しかし、後輩たちの演技をみるために集まった羅針盤メンバーの前でまたしても事件が!誰の心の奥にもひそむ「かいぶつ」を炙り出していく青春ミステリ第2弾!終盤の犯人告発のシーンがしびれます!水生さんは本当に揺れ動く少年少女の心理描写(もちろん大人の描写もですが)が実にうまくて、流れるように今回も一気読みでした!
かいぶつのまち (光文社文庫)
水生大海かいぶつのまち についてのレビュー
No.230: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

少女ノイズの感想

久々にビビッときました!塾のアルバイト講師の主人公「スカ」と孤独な優等生少女「冥」が周囲で次々起こる難事件を解決していく連作短編集!有川氏は「ぶっちゃけミステリ部分はどうでもいい」と言い二人の恋愛模様だけに注目していたようですが、自分のようなミステリファンにとっては緻密に組まれたトリックとロジックに脱帽の高度な本格連作集でした!最近騙されにくいなあと思っていたら、この作品集には見事に騙されましたね(笑)
少女ノイズ (光文社文庫)
三雲岳斗少女ノイズ についてのレビュー
No.229:
(7pt)

天帝のはしたなき果実の感想

第35回メフィスト賞受賞作。最初はフランス語のルビに苦労して読みづらかったが、慣れると読みやすいという不思議な文体。久々に読みごたえがあった小説。個人的には終盤の推理合戦が愉しめた。
天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)
古野まほろ天帝のはしたなき果実 についてのレビュー
No.228:
(7pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

どれも味のある平山ワールド満載のSFやホラーを収録した短編集!お気に入りは「Ωの聖餐」、「オペラントの肖像」、「卵男」。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.227: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵ガリレオの感想

ドラマ化もされた人気「ガリレオシリーズ」第1作。短編推理の楽しみが満載。森さんとは違った意味での純粋理系ミステリ。
探偵ガリレオ (文春文庫)
東野圭吾探偵ガリレオ についてのレビュー
No.226:
(7pt)

少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険の感想

やっぱり、このシリーズ最高です!ミステリ的にはどんでん返しがあった「殺鯉事件」が特に良かったです。それ以外では相変わらずの若旦那一行の映画馬鹿っぷりが最高!(笑)
少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険 (講談社ノベルス)
No.225:
(8pt)

ナイフが町に降ってくるの感想

女子高生真奈は夏のある日片思いの先生を尾行している最中に突如時間が止まってしまったことに気付く。動揺する真奈の前に現れた謎の青年。彼は一旦なにか納得のできない謎を考え込んでしまうと、時を止めてしまうという特殊体質の持ち主だという。そして、彼の眼の前には今誰も目撃者のいないはずの路上で突如何者かにナイフで刺されたと思われる男の死体が! 西澤さんお得意のSF設定での緻密に組み込まれた純粋本格ミステリで真奈と統一郎のコンビのドタバタ劇も合わさり流れるように一気読みでした!これは、面白い!

ナイフが町に降ってくる (祥伝社文庫)
西澤保彦ナイフが町に降ってくる についてのレビュー