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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数208

全208件 141~160 8/11ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.68: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

リロ・グラ・シスタの感想

著者初読み。読了後しばらく茫然として、やっと正気に戻った。最初の印象は、面倒くさい、です。一人称ハードボイルドで、高校生が主人公では違和感が有りすぎに感じました。その上友人達も随分個性的で、リアル感が無かったし。しかし人間は何にでも慣れるもので、段々とストーリーに引き込まれて、面白くなって来たな、と思ったんですが。ラス前のシーンでの会話が、何を言ってるのか良く分からなかったんですね。ラストでその理由は理解できましたが、面白かったと言っても良いが、アンフェアじゃないか?と思えて複雑な読後感でした。
リロ・グラ・シスタ―the little glass sister (カッパ・ノベルス)
詠坂雄二リロ・グラ・シスタ についてのレビュー
No.67: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

すべてがFになるの感想

著者初読み。発売当時は新本格ブームをずっと追いかけていましたが、本作は何か違う気がして外してたんですね。「理系」と言うだけでまず自分の圏外に置きますし、何せ新作刊行のスピードが凄くて、コレは付いて行けないなと。それが20年経った今、知り合いに勧められついに手に取る事に。そして感想は、「とても面白かった!」です。ここまで不可能状況を設定されると、そりゃ真相が気になりますよ。数学的な話はほぼ理解出来ませんでしたが、まあ何となく分かったんで良しとします。後、コーヒーに煙草は必須です。超共感。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.66:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

そして名探偵は生まれたの感想

どシリアスに本格物を書く事にテレがあるのかな?特に1話目、3話目ではそう感じましたね。高評価の方が多いですが、やはり2話目が秀逸。メイントリックを考えてから、それが成立する状況を設定したのだろうとは思いますが、とても良く出来たストーリーで面白かったです。最後に鮮やかに一捻り加えてスッキリ終る、短編小説の持ち味を改めて感じた良作。文章も読み易いですし、おススメします。
そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)
歌野晶午そして名探偵は生まれた についてのレビュー
No.65: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マッチメイクの感想

第49回江戸川乱歩賞受賞作。ゴールデンタイムでプロレスを毎週観ていた世代には、感慨深い題材です。ミステリーとしては少々隙が多いので、往年のプロレスファン以外は特に読まなくて良いでしょう。まあ、青春小説と言う側面もありますので、青年の成長小説として読むのは有りかも知れませんが。私にとっては結構面白い作品でした。
マッチメイク (講談社文庫)
不知火京介マッチメイク についてのレビュー
No.64:
(7pt)

私という名の変奏曲の感想

冒頭は被害者側一人称の殺人シーンで始まります。その犯行を自分が行ったと言う人物が7人おり、それぞれが全く同じ経験をした記憶を持っています。いったい何があったのか?、この幻想的な雰囲気に論理的な決着が付くのか?終盤までかなり面白く読めました。が、このトリック、動機、そして最終章、全てが私には「腑に落ちず」でした。この作品を傑作として受け入れられる度量が自分には足りない様です。
私という名の変奏曲 (ハルキ文庫)
連城三紀彦私という名の変奏曲 についてのレビュー
No.63:
(7pt)

貴族探偵の感想

面白い設定の探偵ですねぇ。まあ、探偵と言って良いのかどうか難しいですけど。雰囲気は悪くないが、それぞれのトリックが全て強引過ぎる気がしました。真剣に考えず、ユルく楽しめば良いでしょう。変なの読んでみたい方、おススメします。
貴族探偵 (集英社文庫)
麻耶雄嵩貴族探偵 についてのレビュー
No.62: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アイルランドの薔薇の感想

少々変わったクローズドサークルミステリー。設定の問題か、キャラクターの問題か、あまり緊張感が無かったのが残念。相変わらず犯人はサッパリ分からなかったので、推理の過程を楽しむ事が出来ました。結構面白かったので、おススメします。ただ、フジはちょっと凄すぎるかな?
アイルランドの薔薇 (光文社文庫)
石持浅海アイルランドの薔薇 についてのレビュー
No.61:
(7pt)

ルーズヴェルト・ゲームの感想

ある中小メーカーの経営がピンチに陥る。業績不振によるリストラが進む中、野球部の存続にも暗雲が立ち込める、と言う話です。しかしまあ次から次へと企業経営にも野球部にも困難が続くもので、憎たらしい敵役を相手にどう決着が付くのか?最後までとても面白く読む事が出来ました。企業小説なので、全くミステリー要素は有りませんが、エンターテイメントとして楽しめる作品ですね。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)
池井戸潤ルーズヴェルト・ゲーム についてのレビュー
No.60:
(7pt)

ダイナーの感想

殺し屋専門のダイナーを舞台とした作品。不思議な設定と残酷な描写で、読む人を選ぶかも知れません。自分としては嫌悪感が先に立ち、好きにはなれませんでした。主人公に感情移入出来無かったのも原因ですが。
グロく無ければ読み易いのに、と思うが、それでは作品の魅力が薄くなると言う事なのでしょう。
([ひ]2-1)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)
平山夢明ダイナー についてのレビュー
No.59:
(7pt)

夜の床屋の感想

まさかこんなオチとは、確かに思いもよらない結末。順次発表した短編を纏める時に、後から考えたのでしょうか?解説にも有りますが、読み終わった後に茫然としましたね。ストレートなミステリーでは無いので、幅広く受け入れられる方なら是非おススメします。
夜の床屋 (創元推理文庫)
沢村浩輔夜の床屋 についてのレビュー
No.58:
(7pt)

撃てない警官の感想

著者の作品は初めて読みましたが、今作は爽快感が無く、もやもやする読後感でした。1話づつ見れば悪く無いので、特に最終話のせいなんでしょうけど。署内の人間関係、家庭内の描写ともに、なんか厚みを感じず薄い印象を受けましたね。横山秀夫作品を連想させるが、切れ味は雲泥の差がある。ただ、主人公の設定が、役職、性格共に変わっていて、そこには工夫を感じました。
撃てない警官 (新潮文庫)
安東能明撃てない警官 についてのレビュー
No.57:
(7pt)

月と蟹の感想

子供たちの背景の重さにうんざりし、前半はなかなか読み進めず。この作者は、いつもストーリーを簡単に展開させる為に、安易に子供を辛い目に遭わせると言うイメージが有り、好きではない。しかしながら今作は、途中から先が気になり、手が止まらなくなりました。
どうしても上手く行かない理不尽は、どこにでも誰にでも常に有る事。大人も大変だけど、子供もやっぱり大変。三人とも幸せになって欲しい、とすっかり感情移入してしまいました。
月と蟹
道尾秀介月と蟹 についてのレビュー
No.56: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

紫苑の絆の感想

国内から旧ソ連まで、とにかく寒い所でずっと戦っている冒険小説です。主人公も敵側も、ジャック・バウワー並みのタフさで、ぼこぼこにされても、次のシーンでは平気で駆け回っています。
不満の多い作品でしたが、まず、単純に長すぎる。半分程度の分量で、もっと緊張感を保って欲しかった。また、主人公の行動やそのモチベーション、周りの人たちのキャラ設定等が理解不能。登場人物が多過ぎて、伏線回収も、したのかしてないのか、それともそもそも伏線では無かったのか?と混乱しました。
力作には間違い無いし、作者の真面目で誠実な人柄を感じる様な作品です。「長大雪中冒険小説」をご希望の方にはおススメします。
紫苑の絆〈上〉 (幻冬舎文庫)
谷甲州紫苑の絆 についてのレビュー
No.55:
(7pt)

ようこそ、わが家への感想

家庭ではストーカーの怖さ、仕事では銀行からの出向の難しさ、二つの困難と闘う主人公を描いた作品。
家庭面では、子供たちがとても素直で、仲の良い幸せそうな家族なのは微笑ましい。息子が頼りになるのも好印象な設定。
仕事面ではもっとストレスを感じる状況で、銀行員にはエリート意識が、中小企業側には銀行に対するコンプレックスがあり、お互いに上手く行かない。作者の他の作品でも同様なのですが、実際こうなのかも知れませんね。
全体的には、若干まとまりに欠ける感じもしますが、気軽に読み易いエンターテイメントだと思います。
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
池井戸潤ようこそ、わが家へ についてのレビュー
No.54:
(7pt)

占星術殺人事件の感想

改訂完全版を購入し、25年振りの再読です。本格ミステリー、島田作品共にあまり読んでいなかった頃でしたから、メイントリックの衝撃は、今でもずっと記憶に残っております。しかし残念ですが、再読の感想を正直に言えばあまり面白く感じませんでしたね。作中文の多さや石岡君の寄り道を含め、少々長すぎるのかな?
とは言え、御手洗も石岡君も若者だった時代、読んでいた自分も若者だった。懐かしさに浸ったから、まあ良いか。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)
島田荘司占星術殺人事件 についてのレビュー
No.53: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

その女アレックスの感想

最初から最後まで凄惨で、胸の悪くなる話。なのに、第三部で明らかになる「なぜ?」を知りたくて、途中からは止まらなくなりました。確かに、次々と裏切られる展開に意外性はあります。また、救いの無い哀しい物語で有りながら、ラストの数ページで若干心が軽くなる思いがしたのも良かった。何れにしても、アレックスにどの位感情移入出来るかで評価は全然違うんでしょうね。
翻訳文が読み易いのはかなり好印象ですし、工夫された秀作だと思いますが、楽しさや爽快感を求める方には向いて無いですよ。軽くは読み飛ばせない、面白いとは言いづらい重い作品でございました。
その女アレックス (文春文庫)
ピエール・ルメートルその女アレックス についてのレビュー
No.52:
(7pt)

オー! ファーザーの感想

父親が四人いる、と言う不思議な設定。伊坂作品にしては、比較的ダークな面が薄く読み易いかも。終盤の展開は個人的には意外でしたが、結構面白かったです。伏線回収もまずまず納得出来、深く考えず素直に楽しめば良いかと。
オー!ファーザー
伊坂幸太郎オー! ファーザー についてのレビュー
No.51:
(7pt)

グレイヴディッガーの感想

何が起こっているのか序盤では良く分からない。事件の背景が徐々に明らかにされると、ホントによく考えてあるな、と感心しました。スピード感のある一夜のサスペンスであり、ドラマの「24」の影響も有るかも知れませんね。登場人物にも好感が持て、読後感もまずまず良かった。リアリティは無いですが、おススメのエンタテインメント、面白かった。
グレイヴディッガー (角川文庫)
高野和明グレイヴディッガー についてのレビュー
No.50:
(7pt)

獄門島の感想

横溝作品を読むのは2冊目。随分前に映画を観ているのですが、やはり犯人が分かっていると面白さは半減かも。読み易かったが、色々と救いが無くて読後感は良く無かったです。悲劇過ぎて喜劇。ただ、映画はもう一度観たくなりましたね。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史獄門島 についてのレビュー
No.49:
(7pt)

人喰いの時代の感想

昭和初期の小樽を舞台に、探偵コンビが活躍する短編集です。と思って読んでいたんですが、最終章で一気に印象が変わりました。帯で随分煽っているので、何か有るんだろうとは思いましたが、この展開は想像外でしたね。ラストは好き嫌いで言えば、あまり好きな方向では無い。各短編共それなりに良かったので、素直にそのままの方が面白かった気がしますけど、作者も初ミステリで気合入ってたんでしょうな。いずれにしても、全編を通して時代の暗い雰囲気に圧倒されました。
人喰いの時代 (ハルキ文庫)
山田正紀人喰いの時代 についてのレビュー