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エーカー さんのレビュー一覧

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レビュー数23

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

魔眼の匣の殺人の感想

そんなに信じていたのなら肌身離さず持ってるんじゃないの?というのが率直な感想。

予言に関してはもう少し上手く料理出来たはず。
最後の様に糾弾する流れになるなら尚更かな。
予言の真贋に触れる流れにしてよりはじめから必要なかった感を出した方が良かった気がします。
予言に関する真偽を結の展開として扱いたくなかったのかもしれませんが・・・
魔眼の匣の殺人
今村昌弘魔眼の匣の殺人 についてのレビュー
No.22: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

紅蓮館の殺人の感想

作中で明らかになる登場人物についての伏線は割と露骨なぐらい丁寧なのに、犯人を断定する根拠が希薄で弱過ぎる。

探偵に焦点を当てているのに、探偵が複数登場する設定も活かしきれていないのが残念。
探偵としてのあり方・価値観を壊すなら完膚なきまで徹底的に出来ていないのが、中途半端さを際立てている気がする。
紅蓮館の殺人 (講談社タイガ)
阿津川辰海紅蓮館の殺人 についてのレビュー
No.21:
(6pt)

ジェリーフィッシュは凍らないの感想

結局、雪山だったが、こういうクローズド・サークルの作り方は斬新。

ある人物の独白と傍白によって過去の真相が判明するが、犯人の感情に起伏があまりないことに違和を感じる。
犯人が自殺したと思わせる意図がないので、感情に任せて執拗に痛めつけたりした方が自然かなと思う。


ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)
市川憂人ジェリーフィッシュは凍らない についてのレビュー
No.20:
(4pt)

図書館の殺人の感想

前作もだったが、フーダニットに集約し過ぎて、動機やら犯人の行動に違和感を覚えた。
トイレへ向かった理由は、向かう道中で生じるリスクと相反していて余り納得出来ず、トイレでの行動については、さもありなんって感じ。

動機に関してもこんなおざなりでは、意外性を狙っただけの犯人に思えてしまうので残念。
図書館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾図書館の殺人 についてのレビュー
No.19: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

シリーズ第2弾

学校のシーンを入れることで、誤魔化していたのかもしれないが、犯人当てのロジックに重きを置き過ぎだと感じた。

犯人の動機を考えると、犯人が捕まったとしても無事再開されるか疑問が残るのに、意図的ではないにしろ、明確な犯人候補を用意しないトリックにはしないはず。
被害者以外にも犯人がよく思っていなかった人物がいたことを踏まえると、その人物が犯人になるようなトリックにする方が自然かな。

最後、主人公にあのセリフを言わせたかったからこんなトリックにしたのかなと思えて仕方がなかった。
水族館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾水族館の殺人 についてのレビュー
No.18:
(5pt)

星読島に星は流れたの感想

典型的なクローズド・サークルとして期待すると肩透かしを食らうかも。

地球最後の日に何をするかの問いに対する犯人の答えを聞く限り、本当にこんな手段を選ぶのかと疑問に思えて仕方がなかった。
星読島に星は流れた (創元推理文庫)
久住四季星読島に星は流れた についてのレビュー
No.17:
(4pt)

神様が殺してくれる Dieu aime Lionの感想

単純に犯人の名前を挙げずに『神様』としたのは上手い。
ただ、舞台を海外に設定したのは正解だが、素直に騙されたと受け入れられる人は少なそうだなと感じた。

どうして犯人が神様になるのかと終始描かれている内容+犯人のとある伏線からどちらも正解だったにも関わらず、犯人は違ってました(笑)

どうしても2つの要素を1つに結び付けられなかった。
神様が殺してくれる
森博嗣神様が殺してくれる Dieu aime Lion についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

名探偵はもういないの感想

雪崩が起こり、泊まったペンションで殺人事件が発生。
事件を解決してくれるはずの『名探偵』は・・・

とある設定が事件のキーを握るが、そこを受け入れられるかが最大の山。
個人的には『ある条件下では忠実なロボットになってしまう』みたいなSF的設定にした方がまだマシってレベルでした。
ミステリとしての質自体はなかなかだっただけにもったいないの一言に尽きる。
名探偵はもういない (講談社文庫)
霧舎巧名探偵はもういない についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

人格転移の殺人の感想

突然の地震でシェルターだと思い、逃げ込んだ先は人格を入れ替える施設だった。
次々と入れ替わる人格、果たして殺人を犯した人格は?

SF要素を受け入れられれば、物語として楽しめるはず。
ただ、殺人が一点に凝縮され過ぎているのが残念かな。
一日置きに発生して、推理と並行する方がせっかくのクローズド・サークルという状況下をもっと活かせたはず。
人格転移の殺人 (講談社文庫)
西澤保彦人格転移の殺人 についてのレビュー

No.14:

鴉 (幻冬舎文庫)

麻耶雄嵩

No.14:
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

鴉の感想

弟の死の謎を追い、地図にない村を訪れた兄。
そこは大鏡という人物が支配する村で、連続殺人が発生する。

細かい部分は納得できるけど、物語の骨格となる舞台の存在が全く共感できず、一言で表すなら『なるほど、わからん』って感じ。

メインの連続殺人と叙述トリックで成り立っており、トリックに関しては上手いなと感心したが、叙述トリック部分の片方にはずっと違和感を覚えていたので、必然性が感じられなかった。
同様にタイトルを『鴉』なのもイマイチわからないままで、あれこれ考え過ぎない人向けなのかな。
鴉 (幻冬舎文庫)
麻耶雄嵩 についてのレビュー
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

金雀枝荘の殺人の感想

ホラーテイストの強いミステリ。

見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。
金雀枝荘の殺人 (中公文庫)
今邑彩金雀枝荘の殺人 についてのレビュー
No.12:
(4pt)

『ギロチン城』殺人事件の感想

導入の異様な雰囲気そのままに事件発生までは楽しめたが・・・

似たようなトリックのミステリを読んだことがあるが、どうにもこういう機械的なトリックは肌に合わないみたい。
話の途中で棄却された説で展開していった方が許容できたかも。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『ギロチン城』殺人事件 についてのレビュー
No.11:
(5pt)

11枚のとらんぷの感想

伏線の張り方は見事だが、作中作で話の流れが切れてしまっているのが残念。
事件から解決までの流れを分断しないためにも、事件発生前に作中作を紹介する構成にした方が良かっただろう。
11枚のとらんぷ【新装版】 (創元推理文庫)
泡坂妻夫11枚のとらんぷ についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

シリーズ第2弾

『探偵権』を探偵オークションで落札するシチュエーションは面白い。

ただ、同じ手口の殺人が続くのは頂けない。
事件解決後の展開からダンガンロンパらしさを感じられた。
ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)
北山猛邦ダンガンロンパ霧切 2 についてのレビュー
No.9:
(5pt)

シリーズ第1弾

良くも悪くもシリーズ物の『導入』。

読みやすかったが、肝心の事件があっさり過ぎる。
ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)
北山猛邦ダンガンロンパ霧切 についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

シリーズ第1弾

少しウザく感じるぐらい順序立てた緻密なロジックには感服しました。
ただ、犯人の行動が対照的に杜撰というか行き当たりばったり過ぎるのが・・・
特に犯人が密室を作ることになった行動に関することはどれもご都合主義っぽさを感じてしまいました。

あと、アニメのネタを挟むのはいいけど、自己主張が強すぎ。
知ってる人は気づく程度のパロディネタにした方が万人受けするはず。
体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.7:
(5pt)

異邦の騎士の感想

御手洗潔シリーズの実質最初の事件。

鏡恐怖症で一切見ることができないという状態にやや難がある。
ストーリーを加味してこの評価だが、純粋にミステリとして評価するなら-1かな。
異邦の騎士 改訂完全版
島田荘司異邦の騎士 についてのレビュー
No.6:
(6pt)

館シリーズ第9弾

特異な状況なだけに飽きずに読める。

ただ、非現実的であり、殺人がメインでなかった点がマイナス。
館シリーズならではの方法で、脱出を図らなければならなかった理由については伏線の回収が上手かった。
奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻行人奇面館の殺人 についてのレビュー
No.5:
(4pt)

シリーズ第2弾

妹を殺めたストーカーに情報提供した悪徳探偵、通称『死神』。
『死神』の手掛かりを掴むが・・・

相変わらず、過激なシーンが多いが、前巻よりは耐性が付いたのかまだ読みやすかった。
探偵の探偵2 (講談社文庫)
松岡圭祐探偵の探偵2 についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ハサミ男の感想

シリアルキラー『ハサミ男』の次のターゲットが同様の手口で先に殺されてしまった。
真犯人、そしてハサミ男の正体とは?

手にした時点から、叙述トリックがスタート。
ラストにかけての展開が好みじゃなかったので、この評価に。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー


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