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エーカー さんのレビュー一覧

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レビュー数7

全7件 1~7 1/1ページ

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No.7: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

紅蓮館の殺人の感想

作中で明らかになる登場人物についての伏線は割と露骨なぐらい丁寧なのに、犯人を断定する根拠が希薄で弱過ぎる。

探偵に焦点を当てているのに、探偵が複数登場する設定も活かしきれていないのが残念。
探偵としてのあり方・価値観を壊すなら完膚なきまで徹底的に出来ていないのが、中途半端さを際立てている気がする。
紅蓮館の殺人 (講談社タイガ)
阿津川辰海紅蓮館の殺人 についてのレビュー
No.6:
(4pt)

図書館の殺人の感想

前作もだったが、フーダニットに集約し過ぎて、動機やら犯人の行動に違和感を覚えた。
トイレへ向かった理由は、向かう道中で生じるリスクと相反していて余り納得出来ず、トイレでの行動については、さもありなんって感じ。

動機に関してもこんなおざなりでは、意外性を狙っただけの犯人に思えてしまうので残念。
図書館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾図書館の殺人 についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

シリーズ第2弾

学校のシーンを入れることで、誤魔化していたのかもしれないが、犯人当てのロジックに重きを置き過ぎだと感じた。

犯人の動機を考えると、犯人が捕まったとしても無事再開されるか疑問が残るのに、意図的ではないにしろ、明確な犯人候補を用意しないトリックにはしないはず。
被害者以外にも犯人がよく思っていなかった人物がいたことを踏まえると、その人物が犯人になるようなトリックにする方が自然かな。

最後、主人公にあのセリフを言わせたかったからこんなトリックにしたのかなと思えて仕方がなかった。
水族館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾水族館の殺人 についてのレビュー
No.4:
(4pt)

神様が殺してくれる Dieu aime Lionの感想

単純に犯人の名前を挙げずに『神様』としたのは上手い。
ただ、舞台を海外に設定したのは正解だが、素直に騙されたと受け入れられる人は少なそうだなと感じた。

どうして犯人が神様になるのかと終始描かれている内容+犯人のとある伏線からどちらも正解だったにも関わらず、犯人は違ってました(笑)

どうしても2つの要素を1つに結び付けられなかった。
神様が殺してくれる
森博嗣神様が殺してくれる Dieu aime Lion についてのレビュー
No.3:
(4pt)

『ギロチン城』殺人事件の感想

導入の異様な雰囲気そのままに事件発生までは楽しめたが・・・

似たようなトリックのミステリを読んだことがあるが、どうにもこういう機械的なトリックは肌に合わないみたい。
話の途中で棄却された説で展開していった方が許容できたかも。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『ギロチン城』殺人事件 についてのレビュー
No.2:
(4pt)

シリーズ第2弾

妹を殺めたストーカーに情報提供した悪徳探偵、通称『死神』。
『死神』の手掛かりを掴むが・・・

相変わらず、過激なシーンが多いが、前巻よりは耐性が付いたのかまだ読みやすかった。
探偵の探偵2 (講談社文庫)
松岡圭祐探偵の探偵2 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

学生アリスシリーズ第4弾。

江神部長を追って訪れた宗教団体『人類協会』で事件に巻き込まれる。
事件が起こるまでが冗長気味。

凶器回収におけるロジックは流石。
ただ、トリックを使ってまで誤認させようとしたこととダイイング・メッセージとしてペリハと残したことにはもう少し明確な意図が欲しかった。
特にトリックに関しては事前の準備もなしによく決行したなと。
凶器に拘らず、待てば解決しただけに作者のエゴに感じてしまう。
あと、過去と現在の事件を繋ぐつながりはもう少し具体的な何かが欲しかった。
女王国の城 上 (創元推理文庫)
有栖川有栖女王国の城 についてのレビュー