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エーカー さんのレビュー一覧

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レビュー数10

全10件 1~10 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.10:
(7pt)

時空旅行者の砂時計の感想

過去の殺人事件にタイムトラベルをして介入するという舞台設定が斬新。

登場人物が多く、読み進める上で煩雑さを覚えてしまう。
ただ、伏線はしっかりしているので、虚を衝かれるようなトリックではない上に、ハッピーエンドなので読後感は悪くならない。
時空旅行者の砂時計 (創元推理文庫)
方丈貴恵時空旅行者の砂時計 についてのレビュー
No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

加賀恭一郎シリーズ第3弾

自殺に偽装を施された妹の遺体を警察官である兄が発見した。
容疑者は2人に絞られたが、妹を殺したのは親友か元恋人か? それとも・・・

基本的に2択ですが、タイトルがミスリードだと考えて終盤まで他の可能性も無駄に追ってました(笑)
具体的に犯人の名前が記されない珍しいミステリですが、タイトルの意義とある1文から見当が付くことを踏まえるとそこまで気になりませんでした。
どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
東野圭吾どちらかが彼女を殺した についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

夜想曲(ノクターン)の感想

山荘で同期会が行われたが、3日間で3人の遺体が発見された。
自身も参加していたはずだが、その間の記憶が抜け落ち、代わりにロープで他人の首を絞めた感触が残っていた。
空白の3日間を再現し、自身を犯人と断罪した小説が送られてきたが、犯人は・・・

何と言っても構成がお見事。
この物語の根幹となる2つの仕掛けで色んな要素をしっかり説明出来るのが素晴らしい。
ただ、文章力のせいか、文章の端々に違和感を覚えてしまい、漠然とだが予想が出来てしまったのが唯一の心残り。
夜想曲(ノクターン) (角川文庫)
依井貴裕夜想曲(ノクターン) についてのレビュー
No.7:
(8pt)

館シリーズ第1弾

『そして誰もいなくなった』をオマージュしたクローズドサークル作品。

早い段階でトリックに検討がついてしまったため、最後まで気付かず読み終えたかったなぁと心底思う作品。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.6:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

マスカレード・ホテルの感想

謎の数字を残しながら連続して起こる殺人事件。
次の犯行現場はホテルか!?

数字を残した意図に疑問を持ちつつも、単純に交換殺人かな?と騙されました。
まさに『木を隠すなら森の中』。
マスカレード・ホテル
東野圭吾マスカレード・ホテル についてのレビュー
No.5:
(7pt)

ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への感想

事件の流れを感じづらく、事件の描写が弱いと言わざるを得ない。
少しご都合主義な面も目立つが、伏線もしっかり拾えば犯人も予想できるので、完成度には満足かな。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

雨の日も神様と相撲をの感想

タイトルから滲み出る城平京ワールドは健在でした!
特に起承転結の『転』における伏線回収はさすがの一言。

ただ、事件部分の必然性が薄く、ミステリの部分が蛇足になりかねないのが少し残念なところ。
ミステリが中心ではないストーリーである以上、神様に相撲を教えることと事件解決に因果関係が欲しかったかな。
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)
城平京雨の日も神様と相撲を についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

キングを探せの感想

『キングを探せ』というタイトルは、まさに言い得て妙。

トランプのトリックは見当が付いたが、よく見かける叙述トリックと違い、新鮮だった。
キングを探せ (講談社文庫)
法月綸太郎キングを探せ についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

1度、ネズミor人の顔と思い込んでしまうとそれにしか見えなくなってしまうラットマン。
そんな思い込みを持つ主人公が引き起こすストーリー。

トリック云々より、心理描写で魅せる作品。
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.1:
(8pt)

学生アリスシリーズ第2弾

新入部員マリアの別荘のある島を訪れ、宝探しとそこで起きる殺人事件に関わっていく。

犯人にとって想定外な出来事の伏線は比較的わかりやすい。
犯人も意外な人物ではないため、驚きは少ないものの、なるほどなと納得させられる質の高い作品。
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
有栖川有栖孤島パズル についてのレビュー