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梁山泊 さんのレビュー一覧
梁山泊さんのページへレビュー数681件
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T村M月さんの作品に時々出てくるような面倒くさい女性二人が物語の中心。
女性は恋愛となると何故こうも物事を複雑に考えるんでしょうね。 最後は何かを悟ったかのような終わり方ですが、このままだとまた泣く事になると思いますね。 男から見ると何の解決にもなってない(笑) 男女で感想も相当違いそうな作品です。 |
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作者初読。
死刑囚ばかりを収容する終末監獄が舞台という一風変わった設定の連作短編集です。 「インパクトに欠けるけど、なんかセンスはいいよなぁ」なんて思って読んでたら、ラストにとんでもない結末が・・・ 「いい意味での後味の悪さ」 是非味わってみて下さい。 |
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現役医師である作者が、実在の事件を題材に描いた作品です。
医師仲間から「和歌山カレー事件」の鑑定資料を託された、というのだから驚きだ。 ただ、ルポルタージュっぽく、捜査、裁判と同じ事の繰り返しが描かれていてかなり冗長に思えます。 鑑定資料をベースに「小説」にして欲しかったなぁ。 |
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日本推理作家協会賞受賞作品。
この作者の本格推理小説ってのに興味をそそられ読んでみましたが、芝居用語にイメージ出来ない事・モノが多数登場してかなり読みにくかったです。 また、頁数に制約があったのか肝心の謎解き部分がバタバタだったのはいただけないですね。 少し勿体無い気がしました。 |
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医療ミステリですが、専門用語が多用される難解な作品ではありません。
逆にここまで素人にも分かりやすく描けてる事にまず驚きと感動です。 それにしても、医者って神になりうる人達なんだな、って少し怖くなりましたね。 海堂尊超えを期待したい作家さんです。 |
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要介護レベルの高い認知症老人が集まる福祉施設が舞台。
施設や介護する側の問題を主眼に置いたのだとしても、物語の前半後半で認知症老人達が豹変し過ぎで、これでは身内に認知症患者を抱える人に反感をかいそうです。 これはさすがに「ちょと取材不足では?」って思っちゃいますね。 |
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「古い映画じゃあるまいし」
作中のセリフですが、笑うとこなのかなと思いつつも、このセリフを挿入できた作者に敬意を評したい。 序盤はまんま「タワーリング・インフェルノ」です。 SマックイーンとPニューマンのタッグを、女消防士と作品中随一のバカ役に置き換えたんだから本家を超える訳はないのですが、やっぱ好きなんだよな、この手の作品。 |
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このシリーズに外れなし。
今作は驚きの設定で「次はあるのか」と不安にさせてくれるが、まだまだ続くと信じたいですね。 ラスト、御子柴にあの言葉を言わせるためだけに登場した彼女に影のMVPあげたい。 それでも変わらないのが御子柴らしいと思うのですが・・・次回作が楽しみ。 |
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ミステリか恋愛小説か、なる議論があるようですが、私はミステリ寄りの作品だと思いました。
素晴らしいのは、恋愛を陳腐なトリックのネタに終わらせず立派な恋愛小説としても両立させたところですね。 帯に「驚愕の」なんて謳い文句がありますが、そんな類いの作品ではないですよ。 |
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元サンスポ記者である作者がプロ野球のスカウトに焦点を当てて描いた作品。
ほぼノンフィクションだと思いますね。ただ昭和臭満載ですが・・・ 裏方ですが、人間一人の一生を背負う覚悟でやっているという事。だからそこにドラマが生まれるのでしょう。 プロ野球ファンには自信持ってお薦めできます。 今年ももうすぐドラフトですね。 |
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フェイスブック上での男女のメッセージのやり取りだけな作品。
読中から考えていたオチの想定の範囲内だったので驚きはなかったですね。 再読する程でもないですが、読了後、あの時の発言の裏には・・・など振り返ってみるのが楽しい作品だと思います。 |
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芥川賞候補の表題作を含む3編の短編集。
表題作は、現在の東京に突然、戦時中の東京が幻影のようにオーバーラップするという物語。 干渉こそ出来ないが東京大空襲で命を落とすご先祖様と同居する事になります。 発送というかアイデアが凄く面白いと思いました。この時点で勝利って感じです。 作者なりの反戦メッセージと思います。 ところで、何故この題材を短編にしたのでしょうかね。500ページ位の大作が描けそうな気もしますが。 残りの2作は、おまけ的な印象を拭えませんでしたので余計にそう感じてしまいました。 |
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芸術に全く興味のない私でも、この作者の芸術小説は読んでいて本当に楽しいし心地よいですね。
史実をベースにした物語に、架空の人物を紛れ込ませ、彼を視点人物として彼の口に作者の思いとか考えとかを語らせている感じですかね。 作者自身の芸術に対する純真で真っ直ぐな思いがよく伝わり響きます。 |
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何か色々不親切な作品だな、と思ってたらシリーズものでした。
ミステリーっぽい趣向も凝らされてるが正直弱いですね。 テーマは「家族」。 と言っても、ありがちな家族愛の話ではなくて「家族の辛いところ」を描いた作品ですね。 ある程度の年齢の方は身につまされるかも知れません。 |
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冤罪発生に至るまでのカラクリを知って、不謹慎ながら、復讐劇に肩入れしたくなってしまいました。
「ゴメン」じゃ済まないわけですからね。 重大犯罪の高検挙率を誇る治安大国日本の実態っていうか、裏の顔を垣間見た感じですね。 「不起訴は黒星」とかくだらない事競ってんじゃないよ、って思いますね。 |
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タイプスリップSFですが、時間がシャッフルされるというところがこれまで読んだこの手の作品とは違っています。
そんな中でパラドックス全力回避ってのが面白く、本当にこれまでになかった作品だなという印象です。 ラノベっぽいところが好みから外れるのですが、大量の伏線だけでなく現象のきっかけすらも上手く回収させたのは見事。 |
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主人公のイニシャルがSで共通していますが、独立している6作の短編集です。
そういえばこの作家さんのデビュー作はホラーだったなって思い出させてくれるような作品。 意図的に読後感を悪くさせる落とし所で、まぁ道尾さんらしいっていうか、この人にしか描けない世界観でしょうか。 |
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デビュー作を読めばその作家が一番何を描きたいのかが分かるって感じですかね。
作者の作品は何作か読んでいますが、なる程なぁって気がします。 ミステリマニアによるミステリマニアのための作品ですね。 兎に角ぶち込みすぎているので、読んでいて落ち着かないところがあるのですが、そこは処女作ってことで。 |
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「このミス」大賞受賞作。
タイトルとかオーパーツという題材から想起できるイメージと、実際の作品のノリや雰囲気が違いすぎて・・・ 小学館かどこかから出ている「マンガ・世界の秘宝」的な本を小説にしたらこんな感じかなと。 大人が読むには軽すぎるね。 「このミス」・・・柚月裕子や中山七里を排出した賞なんだけどなぁ・・・ |
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「?」な作品。
警察官とTV局員の幼馴染がダブルヒロインです。 「二人のヒロインが格好良くて」なんてレビューが多いのにまず驚きです。 こんなダサくて格好悪いヒロインがいるのかって。特にTV局員の方。 私には作者が「出来る女性」として描いたとはとても思えないんですけどね。 仕事のできる女性って当然何人も知ってますけど、こんなんじゃないでしょう。 男性がこれやっても「多少やなやつ」で済むのかも知れませんが「ダメダこいつ」なのは違いないわけで、これを女性がやったらこんな醜いんですね。 最後二人共殺される、当然殺され役キャラだと思ってましたけどね。 生きてやんの(笑) |
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