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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数401件
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異なった年代毎に独立した密室殺人事件を密室蒐集家という謎の人物が解決していく連作短編集。時代ごとに捜査方法やトリックに変化が見られるのも面白かった。ストーリーが好きなのは『理由ありの密室』と『柳の園』、ミステリとして好きなのは『佳也子の屋根に雪ふりつむ』でした。
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怪奇現象を論理的に収束させる綾辻ホラー。綾辻さんが冒頭で述べていた「仕掛け」に関しては、話の進み方がなんか変な感じがするなぁと思いながら気づけませんでした。目を背けたくなるようなグロテスクな文章も効果的。
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謎の提示→読者への挑戦状→解答というシンプルな構造の安楽椅子(執事)探偵シリーズの第3作(最終作?)。読者層がどちらかというとあまりミステリーを読まない人向けに設定されているため(そのためか賛否両論)、ワンパターン化(様式美と捉える事もできる)を防ぐためか、「彼女は何を奪われたのでございますか」で変化を付け、最終話で原点回帰と見せて衝撃的なラストというのが良かった。
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アガサ・クリスティー2作目の読了。これを先に読んでから綾辻さんの「十角館の殺人」を読んでたらより面白く読めたんじゃないかと思う。が、それでも名作としての雰囲気は存分に味わえた。
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介護問題を扱った社会派推理小説。犯人の行動の是非は自分でも結論は出せませんでした。ミステリーの部分も、本格ミステリ的仕掛けによって、急速に真相が明らかになっていく展開を効果的に演出している様に感じられる。
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赤川作品の中では比較的ユーモアは抑え気味。しかしこの避難所はドロドロした空気になっていそうだ・・・(^^:
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初読了の東野圭吾ノンシリーズ長編。女性が語り手で探偵役というのも東野さんの作品には珍しい。真相を突き止めようとする事が必ずしも良い結果を導くとは限らない、という様な切ない結末でした。
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「碓氷由佳シリーズ」系統の話かと思いきや、むしろ「見えない復讐」系統の話。ぞくぞくする心理戦は石持さんらしくてよかった。だがラストの女3人のリアクションだけはどうにもついていけない。
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本格ミステリー・青春小説・スポーツ小説の要素がうまく合わさっていて面白かった。演出的には伊坂さんの某作品を思い起こさせる。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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圧巻の大トリック。この一言に尽きる。確かに普通それ自体を意識す事は日常ではあまりない。
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国内外の古典ミステリのパスティーシュ作品集(一部例外あり)。その作品を知らないために、あまり面白味を感じなかった作品があったのが勿体なく思う。個人的ベストは表題作と「探偵映画の夜」です。
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ジュブナイル作品だからだろうか、金田一耕介がとても行動的に映って新鮮だった。
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ある人物の正体や犯人は当てる事は出来たが、それでも面白味が減る事は無かった。最後の最後に驚かされた。やはり油断ならない。
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術中死、通り魔事件、教授選候補者の連続死、主人公の家族関係、ちりばめられたキーワードが最後に1つの解答として示される。「ブラッドライン」というタイトルも最後に大きな意味をもってくる。医療ミステリとしても家族愛の物語としても面白かった。
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米澤さんの青春ミステリ+日常の謎2大シリーズの一方。ほろ苦く、切なくなる読後感は古典部シリーズより強く感じられる。出したくない本性が意図せずに出てしまう。ただしそれは作ったキャラクターではなく欠点を直そうとするための物。ある意味では後者の方が苦しいのかもしれないと思った。それと、食べ物の恨みは怖い。
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青春小説で恋愛小説、学園ミステリでアンチミステリ。様刻の言動や想いが終始ストーリーに何らかの影響を与えているのはセカイ系そのものに感じられる。本格ミステリも探偵役が推理した結論がその結末と物語を決めてしまう。ある意味では似ているかもしれない。ミステリの部分も3つのダニットが丁寧に押さえられていて良かった。 本能で好きなのは夜月、感情で好きなのは琴原、理性で好きなのは黒猫という感じかな?
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日常に潜む狂気を表現しているようにも感じられるミステリー風味の短編集。「芹葉大学の夢と殺人」が個人的ベストです。
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上巻…千里眼シリーズの1つの到達点。クラシックシリーズと新シリーズ数話の伏線が回収されていくが、現時点では良く分からない。
下巻…最も美由紀に好感が持てない展開(上巻)で始まったが、下巻で真相が明らかになるにつれ徐々に解消されていった。美由紀の過去(正体)を明らかにする話であり、千里眼・岬美由紀のリスタート地点であるように感じられた。 |
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金の魔力が引き起こしたかのようなストーリー。ミチルの言動は辟易する部分もあったが、錯綜した精神状態を表現するような文章に引き込まれ、後に何も残さない救いのある結末が良かった。
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今年初読了のエラリー・クイーン。ほとんどがダイイングメッセージもの。自分はダイイングメッセージ系統はあまり好きではない(暗示めいた物は特に)が、それを綺麗に解き明かしてしまうのは爽快だった。
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