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水生 さんのレビュー一覧

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レビュー数36

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No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

現代詩人探偵の感想

紅玉いづきさん初読了。息苦しく重々しい雰囲気が全体に満ちているミステリの文脈で主人公の心情が描かれている。創作に関わる人の青春小説であり、ホワイダニットミステリとしても面白かった。
現代詩人探偵 (ミステリ・フロンティア)
紅玉いづき現代詩人探偵 についてのレビュー
No.35:
(5pt)

明治断頭台の感想

山田風太郎さん初読了。明治2年を舞台とする連作長編。幕末維新期は好きな時代なので、知っている実在人物が出てくるのは興味を惹かれた。個々の短編で用いられるトリックもその時代ならではだと思える。最終章での伏線回収はミステリ的技巧によって感慨深い結末になっている
明治断頭台 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
山田風太郎明治断頭台 についてのレビュー
No.34: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ローマ帽子の謎の感想

エラリー・クイーンのデビュー作にして国名シリーズ1作目。「なぜ被害者の帽子が現場から持ち去られたのか?」から犯人特定への流れは、少々くどく感じられるものの臨場感があった。
ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンローマ帽子の謎 についてのレビュー
No.33:
(5pt)

探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめての感想

随所に挟まれる国内外古典ミステリのパロディが面白い。「足跡のない密室」ものにして東川さん十八番の野球ミステリである「名探偵、球場で足跡を探す」が個人的ベストです。
探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて
No.32:
(5pt)

道徳の時間の感想

第61回江戸川乱歩賞受賞作。「これは道徳の問題です」とだけ自供して黙秘を続ける男。謎の提示が魅力的でしたが中弛みを感じてしまいました。動機特定の手がかりと真の動機解明に意外性を感じられたので読後感は悪くありませんでした。
道徳の時間 (講談社文庫)
呉勝浩道徳の時間 についてのレビュー
No.31:
(5pt)

最後のトリックの感想

深水黎一郎さん初読了。「読者が犯人」に挑戦した氏のデビュー作。納得できるかどうかは別にして、無駄のない伏線回収は良かったです。
最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.30:
(5pt)

テニスコートの謎の感想

フェル博士ものでは初の読了。「足跡のある密室」でありながら恋愛小説的な部分もあって確かに異色と感じられた。派手なトリックは明かされた時に爽快感がある。
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)
No.29:
(5pt)

あぶない叔父さんの感想

メルカトル鮎とは対照的に善良すぎる名探偵。麻耶作品の中では地味な印象はあるものの、作者のやりたい事はわかる上に、良い話風に締めてる分余計タチの悪い後味になっている(笑)。青春小説としては尻切れとんぼなのは続編の予定があるからなのかは不明。短編単体では「失くした御守」と「旧友」が個人的ベストです。
あぶない叔父さん (新潮文庫)
麻耶雄嵩あぶない叔父さん についてのレビュー
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(5pt)

ラプラスの魔女の感想

東野圭吾デビュー30周年記念作品。人物及び事件の真相の意外性、動機、職人技に対する脳科学的解釈と、終盤での纏まり方が良かった。
ラプラスの魔女 (角川文庫)
東野圭吾ラプラスの魔女 についてのレビュー
No.27:
(5pt)

【潜入】医師狩りの村の感想

ある作家さんが面白かったとツイートしていたので読みました。「医師狩り」というタイトルと無医村・風土病等という設定からオカルトミステリっぽい話を想像していたら、その要素はほぼなく人情ミステリという感じでした。謎の提示に対して真相が尻すぼみに感じられたのが残念。ただ伏線そのものはフェアに張られていて好印象。
【潜入】医師狩りの村 (宝島社文庫)
小林深亜【潜入】医師狩りの村 についてのレビュー
No.26:
(5pt)

火星に住むつもりかい?の感想

魔女狩りを現代に蘇らせたかの様なディストピア小説。重い展開で今まで読了した伊坂作品の中では読んでいて辛かった。伊坂さん独特の台詞回しはいつも通りで面白かった。 
火星に住むつもりかい?
伊坂幸太郎火星に住むつもりかい? についてのレビュー
No.25:
(5pt)

われはロボットの感想

アイザック・アシモフ初読了。ロボット3原則を前提とした古典SF短編集。SFであると同時に「近未来日常の謎」であると思う。「ロビィ」と「証拠」が個人的ベストです。
われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)
アイザック・アシモフわれはロボット についてのレビュー
No.24:
(5pt)

絶望系の感想

谷川流さん2冊目の読了。フーダニットとして読むなら登場人物が出揃った時点で特定できてしまう難易度だが、この作品の本題はそこでは無かった。ある人物につきつけられるのは残酷な世界の構造。語り手に対する違和感も最終章にて明かされる。これを読了した人には「ボトルネック」か「神様ゲーム」を薦めたくなる(笑)。
絶望系 (新潮文庫nex(ネックス))
谷川流絶望系 閉じられた世界 についてのレビュー
No.23:
(5pt)

西川麻子は地理が好き。の感想

クイズ研出身作家の本領発揮!!キャラクタ造形が浜村渚と対照的なのも面白い。個人的ベストは「グンカンドリの気が早い犯罪」と「ナトロン湖畔に愛の像」です。
西川麻子は地理が好き。 (文春文庫)
青柳碧人西川麻子は地理が好き。 についてのレビュー
No.22: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

幻肢の感想

TMS治療と幻肢を主軸とした恋愛ミステリ。脳機能に関する話は興味深く読めました。どちらかというと恋愛小説として面白かったです後半のヒロインが完全にヤンデレ過ぎてちょっと怖かった。
幻肢
島田荘司幻肢 についてのレビュー
No.21:
(5pt)

スキュラ&カリュブディス: 死の口吻の感想

エログロ百合伝奇ホラーミステリー……読んで感じただけでも様々なガジェットが詰め込まれて面白かった。ミステリーは必ずしも推理小説ではありませんので悪しからず(自分はホラーミステリーの印象が特に強かった)。
スキュラ&カリュブディス: 死の口吻 (新潮文庫nex(ネックス))
No.20:
(5pt)

五覚堂の殺人 〜The Burning Ship〜の感想

堂シリーズ3作目。前作・前々作に比べるとミステリ部分と数学蘊蓄のバランスが取れて読みやすくなっていると思います。ミステリ部分は地味な印象を受けましたが主要キャラクターが確立されてきたので前作よりは面白かったです。
五覚堂の殺人 ~Burning Ship~ (講談社文庫)
周木律五覚堂の殺人 〜The Burning Ship〜 についてのレビュー
No.19:
(5pt)

貘の檻の感想

道尾秀介さん初読了。全体に暗い雰囲気で幻想的・情緒的な文章は綾辻さん、または横溝正史の岡山物に似ている。過去に事件と悪夢・それを調べつために故郷に戻った先で起こった事件が徐々に重なっていく。個人的には本格ミステリではないように感じましたが、旧農村の陰鬱な雰囲気は味わえました。
貘の檻 (新潮文庫)
道尾秀介貘の檻 についてのレビュー
No.18:
(5pt)

武蔵野殺人ルート4の密室の感想

数百億円の遺産と会社の実権を残したまま女主人は密室で殺された。容疑者は相続人全員。4つの密室殺人を主軸とした警察小説と新本格の双方の色を持った作品。意外性と論理性のバランスが取れた佳作ですが、タイトルとの関連が唐突過ぎるように感じた所が不満な点でした。
武蔵野殺人ルート4の密室 (講談社文庫)
水野泰治武蔵野殺人ルート4の密室 についてのレビュー
No.17:
(5pt)

ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常の感想

ようやく2巻目。ドラマで内容は知っていましたが雰囲気は楽しめました。「時計じかけのオレンジ」が個人的ベストです。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)


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