■スポンサードリンク
水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数401件
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
鮎川哲也さん初読了。日本の時刻表トリックものの先駆け的作品にして快作。解かれてみると真相はいたってシンプルだった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
①ノックス・マシン ②引き立て役倶楽部の陰謀 ③バベルの牢獄 ④論理蒸発ーノックス・マシン2 の4編。 ③以外は「ミステリの歴史」ミステリー×SFといった感じ。②が特に面白かった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
海外ユーモアミステリ短編集。会話がホームドラマのように軽快で面白かった。表題作の二転三転するストーリーは本格ミステリとしても傑作。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
ここ最近はロジック系のミステリが続いていたので久々にトリック重視のミステリを読んだ。フーダニットを排して密室状況の覆し方に重点を置いていて面白かった。 個人的ベストは消去法による推理が爽快だった「佇む男」と、前3編と一線を一線を画するバカミスの「密室劇場」です。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
Qの事件簿シリーズ折り返し地点。万能鑑定士vs万能贋作者の回。ある一点の「気付き」によって形勢が逆転し謎が解かれていくのは安定した爽快感がある。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
「不死蝶」と「人面疽」の2編収録。 「不死蝶」は犯人を炙り出すためのトリックが爽快だった。 「人面疽」の真相は某医療漫画を思い出した。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
裏染天馬シリーズ(あるいは青崎館)2作目。随所に放り込まれるサブカルチャーネタが笑える(分からないのもあるが)。今回はアリバイ崩しもの。これがパズラーと言う物だろうか。犯人を特定する最後の条件となった○○(文字数とは関係無し)には気付けなかったが読み返してみるとさりげなく提示されている。条件を1つ1つ積み上げて犯人を絞っていく過程は読んでいてわくわくさせられた。裏染自身の謎についても今回は少し触れられたのでシリーズを通して徐々に明かされていくと予想。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
雰囲気は森博嗣+綾辻行人といった感じで、メフィスト賞作品にしてはオーソドックスなクローズドサークルものの理系ミステリでした。探偵役が数学者という事もあってかまさにこれしかないという解でした。ただ、建物のとある仕掛けと第1の事件のトリックは気付かれずにやるのは流石に無理なように思います。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
超人的な身体能力と名探偵としての頭脳を持った犬頭という謎の男が魅力的でした(正体を明示しないまま終わるのもよかった)。ミステリの部分ももちろん堪能できました。それにしてもここまで力技で解決してしまう探偵も珍しい
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
トリックに対する自分の推測が的中して小躍りしていたらその直後からの、恒例「抜け穴」の場所・真犯人・そしてストーリー全体の仕掛けにまんまと嵌められた(綾辻さんはフェアプレイなので当たる時は当たる)。これは流石に分からなかった。巻を追うごとに面白くなっていく。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
東川さんの新シリーズ。女探偵版烏賊川市シリーズっぽいかなと思ったらそれともまたテイストが違う。アリバイ崩しものが多め。「女探偵は眠らない」と「ひらつか七夕まつりの犯罪」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
過去3作とは何かが違う雰囲気で始まり、終わってみれば見知らぬ土地にいたような何だかそんな気分になる。予想される展開に対して、そうならないでほしいという心境にさせられるのは、どちらかと言うとホラーに近い手法に感じられた。真相のショッキング度は今までの館シリーズNo.1だと思います。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
碓氷優佳倒叙3部作に続く連作短編集にして最後の碓氷優佳シリーズ。3部作を既読ならば最終話の結末に戦慄させられる。日常の謎の形をとってはいるが、これもある意味では倒叙ものと言える。最後の小春の言葉も切ない。碓氷優佳の純粋で残酷な本質は(3部作を既読の)読者は知ってはいても、これが日常の謎という形をとっているため一時的に忘れてしまう為不意打ちを食らわされる。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
中編集かと思ったら1つの長編だった。「犯人当て」は完全排除・「偶然狙いの許容」という特殊な状況設定が面白かった。結末は…やたら誰の言動かを逐一説明するなと思ったら…予測できない超展開でした。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
麻耶雄嵩作品2作目。探偵が、推理や調査は全て使用人に任せて自分は指示を出すだけという、メルカトル並みかそれ以上に型破りな探偵。「雑事は使用人に任せておけば良い」と言うのか彼の理念ですが、じゃあ何が面白くてやってるんだというツッコミが頭の中で終始鳴り響いてましたが、設定としては面白かったです。個人的ベストは「トリッチ・トラッチ・ポルカ」と「春の声」です。ところでタイトルは「富豪刑事」からきてるのでしょうか。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
京極夏彦作品初読了。慣れないうちは冗漫で退屈に感じられたが読み終えたときの達成感が心地よかった。京極堂の薀蓄が伏線となり後になってその意味を持ってくる仕掛けは面白かった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
登場人物が誰一人自殺以外を疑わないという心理的なクローズドサークル(「場所」では無く「概念」から脱出出来ないという意味で)物。お前ら人良すぎだろとか人ん家で自殺すんなよとか突っ込みどころはあるが、ある意味本格ミステリのお約束を破っているのが面白かった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
夏樹さんのデビュー作。最後の最後に明かされた真相に感動しました。社会派推理小説とヒューマンドラマを描きながら、そこにアクセントとして本格ミステリの要素をプラスしている。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
耕助の登場とともに一気にストーリーが加速し解決へ向かう。獄門島に比べるとリアルな動機。耕助登場以降からが特に面白かった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
森村さん2冊目は短編集。当時の社会問題(現代にも通じる)とミステリーが密接に絡み合っている。島荘ばりの大トリックから結末がゾッとするホラーテイストなものもあって面白かった。
|
||||
|
||||
|