■スポンサードリンク
水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数224件
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
第151回直木賞受賞作。ハードボイルドにしてヤクザ小説、あるいはユーモアサスペンスといった印象でした。殺伐としたストーリーながら、軽快な大阪弁の掛け合いが面白かったです。シリーズものでしたが前作を読んでいなくても問題なく読めました。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
「とむらい機関車」・「カンカン虫殺人事件」・「あやつり裁判」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
東川さんのシリーズ物は2作目からが本番。コメディパートに伏線を巧みに隠し解決パートで構築する技法は前作よりも遥かに噛み合っている。ダイイングメッセージの使われ方が独特だった「魔法使いと死者からの伝言」と、傘のロジックに爽快感があった「魔法使いと傘の問題」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
鯨統一郎さん初読了。誘拐犯からの奇妙な指示、それ以外はオーソドックスな誘拐ミステリかと思いきや、用意周到に張られた伏線とミスディレクションにひっくり返されました。これは想定外でした。探偵役を第三者に移すことで、誘拐ミステリで「犯人当て」を成立させてるのが面白かったです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
<小市民>シリーズ第2弾。各章で張られた伏線が鮮やかに収斂し、ビターな結末、そこから後シリーズへの転換となっています。1章の倒叙ミステリ風日常の謎と、エピローグで全てを収束するロジックは特に秀逸でした。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
泡坂妻夫さん2冊目の読了。長編の中に短編集が挿入されている。ただし奇をてらっているわけではなく、作中作も単独で面白く、解決編で効果的に使われている。ロジカルな消去法的推理も自分好みでした。奇術好きならより楽しめると思います。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
有栖川有栖さん3冊目の読了。まさにパズラー。謎の提示・推理合戦と検証・解決編とそれぞれの部分で楽しめました。解決編まで推理してみる余裕があったのがその要因。解決編前半の臨場感と後半の切なさが対照的。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
明治・大正・昭和初期を舞台とし、花の名前と心中をモチーフとした作品集。「藤の花」・「桔梗の宿」・「戻り川心中」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
数学ミステリシリーズ初の長編。読者への挑戦状が挿入されていたりと、長編ならではの濃い内容になっていて面白い。探偵役を数学が絡んだ部分とそうでない部分で、渚と武藤さんに振り分けているのも良かった。トリックとその解法も数学的な美しさを存分に味わえた。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
「奇妙な味」短編集。真相または後の展開を暗示する幕引きが不気味さを高めている。「山荘秘聞」・「玉野五十鈴の誉れ」が特に好きな話です。
|
||||
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
「赤毛連盟」・「まだらの紐」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
作者の遊び心とフェアプレイの精神が発揮されている「薔薇荘殺人事件」と、アリバイ工作と解決編での手紙のやりとりも面白い「砂とくらげと」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
鬼貫警部との共演がある「呪術再現」と、状況設定と密室トリックが秀逸な「赤い密室」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
数学ミステリ第3弾。今回はストーリーの進行に重点を置き、数学の難易度を上げてミステリの難易度を下げている(「プラトン「立体城」殺人事件」は例外)印象で、過去2冊とも違う書き方をしていて面白かったです。「プラトン「立体城」殺人事件」と「武田斐三郎の街で」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
数学パズラー第2作。今回はトリックより論理に重きを置いているように感じました。長谷川千夏、キューティー・オイラー初登場など登場人物が出揃ってくる。個人的ベストは細かな伏線が華麗に収束した「麗しのルイ嬢」、「不思議の国のアリス」、に数学的アレンジを加えた快作「不思議の国のなぎさ」です。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
「言葉という海を渡る船を編む」国語辞典編集に関わった人達の群像劇。ユーモラスな文章で、個々の登場人物も魅力的で面白かったです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
館ミステリのようでもあり旅情ミステリのようでもある。二重底の劇的な結末が痛快だった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
会話のテンポがいい。全話との微妙なリンクの仕方も面白い。「僕の舟」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
青崎有吾さん初の日常の謎短編集。「針宮理恵子のサードインパクト」・「その花瓶にご注意を」が個人的ベストです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
超常現象に対して、人為的なものがである可能性がすべて排除されれば、その原因を人外のものとしてその法則や発生機序を推理していくオカルト+本格ミステリ。個人的ベストは「一歩ずつ進む」と「ナナカマド」ですです。
|
||||
|
||||
|