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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数109件
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森博嗣の真の処女作にしてS&Mシリーズ2作目。端正なロジックと密室トリックが合さった佳作。暗号の使われ方も効果的だった。
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堂シリーズ4作目。バックストーリーの転機となるであろう作品。今までのシリーズの中では一番謎解き部分と数学ネタが面白く感じられたが、結末と動機が理解しにくいせいか消化不良な印象がある。
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アントニイ・バークリー初読了。自殺か他殺か、それとも病死かあるいは事故か--。多重解決物の醍醐味は複数の選択肢を検証していく「情報集め」の過程にあると思う。自白に向かわせていく論調と、あるアイテムの扱われ方が非常に効果的だと思いました。
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2014年8月時点で石持浅海さん最長の作品。特殊なコミュニティ内での事件という点で「扉は閉ざされたまま」や「水の迷宮」を、不思議なカリスマ性を持った人物の死を発端としている点で「月の扉」や「届け物はまだ手の中に」をそれぞれ連想させる内容でした。前半が人間関係や状況設定の描写に力を入れて書かれているため少々退屈に感じられましたが、後半はその設定を根拠として構築されたロジックには惹きつけられました。
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第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作。主要登場人物達の中で交わされるオカルトや都市伝説に対する捉え方の違いなどは興味をそそられた。その事件の何が謎なのかを明確に提示する技術は優れていると感じましたが、真相の提示が少々アンフェアに感じられてしまったのが不満点でした。
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青柳さんの浜村渚シリーズ以外ではこれが初読了となります。妖怪と人間が共存する自治体を舞台にした社会派エンターティメント・青春小説として面白く読めました。発生する事件が常に妖怪絡みであることを念頭に入れれば変則の「日常の謎」としても読めると思います。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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「さよなら神様」が出たのを契機に読了。児童書レーベルで出されたとは思えない救いのないラストに唖然となりました。最初はキツいブラックジョーク程度に思ってたけど……。「神の如き名探偵」へのアンチテーゼなのかとも思いました。 リドルストーリとしては3通りの解釈ができるのは面白いと思います。
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伊藤計劃さん初読了。近未来を舞台としクラヴィス・シェパードとジョン・ポール、繰り返し言及される「虐殺器官」を主軸としたハードSF。SFは不慣れなジャンルでしたが、全体に漂う仄暗い雰囲気と衒学的な文章、終盤に明かされる「虐殺器官」の真相に引き込まれました。
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15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。まさに言霊による負の連鎖が引き起こした悲劇。淡々とした独白が繰り返されることでその感覚は一層強まっている。
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「波形の声」・「蚊」が個人的ベストです。
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初読了の江戸川乱歩長編。前半は2種類の密室殺人、後半は冒険活劇。猟奇的な真相と切ないラストシーンが印象に残る。
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倒叙ミステリにして鉄道ミステリ。実予弁のとぼけたような口調とねちっこいほどに緻密なロジックが特徴的。個人的ベストは「外田警部、のぞみ号に乗る」です。
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金田一耕助のジュブナイルミステリ。ジュブナイルにしては割とドロドロした舞台設定ですが、謎の核心に迫っていく雰囲気は楽しめました。
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角川文庫の横溝長編の中では最も短い作品。ギリギリまで犯人が分からない構成で、中盤は退屈に感じましたが、クライマックスは良かったです。余談ですが、序盤の等々力警部が金田一をほぼ強引に捜査に協力させるシーンと、彼の朝食シーンはちょっと笑えました。
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「また買ってしまった──。」の書き出しから始まる7篇の幻想奇譚。現代を舞台にしているのにどこかレトロな文章と幻想的な世界観が見事に組み合わさっていて面白かったです。個人的ベストは『こちらX探偵局/怪人幽鬼博士の巻』です。
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「意地悪な食卓」から連なる、「食」をテーマにしたホラー短編集。想像していた内容よりも前向きな結末のものが多かったように思いました。「料理講座」が個人的ベストです。
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久々の赤川次郎。スケールの大きい真相と切ない結末が印象的。
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「教育問題」・「数学の魅力」というストーリーを支配するテーマがあり、事件のwhoとwhyを先に示し、数学的知識を用いて、敵側から提示された謎を推理する。社会派推理小説と本格パズラー小説を同時に成立させていて面白かった。個人的ベストは「悪魔との約束」です。
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汀こるものさん初読了。和風ファンタジー&青春コメディー。個々のキャラクターが立っている(史郎坊さんが好きなキャラクター)と感じた。マニアックなサブカルチャーネタの中に風刺のきいたブラックジョークが混ざるのも面白い。
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泡坂妻夫さん初読了。「掘出された童話」が個人的ベストです。
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