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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数152件
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日本四大ミステリとしては2作目の読了。事件そのものはシンプルなのに膨大な衒学趣味によって主客転倒の様相を呈している。「グリーン家殺人事件」や「翼ある闇」のネタ元探しの点では面白かった。
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魔女狩りを現代に蘇らせたかの様なディストピア小説。重い展開で今まで読了した伊坂作品の中では読んでいて辛かった。伊坂さん独特の台詞回しはいつも通りで面白かった。
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結末の切れ味が良い。「夜の事件」・「目薬」・「ユキコちゃんのしかえし」が特に好きな話です
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アイザック・アシモフ初読了。ロボット3原則を前提とした古典SF短編集。SFであると同時に「近未来日常の謎」であると思う。「ロビィ」と「証拠」が個人的ベストです。
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霞流一さん初読了。タヌキ尽くしのユーモア本格ミステリ。伏線がロジックによって収斂していく解決編が特に良かった。コミカルな掛け合いやタヌキに関する豆知識も面白かった
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大貫警部(四字熟語)シリーズ久々の読了。個人的ベストは「殺人未遂殺人事件」です。
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クリスチアナ・ブランド初読了。ミスリードの巧さに唸らされた。シンプルなだけに悔しい。余談だが所謂「ミステリにありがちな台詞」が結構出てくるのでそこも面白かった
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第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作。終戦後の雰囲気や見立て殺人を連想させる不可解な謎、ロマンス風味と作者の嗜好が凝縮されているように感じました。多少読みづらさがあるものの意外性はあり、ホワイダニットものとして面白かった。
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谷川流さん2冊目の読了。フーダニットとして読むなら登場人物が出揃った時点で特定できてしまう難易度だが、この作品の本題はそこでは無かった。ある人物につきつけられるのは残酷な世界の構造。語り手に対する違和感も最終章にて明かされる。これを読了した人には「ボトルネック」か「神様ゲーム」を薦めたくなる(笑)。
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森川智喜さん初読了。ロジックとファンタジーの融合。麻耶雄嵩「さよなら神様」や東川篤哉「魔法使いは完全犯罪の夢をみるか?」と似た趣向をイメージしてましたが、第一部は鏡の能力を読者に説明させる安楽椅子探偵形式、第二部はクライムサスペンスといった印象で、第一部が正直な所、期待してたより地味な印象を受けました。読者に解かせる「謎」はあまり多くはないものの、暗号のくだりは感嘆させられました。
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「江戸時代の風習が残っている日本」という舞台設定のミステリ連作集。ホワイダニットの反転と優しさに満ちた結末が秀逸な「ミョウガは心に効くクスリ」が個人的ベストです。
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S・S・ヴァン・ダイン初読了。館ミステリの元祖。「Yの悲劇」に予想以上に似ていた(こちらが元ネタ)。衒学的な文章は国内だと新本格の雰囲気に近い様に思う。
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第21回日本ホラー小説大賞受賞作。 古典的な部分と現代的な部分のバランスが良かった。ホラー的に明かされる真相も意外性があった。
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今年最初の読了。怪奇趣味的で退廃的な雰囲気は、横溝正史の諸作品(特に東京物)がカーを意識して書かれているのを感じさせられた。犯人やトリックに関してはあまり驚きはなかったが、前半の怪奇趣味、中盤のサスペンスフルな展開、解決編のスピード感は探偵小説の魅力を存分に味わえました。
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幼馴染で親友のナナコに誘われ、美咲は舞台監督(ブタカン)として演劇部入部を決める。青柳さんのもう一つのホームグラウンド、正統派文化系部活小説で面白かったです。登場人物もそれぞれに魅力的で、演劇に対する熱気が伝わって来る感じも自分好みでした。それと、ナナコの容態が話数を追うごとに悪化してるのが不安で仕方なくなってくる。
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ネットでの炎上・マスコミによるデマ拡散といった社会問題を背景にしながら、関係者の独白という形で事件の真相が探られていく。関係資料を最後に読んでしまったため問題編と解決編のような読み方になってしまいましたが、「どんなに憶測を重ねても一般人やマスコミは警察にはかなわない」という一種のアンチテーゼのようにも受け取れる結末と、読者の感情をミスリードする構成は面白かったです(笑)。
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クイズ研出身作家の本領発揮!!キャラクタ造形が浜村渚と対照的なのも面白い。個人的ベストは「グンカンドリの気が早い犯罪」と「ナトロン湖畔に愛の像」です。
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S&Mシリーズ8作目。ドラマの放映順で読んできたため間が飛んでいるせいでしょうが、萌絵がそれまででの作品に比べて大人びた雰囲気に感じられました。作者の趣味全開の模型トークが面白かったです。不可解な状況から考えられる可能性を検証していく過程も良かったです。
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TMS治療と幻肢を主軸とした恋愛ミステリ。脳機能に関する話は興味深く読めました。どちらかというと恋愛小説として面白かったです後半のヒロインが完全にヤンデレ過ぎてちょっと怖かった。
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エログロ百合伝奇ホラーミステリー……読んで感じただけでも様々なガジェットが詰め込まれて面白かった。ミステリーは必ずしも推理小説ではありませんので悪しからず(自分はホラーミステリーの印象が特に強かった)。
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