■スポンサードリンク


ももか さんのレビュー一覧

ももかさんのページへ

レビュー数527

全527件 501~520 26/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.27: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ミステリーじゃない

読後、打ちのめされたような、とても嫌な気持ちになりました。
小説としては、お薦めだけど、でもめったやたらとお薦めしたくないような・・・・
複雑です。


悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)
ピエール・ルメートル悲しみのイレーヌ についてのレビュー
No.26:
(7pt)

終わらない

物語が終わっても何一つ終わるものがない。
悲しい小説でした。

小説の大半は悲しみであったり喜びであったり、それぞれの終わり方があるのに
この話は読んだ後取り残されてしまったような、独り冷たい川の中に残されてしまったような寂しさがあるだけ。
映画も撮られているようなので、一度見てみたいと思いました。

ミスティック・リバー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
デニス・ルヘインミスティック・リバー についてのレビュー
No.25:
(4pt)

設定

人物の設定は、評価できるものとして、温度差が気になりました。
犯人の背景と犯人が自白?する温度差。
犯人を追う刑事とその家族の温度差。
一冊を読み終えるころには、刑事の面影・人物像が見えてくるのだけど
今回は、最後まで刑事の顔が浮かばなかった。


烙印 (幻冬舎文庫)
天野節子烙印 についてのレビュー
No.24: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

きっと面白いはず

ミレニアム3部作最終章です。
ここには感想書いていませんが、1部2部とも読んでいます。

三部作の中では一番好きかも。
二作品を読んだあとなので、背景も役者の個性も分かっているせいもあると思う。
でも、それ以上に期待を裏切らない展開でミステリーファン以外の人もきっとこの作品なら高評価をつけるのでは???

突飛した個性的な人物って、回を進む毎に逆に色あせて魅力的でなくなってしまう?個性が没個性的になってしまう場合もあるけど、この主人公達(あえて複数形)は、その魅力が全く失われることなく、益々輝いていく・・・。これが作者の手腕なのだろう。

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
No.23:
(4pt)

好みの問題

思いもよらない展開、そしてスピード感溢れる物語の流れ。
好みの問題だろうけど、好き嫌いがハッキリ分かれる作品かもしれない。
私自身、こういう流れは嫌いじゃ無いし、何度もこういう展開の小説を読んできたけれど
でもなんだろう・・・展開の割には小さく纏まりすぎた・・・ような気がする。

この内容でテンポ良く進むとしたら、最後はもっとアッと驚くようなものを書いて欲しかった。

この作者で最初に読んだ本が「前世療法」だったせいか、この作品はイマイチでした。



ラジオ・キラー
No.22:
(6pt)

いつもと違うミステリーをご所望なら

こういう人間関係、繋がりは初めて読んだような・・・過去にもあったかもしれないけど、毎日読書をする身としては新鮮でした。

内容が詳しく丁寧に書かれているので、いつもとしたら時間がかかりました。
流れが入り組んでいるので一つ一つをしっかり把握していないと、何が何だか?になったかもしれません。

カーリィの本は初めてでした。
もう少し変わった内容も読みたいので、あと三冊は読んでみようと思っています。


百番目の男 (文春文庫)
ジャック・カーリイ百番目の男 についてのレビュー
No.21:
(4pt)

期待したほどには・・・

先に「その女、アレックス」を読んでいるので(なかなかの秀逸だったので)
どんな展開になるのか、ワクワク期待しながら読み進めました。

作者が書いているミステリーというか、恐怖感の設定は分からなくもないですが
「怖い!」とは思えませんでした。
「その女、アレックス」で感動、面白い!と思った方は、そのまま「悲しみのイレーヌ」に進まれた方がいいかも???です。

ルメートル氏の作品だからと思って読みましたが、読まなかった方が良かったかな???

死のドレスを花婿に (文春文庫)
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

とにかく格好良い!

女性なら誰でもハリーに恋心を抱くに違いない・・・とは言い過ぎとしても
半数以上はハリーに恋するに違いない。
(男性だって憧れると思うけど)

ジェットコースターのように流れる展開の中、どの場面でもハリーは男の中の男!
こういう憧れは全世界?共通なのだろうな~と、うっとりとしてしまう。

三級刑事だから、ハリーが格好良く見えるのか、事件がなくても(平凡な日常の世界でも)
ハリー自身が格好良いのか・・・
やっぱり事件が絡むから格好良いのだろう。






トランク・ミュージック〈上〉 (扶桑社ミステリー)
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハリーボッシュ、9冊目

ボッシュシリーズで一番好きな小説は?と聞かれたら
「ラスト・コヨーテ」「夜より暗き闇」「暗く聖なる夜」・・・・迷って迷って、「ラスト・コヨーテ」!
二番目に「ブラック・ハート」か「夜より暗き闇」
(ボッシュシリーズ以外なら、「ザ・ポエット」!これは何も迷うことなく決定なんですけどね。)

今回の作品は、ボッシュシリーズの中では「定番」といわれる流れだったと思います。
ハラハラドキドキしながら、順調に話が進んでゆく。
丁寧なボッシュ?サラリーマンじゃないけど、サラリーマン的なボッシュだったと思います。

最後に、タイトルの「ブラック・ハート」。
何の面白みも魅力もない・・・
私だったら「ドールメイカー」あるいはタイトルそのものの「コンクリート・ブロンド」

コナリーは背後から襲うこともなく?真正面からぶん殴るタイプ?だと思うので
ガツン!と直球でタイトルつけませんか?





ブラック・ハート〈上〉 (扶桑社ミステリー)
マイクル・コナリーブラック・ハート についてのレビュー
No.18:
(7pt)

繋ぎ止めるものは

レオの最後の物語です。
どこまでいっても辛い。
終わりはあるのか・・・幸福という終わり方はあるのだろうか。

どこまでも深い、そして冷たい。









エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)
トム・ロブ・スミスエージェント6 についてのレビュー
No.17:
(7pt)

耐性の問題

痛みに耐えられる人はどうぞお読みください。
耐えられそうも無い人は最初から手に取らないでください。

ソビエト、ソ連、クレムリン、KGB。
スターリンの巨像が倒されたのは何年前だったのか。
テレビニュースで見たことは記憶にあるのだが、周りの人々、広場にいた人々の記憶はない。

あの時インターネットが今のように世界に通じていたら、どんな映像が見られたのだろう。
ふと、そんなことを思いかけて、でも、知らない方がいいことも沢山出てきただろう・・・
と、そこで思考をやめた。

グラーグを読み終えた今、もう一度スターリンのことを調べてみようと、映像で見られるのなら、探してみようと、そう思わざるを得ない小説だった。


グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)
トム・ロブ・スミスグラーグ57 についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

面白さも謎解きも。

ユーモアもあふれ、謎解きも難解で、あれもこれもてんこ盛りでした。
Qシリーズはこれで三作目ですが、相棒とのやり取りは一番良かったかも。

遠いところの話なのに、舞台が身近に感じられるというのは、一流の翻訳ものということでしょう。
事件自体はおぞましい限りですが、読み終わったあとに残るもの。
主人公と相棒たちの人間味に救われたということなのかな。


特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.15: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アサド!大好き!

前作「檻の中の女」のレビューでは、タイトルと表紙のことを触れましたが
今回の作品は、タイトルも表紙も(たとえどんなタイトルであっても)(特捜部Xや特捜部Aであっても)まったく気にすることなく、どんどん読める面白さ満点でした。
私は「檻の中の女」より、こちらが好きかも・・・。

まだ読んでいない方には是非とも手に取っていただきたい!
ユーモアあり、ハラハラあり、絶対に損はないです。
(途中、何度も声を出して笑ってしまいました)・・・(笑



特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
No.14: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

タイトルと表紙の大切さ

この内容なら、「その女アレックス」や「ミレニアム」より売れる・売れたはずなのに。
まずタイトルの昭和感。表紙の魅力のなさ。
内容がいいだけに残念ものでした。

警察物は、やっぱり相棒が大事。
主役のカールはジャンレノのようなイメージ。
相棒は(なぜか浮かんだのは)オバマ大統領でした。
 
しばらく特捜部Qを読み続けます。

特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

原文で読んでみたい

ジョンハートのように淡々とストーリーが進んで行く。
描写は(話の内容はともかくとして)繊細で美しい。
原文は流れるような文章なのだろう。

上海の場面で上海の匂いがしない、イギリスでもイギリスの匂いは少ししかしない。
「城之崎にて」のように、文学作品としては優良なのだろうが、私は少し濁った水の方が好きだ。


わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)
No.12:
(6pt)

凄く読みやすかった

今テレビで話題の人、羽田さんの小説を読んでみました。
長崎弁が良い具合に混じっていて、長崎在住の私には凄く読みやすかったです。
ああいうおじいちゃんって、いいなぁ~。根っこが深そう。

もっぱら海外小説ばかり読んでいる私ですが、羽田さんがこんなにも軽快に書いてくれるって、
やっぱり嬉しかったです。
日本の小説もたまにはいいなぁ~。

スクラップ・アンド・ビルド
羽田圭介スクラップ・アンド・ビルド についてのレビュー
No.11:
(3pt)

軽快なのか、それとも?

捜査のことは別として、たぶん笑う場面なのだろうな~と思えるような会話があります。
翻訳のせいなのか、元々?なのか、近未来の話なのに(たぶん、2050年とか書いてあるので)会話自体が古くさくて、途中飛ばしながら読んでしまいました。

作者自体が、殺人事件だけども途上人物の会話は楽しくウィットに富んでて「お洒落」でしょ?とアピールしたいのか、それともこういう風合いが読者の心を捉えて離さない!と思っているのか・・・
小説の内容よりも、設定の方が気になりました。
これが今ウケル会話なのなら、私は今を生きていないのだろうな・・・(笑

初めての作者の本でしたが、これから先もう読むことはないでしょう。


死者のための聖杯 イヴ&ローク28 (ヴィレッジブックス)
J・D・ロブ死者のための聖杯 についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

エルロイの心が知りたければ

今まで6冊?エルロイの小説を読んできて、初めて彼の心が分かったような気がした。
謎の小説家、彼って普通の人?それとも・・・。
心も残虐なの?それともホントは純真な人?
彼の小説を読む毎に謎が深まっていく。

求めているのは、愛。
それも単純に人が人を愛する・・・人と人の間に愛がある。
それを求めて、信じて、そのために生きている人なのだと。

小説は彼の心の手段。
模索しながら、その奥へたどり着ければ、彼の純粋さが分かると思う。

ホワイト・ジャズ (文春文庫)
ジェイムズ・エルロイホワイト・ジャズ についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

砂漠に吹く風

読書が趣味でよく本を読んでいます、ベストセラーものは全部チェックする方です・・・なんて人にはエルロイを勧めてはならない・・・のかも。
極めて危険、でも魅力的。

普段の生活に刺激が欲しい人。
今まで読んだことのないような展開を求めている人。

そんな人にはお勧めです。
読んだあと、きっと砂漠を感じるでしょう。
ビッグ・ノーウェア〈上〉 (文春文庫)
No.8:
(4pt)

厳密にいうと、4と5の間。お薦め。

警察小説、犯罪小説を主に読んでいるものにすると、最後が意外でした。
これ以上はネタバレになるのでやめますが、作者自体、最後がこれで良いと思ったんだろうか・・・
私だったら、別のラストをもってくるだろうな・・・と思いました。
良かった点は、スコットランドに興味をもったこと、地図を見ながら、地名を確認したり、大体の距離感を自分で確認したりしながら、楽しめました。

黒と青〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
イアン・ランキン黒と青 についてのレビュー