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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数213

全213件 121~140 7/11ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.93:
(5pt)

映画があるそうなのですが

見ていません。

ミステリーというより、SFですね。
SFとは相性が悪いので、この小説も私にはいまいちピンと来ませんでした。
文章自体はジェイムズらしい?ものなのですが、内容がちょっと無理があるのでは?とも思えるもので
(それがSFなのですが)あまりお薦めできるものではありませんでした。

ジェイムズは、普通の?警察ものがいいですね!
人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.92:
(6pt)

なんとなく陰湿

描写の向こう側に何か陰湿なものがずっと潜んでいるような小説でした。
ミステリーというよりも、「告白もの」といった方が分かりやすいかもしれません。

どんな内容であれ、最後はスッキリしたかったなあ~。
後味悪し。

私家版 (創元推理文庫)
ジャン=ジャック・フィシュテル私家版 についてのレビュー
No.91:
(6pt)

これはこれでアリ!かもしれない

ちょっと変わったミステリーでした。
最初はどこに焦点を絞っていいのか、戸惑いながら読んでいましたが
途中から「これはこれでアリ!かもしれない」と、見方をかえてからは楽しめました。

ただ、結末や話の流れが好みではなかったので
2作目はもういいかな。

内なる殺人者
ジム・トンプスン内なる殺人者 についてのレビュー
No.90:
(6pt)

SFっぽい?

早川書房の本かと思いました。

最初の三分の一ぐらいまでは興味をもって読めましたが(それなりに内容も面白く展開していったので)
半分を過ぎると、単調な調子に飽きてしまい・・・。
段々と、結末なんてどうでもよくなり、「やっぱり、こういう風に派手に?始めちゃうと
後半がうまくいかないんだよね~」と思いながら、なんとか最後まで読みました。

普通の?ミステリーにちょっと飽きちゃった人には楽しめるかもしれませんが
あまりお薦めできる本ではありません。
こういうのを読んでしまうと、普通の殺人事件が読みたい!と思っちゃうんですよね~。

リプレイ (新潮文庫)
ケン・グリムウッドリプレイ についてのレビュー
No.89:
(4pt)

なんだろう、この違和感

初めて読む作家だったので、期待して読んでみたのですが・・・。

読んでいくうちに、なんとなくオチが分かる短編もあるし
オチ自体に違和感があるものもあるし・・・。
小説にするほどの題材かな~と思えるものもあるし・・・。
たぶんというか、おそらくこの作家とは相性が悪いのでしょうね。

短編よりも、1つの題材をじっくり長く書いた方がいいのかも?と。

こういう駄作(と言い切ってしまうと失礼なのかもしれないけど。十分失礼だけど)
ものすごい長編で、苦労して苦労して読んだあと、しばらく他の小説を読みたくないほど、余韻に漬された小説って
ホント!素晴らしい出会いだったのだと、しみじみ思いました。




邪眼: うまくいかない愛をめぐる4つの中篇
No.88:
(6pt)

サイコパスものなら、やっぱりエルロイ!

久々にエルロイ読みました。
前回の小説に辟易したので、もう読むのは止めようかと思っていたのですが・・・。
年に一~二度、無性にエルロイを読みたくなるのです。
(これはスティーブンキングにも言えることですが)

この小説は読んで良かった!
ずーーーーっと、殺人についての下りがあるので、血を見るのも嫌!という方にはお薦めできません。
でも、エルロイのファンの方には是非読んでいただきたい。
この小説の特徴は、登場人物の体臭?臭いが此方に伝わってくる、生々しさではないでしょうか。
殺人事件そのものの臭いよりも、登場人物の臭いがよく表現された、作者の意図が(たぶんエルロイ自身もそこを狙っていたと思うのですが)成功した本になっていると思いました。

キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)
No.87:
(6pt)

テンポの良いミステリー小説

テンポ良く物語が展開するので、アッという間に読めます。
でも、内容が軽め?なので、日頃重厚なミステリーを読んでいる人には物足りないかも。

読んでいる途中、ちょっと嫌気のさす場面もありましたが
表紙の女性で随分と癒やされました。
やっぱり表紙って大事なんですよね。
欲をいうと、タイトルは英語じゃなくて日本語で決めて欲しかった・・・。

日記風に細かく分かれているので、通勤列車で読むとちょうどいいのかも。
ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)
No.86: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

記憶シリーズとしては、ちょっと甘い!

「緋色の記憶」「夏草の記憶」「夜の記憶」
この三冊が面白かったので期待して読んでみたのですが・・・・。

記憶シリーズとしては、構成が甘く
そして内容も首を捻るところが多く、ミステリーとしてもちょっとどうかなあ~。
ちなみに一番好きなのは「夜の記憶」
やっぱりこの小説は確かに良くできていたと思います。

記憶シリーズとしては、「死の記憶」が一番最初に書かれたので
(「夏草の記憶」「緋色の記憶」「夜の記憶」と続きます)
年々描写力が増したとも言えますね。

死の記憶 (文春文庫)
トマス・H・クック死の記憶 についてのレビュー
No.85:
(4pt)

題名は好みなのだけど

内容は、読まなきゃ良かったレベルでガッカリでした。
もう少し深く掘り下げられていたら、達成感もあったのでしょうけど
全体に薄っぺらくて、とても人様にお薦めできるものではありませんでした。

あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.84:
(4pt)

警察ものと言えるのか?

期待外れの一冊でした。

単独行動(全てではないけれど)する刑事。
準主人公ともいえる編集者の女性。
登場する人たち。
感情移入ができないばかりか、合点がいかないところが多く
これで警察ものと言えるのだろうか???と、ハテナマークばかりでした。


漆黒の森 (創元推理文庫)
ペトラ・ブッシュ漆黒の森 についてのレビュー
No.83:
(6pt)

表紙はパッとしませんが

ミステリーとしてはよく出来ていると思います。
クックの小説って、こういう関係性が多いなあ~と思いつつ
(2人の男性と1人の女性)
最後まで一気に読んでしまいました。
読ませる描写力があるんですよね。
人の心の動きをここまで表現できる作家も珍しいと思います。
トリックがあるわけでもなく、アリバイ崩しがあるわけでもなく
心理の描写だけで引き込まれてしまう。
これがクックの魅力なのでしょう。

心の砕ける音 (文春文庫)
トマス・H・クック心の砕ける音 についてのレビュー
No.82:
(6pt)

内容は別として

ミステリーの展開は好みでした。
少し読みづらいところもありましたが(想像力が必要という点で)
なかなかの力作だと思います。

あと、いつも思うことなのですが
出版社の人って、表紙とタイトルの重要さをどのくらい分かっているのでしょう。
この表紙とタイトルで、「読みたい!」と思う読者がどれだけいるのでしょう。
私はクックファンだから、全作品を読み通そうと思ってのことでしたが
本屋さんでこの本を手にとって、「買いたい!」と思う人がいるのでしょうか?


熱い街で死んだ少女 (文春文庫)
トマス・H・クック熱い街で死んだ少女 についてのレビュー
No.81:
(5pt)

期待したほどでは・・・。

読み終われば、「あ~なるほど」と思える点もあり
構成力の高さは十分あると思いました。
ただ、年がら年中ミステリーを読んでいる身としては
ちょっと物足りなかったかな。

悪くはないです、
でも、あまり期待しない方がいいかな。

殺人交叉点 (創元推理文庫)
フレッド・カサック殺人交叉点 についてのレビュー
No.80:
(5pt)

初めての人は面白いのかもしれない

映画を知っているものとしては、結末が(たぶん、分かっているものとして)
分かっている分、楽しめませんでした。
それと、本の表紙に映画に出た俳優たちの写真が載っていたせいか
読みながら、彼らの顔がちらついて離れず、集中できませんでした。

映画を観たこともなく(アランドロンの「太陽がいっぱい」)
話の筋を全く知らない人には面白いのかもしれませんが
ちょっとでも知っている人にはあまりお勧めできません。


リプリー (河出文庫)
No.79:
(6pt)

ここまで捻らなくても

翻訳のせいか、元々読みづらい文章なのか
ダルジールものとしては、ちょっと読み進みづらい小説でした。
内容ももう少しサラリと?していた方が、ダルジール警視が活きたような気も。

ただ、ユーモアのセンスは相変わらず抜群なので
ダルジール警視ファンとしては、その点は満足でした。

甦った女―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル甦った女 についてのレビュー
No.78:
(6pt)

想像力がかなり必要です

最初から最後まで想像力との戦いになります。
でも、頑張って読むと、いいことあるかも。

ジェイムズものとしては、ちょっとつまんないかな~と思う場面もありますが
時代背景やその土地で暮らす人々の様子など、興味のあることも多く
ミステリーではあるのですが、「知らなかったことを知る」
本を読む原点に帰ったような。


灯台 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
P・D・ジェイムズ灯台 についてのレビュー
No.77:
(5pt)

何が問題なんだろう?

PDジェイムズの本を読んだあとだったからでしょうか
つまんないなあ~と思いながら、とりあえず最後まで読んでみましたが
やっぱり最後まで面白みに欠ける小説でした。

原題は分かりませんが、「凍える街」タイトルも平凡すぎるし
女性同士の会話がとげとげしくて、いやな女達だなあ~と。
出てくる男達も魅力に欠けるし。
ホルトの小説はもういいかな。
凍える街 (創元推理文庫)
アンネ・ホルト凍える街 についてのレビュー
No.76:
(6pt)

やっぱりダルジール警視って、重要なのだと

あらためて気付かされた小説でした。
彼の登場場面が少ない分、他の役者が?良い味出してます。
ダルジール警視ものを数多く読んでいくと、その人が出てきただけで
笑いがこみ上げてくるような・・・。
喜劇みたいなものです。

ダルジールものって、やっぱりチームで作り上げるものなのですね!
ダルジールの死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒルダルジールの死 についてのレビュー
No.75:
(6pt)

エリーが主人公?

ダルジール警視ファンとしては、登場場面が少なくて物足りない小説でした。
あと、オデッセイ?みたいな小説が途中途中に挟まれた形になっていますが
たぶん、これは私の推測ですが、ヒル自身が本来書きたかった戯曲?なのではないでしょうか。
ずっと推理小説を書いてきて、たまには戯曲でも!と思ったに違いありません。
あるいは、若い頃、戯曲を書いた経験があるのかも!

ただ、そのヒル自身が書きたかった戯曲(私の推理ですが)
面白さがイマイチ分からなくて、途中全く読みませんでした。


武器と女たち―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル武器と女たち についてのレビュー
No.74:
(6pt)

ダルジール警視もの

警視ものとしても、単なるミステリーとしても
そこそこ楽しめると思います。
ただ人間関係が複雑で、登場人物の欄を何度も何度も行ったり来たり。
苦労しながら中盤までいくと、段々と全体像が掴めると思います。

ひとつだけ。
題名の「子供の悪戯」これがいただけない。
タイトルって大事ですよね~。

子供の悪戯 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ダルジール警視シリーズ)
レジナルド・ヒル子供の悪戯 についてのレビュー