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メタボラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 21~40 2/5ページ
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最初、読みにくく感じたのは独特の方言?でしたがロードムーヴィー小説としても、沖縄を知っている人知らない人もイメージ出来る小説で、読み出したら止まりません。 深刻な内容も登場しますが、このような説明抜きの恋する気持ちが通じる人には良い恋愛小説でしょう | ||||
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ちゃらんぽらんな生き方をするジェイクが言うセリフに、しばしば、どきっとするような真実が見えて私にはそれが魅力の一つでした。 なんとか塾、イズム、ゲストハウス。ナイチャーの吹き溜まりのような面もある沖縄のサブカルチャー。 嘘っぽさがなく、いちいちbelievableで面白かったです。 | ||||
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厳しい家庭環境の中、前向きに生きることの難しさを痛感させられた。 雄太には心底同情してしまう。 | ||||
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本が思う以上に早く着いたうえに綺麗な状態できて大変満足でした | ||||
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「すっげー!」 の一言。10年以上沖縄に住んだ経験のあるナイチャーだが、ガープ川を引き合いに出すあたり、筆者の力量がハンパない。ジェイクの吐くセリフ、ひとつひとつがリアリティに富む。お見事。 確かに、作り物っぽい雰囲気があって選挙の話なんて沖縄の実情を反映しているのは言い難い面もある。 でも、すっげー!ここまで小説がなりきりを可能にするものなのか? OUT、柔らかな頬、ナニカアル、東京島…筆者の主立ったものは既読だが、これが一番すっげー! | ||||
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確かに現代社会の抱える問題を盛り込み過ぎの感覚はありましたが、面白く最後まで読み通せました。今でも心に残っています。 | ||||
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読み始めから何だかピンと来なくて、 途中でやめてしまいました。 気分が変わったらまた挑戦します。 | ||||
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カバーも中身も綺麗で、しかも腰巻き付きで、新品かと思いました。満足です。 | ||||
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〈僕〉がジャングルで出会った、ワイルドでクールな宮古青年、17歳ぽっちのジェイクが、バカでバタでバカすぎて、最後に少し泣けた。 | ||||
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沖縄を舞台に、若者の孤独・孤立と共同体との両側面を描き出している。若者の共同体として描かれているのはルームシェア、シェアハウスやサークルであるが、その組織も一時的なものであり、若者たちのつながりが、いかに刹那的であるかを描き出している。そして、そうした描写は昨今みられる若者バッシングのような、偏見によって塗り固められているのではなく、格差や貧困と隣り合わせであるという点に、リアリティを見せているところに作者の感覚の鋭さを感じた。 また、沖縄経済は基地産業に依存していて、基地がなくなってしまえば自分自身の食い扶持を失うことにもつながる、と登場人物が語らせた場面が印象的であった。これは決して基地への賛同を示しているわけではなく、いかんともしがたい住民の葛藤と苦悩なのである。基地によって生活は抑圧を受ける、しかし基地が無くなってしまえば地域産業そのものが廃れてしまう。311以降の原発の問題にもつながる視座であり、小説を通じて重要な問題提起をしている。 | ||||
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記憶を失った男、施設から脱走してきた男、 二人の男が 女の世話になりながら、裏切り、旅に出る、、、 はじめ 沖縄の方言のせりふが、なまりがきつくて意味不明だった。 沖縄の現状がたとえ小説とはいえ、詳細に取材しているのがわかる。 ただ 記憶を失った男は、本当はもっと恐怖に怯えるのではないか? | ||||
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ゲストハウスに住み込む男、ホストになった男 それぞれの過去があきらかになる。 家庭崩壊、格差社会、失われた雇用、沖縄の基地問題、 今の日本の背景が絡み合い やがて二人をまた結びつける。 派遣労働、外国人労働、実態はもっとあくどいが取材は抜群 | ||||
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日本における女性ハードボイルド路線の先駆けと評される本著者、桐野 夏生(きりの なつお、1951年10月7日 - )は、石川県金沢市生まれの小説家。別のペンネーム野原野枝実(のばら のえみ)や桐野夏子の名でロマンス小説、ジュニア小説のほか、レディースコミック原作も手がけているとのこと(Wikipediaより)。Amazon他レビューを読み著者の作品を初めて読みました。上巻P1 〜350、下巻P1〜P374ですが4日で読了。 結論ですが、「小説家の描写力に関心がある」、「自分の存在意義ってなんだっけか?」、「バックパッカー(旅)好きだわ〜」、「派遣・請負労働などに関心がある」方などに一読の価値があると感じました。是非読んでみてください。以下詳細です。 「家族離散、雇用難民、偽装請負。…後戻り出来ない現代の貧困を暴き出す」と文庫の裏表紙には記載があります。が、下巻の最後に評論家の宇野常寛氏の解説にある通り、著者により暴かれたそれは貧困の現実(=現代的な工場労働や夜の世界における搾取構造)よりも、現代の格差社会における問題の本質をアイデンティティ不安=承認の問題ではないか、と提起する部分でしょう。 社会的生き物である人間は公共生活(親類・他人を含む周囲の人)との繋がりにおいて自らの存在意義を定義している、とはよく耳にすると思います。終身雇用の崩壊(=労働市場の流動化)により労働で存在意義・社会的な繋がりや自らの必要性を認識出来なくなってしまった現代の多くの人々。この新しい社会への対応を著者は構造的に4分類として描き出しているようです。 <大分類では2つ> それでも労働を通して自らのアイデンティティを確立しようとするもの、ローカルなコミュニケーションによる承認の獲得を目指すもの。選挙戦やビジネスに傾倒していく釜田やイズム、ホストクラブばびろんの店長などは前者、沖縄で将来への展望や人生設計を持たずに享楽的な生活を志向するミカやリンコ、小沢やフウヤンは後者か。 <小分類で2つ> 男性的、女性的なるもの。こちらの分類が著者の特徴的な分類とされているようです。労働による存在意義を確認出来なくなってしまった男達(男女の性差における優位性の崩壊)。それでも男であろうとする者は自分探し系になり、それを放棄した者がローカルコミュニケーションを志向していく。 登場人物達がどれに当てはまるか、またどう変化(新陳代謝)していくのかは読者の判断でしょう。それよりも個人的に私は他レビューの「奮い立った」とか「希望がある!」の書き込みを見て小説家の解決策のようなものを期待して読んだ口なのですが、ものの見事に裏切られましたね。。。漫画で例えると闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)を読んだ後のように「彼ら・彼女らには抜け道がないじゃん…」としか思えない内容になっています。そもそも「抜ける事」に登場人物(あるいは読者も?)達は希望など感じていない。その分類の中でのアイデンティティの確率を目指しているように私には感じました。 なお、評価についてですが、現代の一般大衆のアイデンティティ不安に関して2007年当時、ないしそれ以前に構造的な考えを示した事、「僕」や「アキンツ」、「銀次」、「佐織里」などの多様な(各々真逆とも言える)登場人物の特徴や心理描写、風景描写をこれほど精査に文章化できる力量、崩壊する「香月家」のリアルなどは非常に一筆なものがあると思うのですが、上記期待したものが得られなかった事、「…で?」感が個人的に強すぎる事(やはり解決策や方向性などを淡く期待していた為だと思います。つまり新陳代謝してほしかったのは本作により新境地に至ったらしい作者や、登場人物ではなく私自身だったのかと。)などもあり星3つとさせて頂きました。それでも一読の価値があることは再度付記させて頂きます。 | ||||
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村上春樹もよくしてる二人語りで構成されてます。 記憶喪失の謎を知りたいのも有りましたが、ネクラは私はネクラなギンジの語りが楽しみでした。悲惨だけど・・。 女の子の事ばかり考えててアキンツみたいな人はどうも共感できない良く分からないってのが正直な気持ちでした。 でもラストでアキンツはギンジの友情を甚く感じたと思います。感涙ものです。 | ||||
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「ココニイテハイケナイ」って声が聞こえるなんて、第3の存在を感じさせる様なドキドキ感がありましたが、やっぱり超リアルな若者の話でした。 だらしない?若い男の子の話なのに、読んでて違和感がないのがすごい。 ジェイクのあっけらかんとしたキャラクターが好きで、友達にもこんな調子の良いやついるな〜なんて苦笑しながら読んでました。 でもだんだん2人がいろんな意味で追い詰められていく様子がリアルすぎて怖かったです。 | ||||
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重量級小説。 毎回桐野節描写には激震を覚えます。 タフネスなテクスト。 イズム・・・読んでいて、多角世界が繰り広げられ、、、 outでもそうだったけど、ミクロ世界な、誤解を恐れずに言うなら、繊細な情景描写。 結末のリアリズム。 厳しい・・・この世は・・・ | ||||
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ミロシリーズにはじまって桐野夏生をたくさん読んだけど これが今までで読んだなかで最高傑作。 あこがれの元クラスメートに金を払い続けるアキンツ/ジェイクは 世の男の悲しみを代弁してくれるようなキャラクターだ。 小集団に君臨してるつもりでも 底の浅さがモロバレのコミューンの責任者たち。 そこに集まってくる運に見放された若者たち それでもみんなどこか嫌いにはなれない。そういうふうに書かれてる。 どうしようもなくて情けなくてそうなってることが伝わってくる。 主人公自身にもっとつっこんできてほしくなる・・・傍観者的でいるのではなく。 逃避するものなりの突破というか反逆がみたくなる。 しかしそれをしないからこの話なのでしょう。傑作です。 | ||||
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桐野夏生の作品は 本作と「グロテスク」「東京島」しか読んでいないので 確かなことは言えないのですが、 この人のテーマは、一貫して 「したたかに生きること」なのかと思う。サバイバル。 したたかに生きていくうえでの滑稽さ、醜さを描いて そのことがいつのまにか 人間(現代人)への畏怖と信頼にまで高められていく。 「デストロイ」「イエローランプ」の2章が 「グロテスク」における「和恵の手記」に相当するのだが みなさんが絶賛するように、鬼気迫るほど圧巻です。 桐野節炸裂です。 私は沖縄人なので、登場する沖縄の地名、地域は 日常的によく知っているのですが、 沖縄の土地勘と描写が驚くほど正確で驚きました。 著者はかなり長く滞在して取材したと思われました。 (事実はどうか知りませんが) cf.それにしても、桐野夏生にとって中国人とは何なのだろう? 私にとって1つの謎である。本人に聞いてみたい。 | ||||
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桐野夏生、 力強い物語を書かれています。 本書「メタボラ」は、 沖縄を舞台に、 記憶喪失の青年ギンジを主人公に、 最愛の友人ジェイク、「安楽ハウス」の人々等、 癖の強いそして我々の身の回りにいそうな登場人物が、 日常に絡めとられていく姿を描いていく。 ギンジの記憶が戻る辺りから、 一気に物語が動き出し、 ページをめくる手がとまりません。 ギンジの過去に対峙する恐れや苦悩がリアルに迫ります。 それは微かに再生の色を帯びており、 ポジティブに読めます。 ジェイクのどこかユーモラスな生き様は、 単純に気のいい悪党ということではなく、 若さの儚さも感じさせます。 爽やかです。 最後のギンジの選択が心に余韻を残す、 唐突と言っていい終わり方は、 心に悲しく迫ってきます。 現代社会の若者の疎外を描いた等、 解釈、深読みは色々可能です。 とは言え、 本書は青春小説として読むのが一番正しいはず。 ホントに面白い小説です。 | ||||
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色々な、社会を織り込もうとしすぎていませんか? ちょっと、人物に無理があるように思います。 沖縄だから・・という意識が強すぎるのでしょうか? | ||||
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