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銃
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銃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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最初の時点で、ありえない。死体をそのままにして・・・なんて。 読んでいて、自分の中の触れてはいけない部分・・見ないようにしている部分を見せられたような気がして、なんとなく恐くなった。 | ||||
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「スリ」や「悪と仮面のルール」を読み、デビュー作である本作を読んでみました。 正直、主人公が薄気味悪いと感じました。あまりいい気持ちにはなれない小説でした。 あえて自分を空にしていた主人公のなかに入り込んだ銃。それに支配されていく過程には、とにかく書かなくてはならなかったと後書きに書いてあったように、なにか奇妙な迫力がありました。 そして、火も読んでみて、常にこの作者は悪を意識して書いているのだなと思いました。もしかしたら、自分達のなかにもあるかもしれない悪。 だから薄気味悪いのかもしれない。 あまり元気がないときに読むのはオススメできませんが、力作ではあるなと思います。 | ||||
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読みながら何度となく「これってドストエフスキーだよなぁ」と感じました。後で知ったのですが、著者はドストエフスキーの愛読者とのこと。確かに雰囲気は出ています。 モデルは「罪と罰」、主人公のイメージはラスコリーニコフでしょうか。ただ、ドストエフスキーでは主人公があこぎな金貸しの老婆を殺してしまうのに対し、「銃」では殺そうと思った隣人を殺せなかったというのが大きな違いです。それでいて最後、激昂に任せて電車の中で殺人を犯してしまうのですから、ここいらへんはカミュの「異邦人」を本歌取りしたのかもしれません。 銃の所持を巡って警察とやり合うところなど「罪と罰」の一場面にそっくりですが、様々な思わせぶりな要素がその後の伏線となることもなく、そのまま放置されて終わってしまったり、全体を通して登場人物のキャラクターが無機質だったりする嫌いは否めません。 こうした瑕疵にもかかわらず、読み進められてしまう小説自体の存在感、インパクトに見るべきものがあったような気がします。荒削りだけどひとつ化ければ面白い。数年後が楽しみな甲子園球児のような作品です。 | ||||
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内面描写が冷たく、無機質に描かれているように感じました。饒舌なのですが非常に空虚というか、銃というものが主人公にもたらす影響を的確に描写していました。銃によって主人公の生活や内面は変化していき、その変化が訪れるたびに、それ相応の分量でもって主人公の内面が何度も描写されるのですが、その描写の表現の仕方はいつも似ているように思いました。それは、作者の表現力が乏しいのではなく、この作者が想像する銃を手にした学生の内面の適切な表現であり、似たような内面描写を重ねていくことで、なにか不気味な世界を構築していっているように途中から思いました。ストーリーの展開の意外性を期待して読むよりも、この主人公が銃とともに、どう変化していくか?ということにスポットをおいて読んでみると面白いかもしれません。展開は決して派手ではありませんが、学生ならこうなっていくんじゃないか?という不気味な説得力を感じました。 | ||||
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文庫版の「タクシードライバー」。 小説として、主人公の感情が伝わりやすく、 すごい作者だと思う。 しつこいくらいの興奮状態が表現されていて、 そういった点は面白い。 ストーリー自体は面白くはなかった。 | ||||
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銃の魅力に取りつかれて、事件をおこす話だと思って結果、そんな感じだった。 でもそんなに退屈でもなく ラスト もう少しなんだけどな、おかしいな おかしいな と繰り返す行為にたいし私が虚しく突っ立てる姿が見えた。 | ||||
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